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運命の出会い

5月

俺の名は、火山かやま ごう。ランクは判別されず、ランク?となっている。属性は赤、能力は『感情の炎(かんじょうのほのお)』感情によって威力が変化する。日本国立第2異能研究学園に通っている。高等部1年だ。

朝日の照らす中、俺は黒木くろき けんと、真弓まゆみ 氷華ひょうかと共に登校していた。

黒木 剣、ランクD俺と同じ高等部1年で同じクラスだ。属性は黒。能力は『黒側の剣ダークネスサイドソード』黒属性の剣を呼び出す。俺の親友で幼馴染だ。

真弓 氷華ランクC俺と同じ高等部1年で同じクラスだ。属性は青。能力は『氷の造形者(フリーズメイカー)』氷を造形し、矢にして戦う。胸が大きく、とても活発な子で同じく幼馴染だ。

俺達は、ある話題について話していた。今日来る転校生の事だ。

『どんな子が来るんだろうなー』

と言う剣に、氷華は剣の前に立ち人差し指を立て

『ケン!変な事したらダメだよ!』

剣は戸惑いながらも、

『別にそんな事考えてないよ』

『ほんと?』

『ほ、本当だよ』

『別に転校生が気になってもしょうがないと思うぞ』

『そ、そうだよな』

剣はほっとしていた。

『へー実は気になってるんだゴウちゃん』

『まあ、それなりに』

俺は言葉をつなげた。

『それより、遅刻するぞ』

『あーわすれてた』

俺達は、走り出した。

だが、俺は途中で立ち止まった。

本来、曲がらない曲がり角に見たことのない女の子が立っていたからだ。

静かな雰囲気で、小柄な女の子だった。

その子が軽く手招きをしていた。

『おーい業ー置いてくぞー』

剣の声がしたが

『先、行っていてくれー』

と、答え女の子について行った。

女の子について行くと、行った事の無い空き地に着いた。

『あなたが火山 業ですね』

突然言われた。

『ああ、そうだが』

俺は答えた。

『なら、実力を試させていただきます』

俺は驚き答えた。

『なんでだよ』

別にあなたに勝ち目が無い訳ではありません。私の属性は緑、あなたの方が有利です』

『だからって』

『あなたは知らないのですか?赤は緑に強く、緑は青に強く、青は、赤に強い。そして、白は黒に強く、黒は白に強い。理解してますよね?』

『ああ、だが』

『問答無用です』

と言い、

風の刃(エアカッター)

突然攻撃してきた俺の手の甲が、浅く切れた。

『これはほんの序の口です』

『ったく、しょうがねえな』

俺は構え、炎を繰り出す。

(フレア)!』

小さな炎が繰り出されたが

風の刃(エアカッター)

真っ二つに空気の刃に切り裂かれてしまった。

今まで無表情だったが初めて笑顔を見せた。

『かわいい炎ですね』

『しょうがねえだろ、俺の炎は感情の炎だから』

『そうですか、あなた学校はどうしたのですか?』

『あっ、忘れてた』

『早く行った方がいいんじゃないですか?』

遅刻をまぬがれるために俺は急いで走った。

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