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小説を書こう!  作者: 小説家の集まり
第六回 テーマ:海
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テーマ:海 "僕は海を知らない" 作者:月影舞月

 


 僕は海を知らない。そもそもこの世界には海は存在しない。すでに過去のものとなっていた。

 この世界から海が消えたのはだいたい二十年くらい前だという。僕ら――人類が住んでいた「チキュウ」という星が、僕らの仲間によって行われた原爆実験とやらで滅んだのがその頃らしい。

 それから僕らは、この海のないチキュウみたいな惑星に移住した。科学の進歩ってすごい、と子供心ながらに思う。


 チキュウに住んでいた人たちはいう。

「昔は良かった」

 チキュウを知らない僕らは言う。

「昔って、今も昔もこの星はこの星でしょう?」

 太陽はある、空気もある、たくさんの星は見えるし、木々で溢れている。人々は笑い合い、ニホンのエドジダイという頃のように、幸せに暮らしている。それなのに、何が嫌なのだろうか。


 僕にはわからない。


 ある日のことだった。僕は僕が恩師とする人に質問した。「なぜ大人は『昔はよかった』というのですか?」恩師は苦笑した。

「難しい質問だが、……そうだ、君は星が好きだったな」恩師は、つるつるの頭を撫でながら、話を始めた。「例えば君が、夜、星のない世界に住むことになったとする。今からだ。理由を聞くと、君の大好きな星が降ってくるからだ。そして、是非も問わずに無理やり連れて行かれる。さあ、君はどう考える?」


 僕は素直に「星がある方がいいと思います」と答えた。

 恩師は、「ソレと同じ気持ちだよ、彼らは」と答えた。


 なるほど、と合点がいった。


 けれど、最後に恩師はこう付け足した。

「昔は良かった。なんせ月が見れたからね」


 僕はそれがよく解らなかった。

 僕らの住んでいるこの星の名前は、『月』というのだから、いつでも見れるのだとしか思えなかったからだ。

 〆切若干オーバー。ブカツハイッテカラヒマガナイ

 可愛い後輩と仲良くなったのはいいけれど薄桜鬼オタすぎんだろあの子……いや可愛いけどさ。


 なんかごめんなさい。文字数とかそんなの気にしてない一発ネタでした。舞月です。

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