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第3話 推しの元アイドルからのお礼

「昨日はごめん!」


 朝、教室に入ってすぐに浮安は二人の男女に囲まれた。

 昨日、流奈に声を掛けた女子と浮安を押した男子だ。

 浮安を押したところ、怪我を負わせてしまったことを謝っているのだろう。二人が必死に頭を下げている。


「病院で診てもらったけど、大したこともなかったからいいよ。次から気を付けてもらえれば」


 人を押したりしないこと。

 一人の人を囲んで圧を掛けないこと。

 何より、流奈に歌を聴かせてほしい、と分不相応な頼みをしないこと。

 色んな意味を込めて言っておく。


「次から気を付ける! もう押したりしない! 本当にごめん!」


 そう言って二人は逃げる様に去っていった。

 人を押したりしないこと、しか伝わっていない様子だった。


 正直なところ、自分への謝罪などどうでもいい。

 昨日、保健の先生から連絡がいき、迎えに来てくれた陽花里と学校の帰りに病院に寄ったが検査を受けた結果、異常はどこにも見当たらなかった。

 今朝になって、痛みも完全に引いている。


 だから、自分への謝罪よりも流奈に対して行った失礼な態度の方を改めてほしい。

 が、そのことを改めて呼び戻してまで伝えようという気にはなれなかった。

 それどころではなかったのだ。


 自席に着いて、頭を抱える。

 ついに、きてしまった。流奈と出掛けることが。


 チラッといつもの様に流奈へと視線を向ける。

 すると、流奈もこちらを見ていたようで目が合った。


 どうして流奈がこっちを見ていたんだろう。

 意識してくれているんだろうか。

 そんなことを考えては、頬が熱くるなるのを感じる。自意識過剰が過ぎるという自覚があるが、昨日の今日でだ、頭が馬鹿になっても仕方がない。


 小さく手でも振ってみようか。

 いやいや、自分から流奈にアクションを取ることは憚られる。

 そんなことを迷っている間に流奈はつまらなさそうに目を細めて、そっぽを向いてしまった。


 昨日からもそうだが流奈の考えていることが何も分からない。そもそも、流奈のような自分とは住んでいる世界が違う存在の考えていることなど検討も付かないが。

 それにしたって流奈の行動は昨日からずっと不明なことばかりだ。急に一緒に出掛けると言い出したり、今もこっちを見ていたり。

 ファンとして流奈のことを追い続けているのにどういう了見なのかさっぱりだ。


 というか、今日の放課後、本当に流奈と出掛けるのだろうか。

 もしかすると、流奈は冗談を言っているのではないだろうか。


 流奈は人を傷付けるような嘘をつく女の子ではない。

 けれど、流奈は本当の自分、というのを見せて、幻滅させようとしてきている。

 となれば、喜ばせてから突き落とすための冗談として言った可能性の方が高い。いや、その可能性でしかないだろう。


 だって、流奈と出掛ける理由がないのだ。

 推しとファンは一緒に出掛けないし、流奈との関係性なんてクラスメイト以前の問題だ。

 昨日だって一度たりとも名前で呼ばれなかった。

 それなのに、急に一緒に出掛けることになるなんてあり得ない。


 あの約束は流奈の冗談だったと判明し、浮安は安心した。

 これで、ようやく気兼ねなく生活出来る。

 昨日は今日のことを考えてばかりで食事も喉を通らなかったし、夜も眠れなかった。おかげで寝不足だ。授業中に、居眠りしてしまいそうである。


 何はともあれ、自分の中の問題に終止符が打てた。

 これからも、これまで通り――とまでは流奈にファンであることが知られてしまったためにいかないが、流奈のファンであることは止めずに推し続けていこう。陰ながらそっと見守って。

 それが、浮安の生き方。推し方だ。



 ――と決めたはずなのに。


「さ、放課後になったわ。行くわよ」


 放課後になり、帰宅の準備を進めていた浮安の元に流奈がやって来ては、そう言った。


「……え、あれってるーなちゃんの冗談だったんじゃ」

「そんなはずないでしょ。さっさと支度しなさい」


 どうやら、流奈は本気だったらしい。

 それに、出掛けることはもう確定しているようだ。浮安が準備を早く終わらせるように催促してきて、帰してくれそうにない。


 とりあえず、流奈を待たせることはしたくなくて急いでカバンに荷物を詰め込んでいく。


「じゃ、行くわよ」


 廊下に出た流奈を慌てて追い掛ける。

 先を歩く流奈の後ろを二、三歩分間隔を空けてついて行く。

 靴を履き替えて校舎を出てからも変わらない。


「えっと……どこに行くつもりで?」

「内緒よ。あなたは私に黙ってついてくればいい」

「あ、うん」


 行く宛は考えてあるのだろう。流奈の足に迷いは見受けられない。

 言われた通りに浮安は黙って流奈の後を歩き続けた。


 そうして、辿り着いたのは学校の最寄り駅前にある世界最大のコーヒーチェーン店である。


「ここよ」

「ここ……」


 コーヒー店に連れて来られたが流奈は何をしようとしているのだろうか。

 道中も流奈にあるとは思えない醜い部分など、微塵も見られなかった。

 それが、コーヒー店だと見られるというのだろうか。


「ここでるーなちゃんは何をするつもり?」

「何もしないわ」

「え、何も? じゃあ、何でここに?」

「そんなの決まってるでしょ。あなたをパシらせるためよ。私の飲み物を買ってきなさい。勿論、あなたのお金でね!」


 立てた親指を店の方へと向けて、行って来いと命令しているようだ。

 なるほど、これが、流奈の醜い部分らしい。

 確かに、推しの女の子からカツアゲとパシリのような扱いを受ければ傷付いてしまうものだろう。そんなこと絶対しないような理想を抱いていれば尚更だ。

 浮安も固まってしまった。


「何をボケっとしてるのよ。私は喉が渇いてるの。さっさと行ってきなさい」


 くいくいっと顎を動かして流奈が急かしてくる。

 そこでようやく、浮安は我に返った。

 そして、嬉しさでいっぱいの笑みを浮かべる。


「分かった。行ってくるよ!」

「……は? あなた、何を喜んでるの?」

「だって、るーなちゃんのお願いを聞けるんだよ? こんな名誉なことはないよ!」

「あなたカツアゲされてるのよ?」

「カツアゲって……るーなちゃんと同じ時間を過ごしてるんだからお金を払うのは当然だよね? むしろ、払わないと失礼だよね?」

「パシリの様にこき使われてるのよ?」

「るーなちゃんに無駄な体力を使わせるなんて失礼だからね。じゃあ、行ってきます!」


 浮安はウキウキした足取りで店を目指した。

 嬉しかったのだ。流奈の役に立てることが心の底から。

 だから、カツアゲやパシリだと思いもしない。

 当然、流奈の醜い部分だとも。


「あ、そうだ。るーなちゃんが飲みたい物ってどれ?」


 この店には足を踏み入れたことはないが、有名なため、売られているのがコーヒーだけではないことは浮安でも知っている。

 沢山の種類に加えて、季節限定メニューもふんだんにある。

 流奈の好みはどれだろうか、と振り返れば流奈は頬をパンパンに膨らませていた。


「あなた何なの? 何でそんな風なの?」

「と言うと?」

「普通、いきなりカツアゲみたいなこととか、パシリみたいな扱いをされたら嫌になるでしょ? 何でそんな乗り気なのよ」

「さっきも言ったと思うけど、るーなちゃんの役に立てることが嬉しいんだ」

「……本気で言ってるの?」

「勿論!」


 信じてもらうために笑顔で大きく頷く。

 すると、流奈は呆れたようにため息を漏らした。

 それから、渋い顔をして眉間を抑えている。


「はあ……あなた、思った以上に厄介ね」

「……もしかして、またるーなちゃんの気分を損ねちゃった?」


 もしそうだとするのなら、何がいけなかったのだろう。流奈が望んでいることをただ叶えるだけじゃダメだったのだろうか。難しい。

 というか、流奈との相性が悪いのかもしれない。

 もしそうだとすれば悲しい。何よりも、流奈に嫌な思いばかりさせてしまう自分が残念で情けない。


「急に落ち込み過ぎでしょ」

「そりゃそうだよ。大好きなるーなちゃんに昨日からずっと嫌な思いばかりさせてるんだよ?」

「あなたって本当に変ね……自分が雑に扱われたら喜ぶくせに私が気分を損ねたら落ち込むなんて……普通は逆でしょ」

「俺にとってはるーなちゃんが一番だから」

「っ! あー、もう、調子狂う」


 わしゃわしゃといきなり流奈が頭をかき始めた。

 そんなに力強くすると綺麗な髪が傷んでしまうのではないかと浮安は心配になる。


「はあ……これ以上は今日はもういいわ。行きましょ」


 しばらくして、少しだけ髪を乱したままの状態で流奈が諦めたように口を開いた。


「行くってどこに?」

「お店の中。喉が渇いたわ」

「え、でも、俺が買いに行くんじゃ」

「興が醒めたの」


 短く言い残して店内へと向かう流奈を急いで後を追う。

 店の中に足を踏み入れれば、コーヒーの香りが鼻腔を直撃した。コーヒー類は苦くて飲めないため、正直なところいい香りだとは思えない。

 けども、そんな空気の読めない発言は流奈だけでなく、ここに居る全ての人を不快な気にさせるだろう、と飲み込んでレジの待機列へと並ぶ流奈の側に近付いた。


「飲みたいのどれ?」

「え?」

「奢ってあげる」

「……えーっと、俺がるーなちゃんに奢るんじゃなかったっけ?」

「その話はもう終わったの。私、自分よりもお金を持ってない人に奢られるとか嫌だから」


 それじゃあ、どうして、最初はパシらせようとしてきたのか。

 凄く気になるところだが、聞いてもいいものかと考える。

 流奈にとって、何が気分を損ねてしまうことになってしまうのかいまいち分かっていないがこれだけは分かっている。余計な一言がいちいち流奈の逆鱗に触れているのだろう。


 だから、ここは何も言わないでおいた。


「だとしても、俺がるーなちゃんに奢られる理由がないよ。だから、俺のことは気にしないで」


 どうせ、コーヒー類は一切飲めないのだ。

 流奈に奢られたとしても飲めないんじゃ意味がない。


「あるでしょ、理由」


 しかし、流奈はさらっと言ってのけた。

 そんなことが果たしてあったのだろうか。浮安は思い付く限りの記憶を思い返してみたが何も浮かんでこない。困惑してしまう。


「昨日、私のこと助けてくれたでしょ。そのお礼」

「昨日のってあれのこと? 俺がるーなちゃんの歌を邪魔して、気を失ったやつ?」

「それしかないでしょ」

「いやいや、あれは俺なんにもしてないよ? ていうか、出来てないよ?」

「気を失ってただけだしね」

「でしょ? そんなのにお礼なんてるーなちゃんが一生懸命歌って稼いだお金が勿体ないよ!」

「別に、私が稼いだお金なんだからどう使おうと私の自由でしょ」

「うっ……」


 正しいことしか言っていない流奈に浮安は言い淀むしかなかった。


「それに、助けられたかそうじゃないかも私の判断でしょ……まあ、助けられた気はあんまりしてないけどね」

「だったら、何で……」

「借りは作らないタイプなの、私。それに、あなたみたいな私のファンに借りなんて作れば何を要求されるか分かったもんじゃないから。自衛のためよ」

「何も望んでないのに……」


 むしろ、こういう風にお礼を考えないでほしいことを今は望んでいる。


「それで、何を飲む?」


 流奈は奢ってくれる気が満々のようだ。

 ここは大人しく奢られておく方が流奈を立てることが出来て良いのかもしれない。


「それが、何にも飲めないんだよね、俺」

「は?」

「コーヒー類は全般苦手で」


 結局のところ、流奈に奢ってもらう訳にはいかないのだ。折角、流奈のお金で奢ってもらっても飲めないんじゃ意味がない。

 申し訳なくて頭をかけば流奈は不機嫌さを隠すこともなく「はあ?」と口にした。


「じゃあ、普段は何を飲んで過ごしてるわけ?」

「ジュースだけど」

「ジュースって……あなた、ことごとく私を苛立たせるのが上手いわね」

「ご、ごめん……」

「ま、いいわ。謝られたってコーヒーを奢ることは変えないから」

「え、でも、飲めないよ?」

「アレルギーがあるとかそういうんじゃないんでしょ」

「そうだけど」

「じゃあ、頑張りなさい。私と同じのでいいわね」


 そう言って流奈は順番になると注文を済ませた。自分と浮安の分を。何度も来たことがあるのだろう。浮安には魔法を唱える呪文みたいな言葉をスムーズに言ってのける。こういうところで言葉が詰まらないのを見ると流石は元アイドルだと感心する。


「はい、あなたの分」

「あ、ありがとう」


 流奈から茶色いドリンクが入った容器が手渡される。おそらく、コーヒーだろう。色がかなり濃く、とても苦そうだ。


「じゃ、帰りましょ」

「え、ここで飲んでいくんじゃ」

「お持ち帰りでって注文した時に言ったの聞いてなかった? だいたい、どうしてあなたとお茶しないといけないのよ。私は借りを返したかっただけ」


 お礼と言われて自然と流奈ともう少し時間を共に出来るのだと考えてしまっていた。

 しかし、流奈の言う通りである。

 コーヒーを奢ったのだから、流奈の目的は達成。わざわざ一緒に飲む理由が他にない。


「なに? 残念そうな顔して。もしかして、私と一緒にお茶出来るとでも思ってたの?」

「そ、そんなことは……だいたい、るーなちゃんとお茶するなんて恐れ多くて出来ないよ」


 図星だったが後半も本音だ。

 流奈とお茶なんてファンである浮安がそう易易と手にしていい時間ではない。流奈と出掛けられて考えが疎かになっていた。


「どうして、私が遠慮される立場になるのよ」

「だって、スーパーアイドルのるーなちゃんとファンがお茶なんてしていい理由がないからね。ちゃんと立場は弁えないと」


 クラスメイトにもそれを望んでいるのだから、自分だけが特別という訳にはいかないのが当然だ。


「また、私をそんな風に……ほんと、腹立つ」

「ご、ごめん」


 また流奈を怒らせてしまったようだ。

 こんなにも好きな子の機嫌を損ねてしまうばかりの自分に嫌気が差してくる。


「……ま、今日のところはもういいって決めたしもういいわ。さっさと出ましょ」

「う、うん」


 店員の「ありがとうございましたー」という声を背に流奈と店を出る。

 楽しかった時間ももう終わり。

 そう考えると名残惜しく、残念と感じるがそもそも流奈と出掛けることが何かの間違いで本来ならあり得ないことだ。

 これ以上を望んだりはしない。


「じゃ、じゃあ、俺はこれで。コーヒー……ありがとう」

「ちょっと待ちなさい」


 電車通学のため、駅に向かって歩き出せば流奈に呼び止められる。

 振り返れば流奈がコーヒーを指差してきた。


「一口、飲むところを見せなさい」

「……ここで?」

「そうよ。私が見てる前で飲まないと私はお礼したのに捨てたからってなかったことになんてされたくないもの」

「るーなちゃんから貰ったのに捨てるなんて罰当たり過ぎて出来ないよ」

「どうだか。苦手な物なんて要らないでしょ?」

「確かに、苦手だけど……どうしても飲んでるところを見せないといけない?」

「やっぱり、捨てるつもりだったんでしょ」

「違うよ。るーなちゃんから貰ったから一生飲まずに残しておこうって思ってただけで」


 折角、流奈から貰ったのに飲んで形として残せないなんて嫌だ。今日の記念として、生涯大事に取っておく。

 そう決めていたから飲みたくない。


 しかし、笑っているのに目が笑っていない流奈から「飲・み・な・さ・い?」と圧を掛けられ、断れる雰囲気ではないと察した。


「わ、分かった……いただきます」


 渋々、カップの飲み口に口を付けて、一口、コーヒーを口にする。口に入ってきた瞬間、コーヒー独特の苦味を感じて顔をしかめた。

 初めて飲んだが想像以上に味が苦い。

 この味が美味しいと感じるのはいつになるのだろうか。


「アハハ、変な顔〜ほんとに苦手なんだコーヒー」


 しかめた顔が面白かったのだろう。

 お腹を抱えて流奈が盛大に笑っている。


「あ〜笑った笑った。最後に良いもの見れた〜」


 ひとしきり笑い終えた後、満足したように流奈が口にする。


「ね、私って醜いでしょ。人が苦しんでるところ見てこんなに笑うんだもん」


 衝撃的過ぎて浮安は何も言えないでいた。

 それを、肯定されたと捉えたのだろう。嬉しさと少しばかりの後悔が入り混じったような、何とも言えない顔で流奈が手を上げた。


「じゃ、また」


 小さく手を振った流奈は駅の方へと消えていく。

 遠ざかるピンと伸びた背中が完全に見えなくなってから浮安は膝から崩れ落ちた。


「かっ――!」


 ――可愛いが過ぎる! なんだ、あの笑顔!


 駅前という人が大勢いる中で叫ぶことは出来なかったが誰もいなかったら確実に叫んでその場で転げ回っていただろう。

 それくらい、流奈の笑った顔が可愛かった。


 これまでにも流奈の笑顔は何度も見てきた。

 それなのに、昨日今日と関わってきた中では初めての笑顔で破壊力があり過ぎる。まだ胸の高鳴りが治まらないし、頬も熱い。


 苦手な物を押し付け、苦しんでいる姿を楽しそうに笑う。

 確かに、見方によっては醜い汚い部分なのかもしれない。


 それでも、浮安にとってはそんなのどうでもいいってくらいに流奈の笑顔には価値があり、見られただけで役得だ。


「……やっぱ、好きだな。るーなちゃんのこと」


 無論、流奈が醜いなどとは微塵も思わなかった。

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