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他の人との温度差が激しすぎて胃が痛い・・・。

作者: 瀬崎遊

「白い結婚だと覚悟してくれ」

 

 ついさっき結婚式を終えたばかりの夫が寝室に入ってきて開口一番に言った言葉だった。


「理由を聞いても・・・いえ、やっぱりいいです。解りました。では二年後に離婚と言うことですね?」

「離婚の予定はない」

「はぁ〜?」

「気が向いたら閨を共にすることもあるかもしれない」


 この男何いってんだ?馬鹿じゃないのか?

「いえ、それはお断り致します」


 夫、イレイアス・カインダールは片眉を跳ね上げた。

「白い結婚なら白い結婚のままにしていただきます。その後は離婚です。私はこの家では幸せになれないと理解しましたので」


「ふむ。ならば白い結婚を申し立てられないようにするべきか・・・」

「お断りします!!」


 夫がこの寝室に入ってきてからわずか数分。今日結婚した夫が気持ち悪いと思った。

 一歩夫が近づいてきて私は三歩下がって主寝室につながる私室の扉を開いて逃げ込んだ。

 

 翌日、とにかく夫から物理的距離を取るために執事に私の今年の予算金額を聞いて、それを私の銀行口座に入れて欲しいと頼み込む。


 何としても現金が必要だもの!!

 今年の予算分ぐらいもらってもいいよね?

 逃げるためには必要なんだもの。

 そう言えば白い結婚を求めた理由は何だったのかしら?


 その手続きが済むまでの間、私と夫の間には緊張感あふれる攻防が続いていた。


 夫にとって離婚もしくは婚姻解消されるのは困った状況になるのか、隙あらば私をベッドに引きずり込もうとするので私は一刻も早くこの家から逃げ出したかった。


 私の通帳に今年の予算が振り込まれた連絡が来て、そのお金で小さな家を借りてなんとか白い結婚が認められて婚姻解消が認められるようになるまでの間逃げ続けると決めた。

 

 下着の着替えだけを持ってカインダール家の馬車で銀行まで行く。

 少し多めの現金をおろしてカインダール家の御者に見つからないように辻馬車に乗り込む。

 馬車の中には、夫が恐ろしいので姿を消すことを書いた手紙を置いてある。


 辻馬車をデタラメに乗り継いで、時折農家の荷馬車に乗せてもらったりしながら、小さな村の教会へ逃げ着いた。

 事情を説明すると、この教会は女性の避難所のような役割を果たしているところだったらしく、私に小さな部屋と仕事を与えてくれることになった。


 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 カインダール家は大騒ぎになった。

 若奥様が馬車の中に手紙を残して姿を消してしまったからだった。

 若旦那様と若奥様は初夜を共に過ごしていないことを使用人達は知っていたが、その理由は解らずにいた。


 そう、初夜を一緒に過ごさなかった理由が、若旦那様のちょっとした悪戯心で今流行りの「白い結婚」の演劇を真似てみただけだとは誰も知らなかった。


 恥を忍んでご実家に若奥様が帰られていないか尋ねたところ、伯爵がカインダール家に乗り込んできた。

 そこで知ったのが、若旦那様の悪戯心で「白い結婚」を告げた途端、若奥様に離婚を申し渡されてしまって慌てた。

 ならば初夜をするみたいなことを言ったら、それから逃げられ続けていたと若旦那様に告白された。


 私は若旦那様のお馬鹿さん加減に頭を抱えた。

 若奥様のお父様である伯爵様に若旦那様は殴られて「離婚させるっ!!」と肩を怒らせてカインダール家を後になさった。

「若旦那様・・・今までそれほど深い付き合いもしてこなかった若奥様に初夜でいきなりそんな事を言われては、若奥様があまりにも可哀想すぎると思います」


「いや、本当にちょっとした悪戯心だったんだって。何年か経った時にそんな事もあったね?!って笑える話にしたかったんだが、その後のスウェインの態度が物凄く頑なになってしまって、誤解を解こうにも解けなくなってしまったんだよ・・・」


「若旦那様が考えなしなところがあることは知っていましたが、酷すぎます」

「す、すまない・・・」

「謝罪は若奥様になさってください。謝罪するためにも若奥様をお探ししないことには・・・」


 若奥様のご実家とカインダール家、双方の力を合わせても若奥様の所在は明らかにならなかった。

 若奥様が姿を消す直前にそこそこの金額のお金をおろしてからは一度もお金がおろされることがない。


「まさか、もうお亡くなりになっているのでは・・・?」

「馬鹿なことを言うな!!」

「ですが人一人こんなに簡単に姿を消してしまうことなど出来ませんよ。辻馬車を乗り継いでいることは解りましたが、そこからプッツリと後を追えなくなってしまうのですよ」

 

 若旦那様もだんだん憔悴していって、ご実家の伯爵様もかなり恰幅のいい方だったのに痩せてしまわれていた。

 若奥様がいつでもお金をおろせるように現金を入金していますが、最初の一度きりお金はおろされることはなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 カインダール家から逃げ出したスウェインは楽しい毎日を送っていた。

 人生でこんなに楽しい日々を送ったことがない!と宣言してもいいほどに毎日が楽しい。


 勉強もなく、ダンスレッスンもなく、両親の叱責もなく、兄の小言もなく、夫の嫌な目もない生活である。

 もうそれだけで幸せだった。


 誰かにしてもらうのではなく、自分で動いて何かをすることがいままでなかったので、最初は慣れなくて辛かった。

 けれど此処の教会の皆が優しく教えてくれた。

「得意なことがあるならばそれを仕事にしましょう」

 神父様がそうおっしゃってくださって、私に刺繍道具を用意してくださった。

 

 真面目に刺繍の練習を続けていて良かったわ。

 せっせと可愛らしい図柄を刺繍して、それを神父様達が街へ持っていって、売ってそのお金で材料を買って、残りのお金を教会の運営に回す。


 最初におろしたお金も辻馬車に使った以外すべて残っている。 

 ここにいると現金を個人で使うことはない。

 修道服は配給制だし下着は持ち込んでいた。

 此処の経営が厳しいようならそれなりの額を渡すことも考えていたのだけれど、刺繍がいい値段が付いたらしくて食べ物にも困ることはない。

 

 来た当初は薄い塩味の具のないスープと硬いパンしか出てこなかったのに今ではスープには具材があり、おかずが一品付いてパンは柔らかいものに替わっている。

 頑張れば頑張っただけ、皆の食事が良くなっていくことが嬉しくて私は刺繍を頑張った。


 勿論他の皆もいろんなことを頑張っている。

 ご主人に暴力を振るわれたり、ご主人が亡くなって子供と二人で暮らして行けなくなった人もいる。

 子供も五人ほどいて、小さいながらにいろんなことを手伝ってくれる。


 シスターや同じように逃げてきた女性達にも刺繍を私が教える。

 貴族として政略結婚以外でも生きていくことが出来ることを知って私は自由になった気がした。


 日々の仕事はこなさなければならないが皆、熱心に刺繍を学んでいった。

 そして私は包丁を持つことや、水くみの大変さを知って自分がどれだけ恵まれた生活をしていたのかを知った。


 一時間交代で入れ替わりながら仕事をこなしていく。

 初めて食事を作ったときは大変だったけど、自分で作った食事を食べたときはそれはもう嬉しかった。

 毎日が飛ぶように過ぎ去っていき、結婚してからあと少しで二年が経とうとしていた。

 

 神父様に相談して、白い結婚の婚姻解消の方法を聞く。

 この教会でも受け付けられると言われたのだけど、この居場所を知られたくないのだと神父様に伝えて、少し離れた教会へ行くことにした。


 白い結婚の申請をして、神の下で魔法で成否を問われる。

 嘘だった場合は酷い天罰があると言われているが、それがどんな罰なのか噂にもならないので本当のところは解らない。

 

 私は堂々と白い結婚だったと宣言して、証明され婚姻解消はあっさりと認められた。

 この街から父へ白い結婚で婚姻解消を認められたこと、不甲斐ない娘で申し訳ありません。と手紙を送った。


 私はまた辻馬車を乗り継いで、農家の荷馬車にも乗せてもらって三日の距離を一週間掛けて、元いた教会へ戻った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 若奥様の消息が解らなくなってから二年の月日が流れ過ぎた頃に、とある地方の教会から封書が届いた。

 若旦那様はその封書を見て、重い溜息をついた。

 封を切らずとも中身は理解できてしまう。


 若旦那様は手紙を読み終わって手紙を机の上に放りだし、頭を抱えてまた溜息を吐いた。

 私は失礼だとは思ったが手紙に手を伸ばし、中身に目を通した。

 白い結婚が認められ、二度目の結婚記念日の翌日に婚姻解消されたと書かれていた。


 若旦那様に慰めにもならないかもしれないが、私は口を開いた。

「若奥様が無事であることだけははっきりしました」

「・・・・・・そうだな。それだけは良かったよ」

 若旦那様はこの二年、ずっと後悔ばかりをして居られる。

 

「その手紙を伯爵へ届けてくれ」

「かしこまりました。早急に手配してまいります」

 一番速い伝令を使って伯爵へと直接手渡すように言って送り出した。


「若奥様がご実家に帰られているのならいいのだけれど・・・」

 今回若奥様が白い結婚を申し出たのはここから二週間はかかる場所の教会だった。


 若旦那様と若奥様は一度も話し合うこともなく婚姻解消が認められてしまった。

 この醜聞を既に知らない者は居まい。

 若旦那様の再婚は難しいだろう。

 親族のどなたかに養子に入ってもらう以外方法はないのかもしれないと執事は深い深い溜息を吐いた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 カインダール家から教会から白い結婚が認められたという手紙が届いた。

 娘が生きていたことに神に感謝を捧げた。

 どれだけ探しても娘は見つからないまま二年間が過ぎた。


 今度はこの教会を起点に娘を見つけるまで探し出すと決心して、私は立ち上がった。

 執事を呼び、娘を探す方向の変更を伝え周辺の教会も探すように伝えた。


 それから数日後娘からの手紙が届いた。

 不甲斐ない娘で申し訳ないと書かれていて、その手紙を見て涙が止まらなくなった。



 私はあんな男と結婚させたことを本当に後悔している。

 私の選択の間違いで娘が二年間も棒にふったこと。

 全て私が悪いのだ。

 ふくよかだった妻はこの二年で半分の体になってしまい、娘を思って毎日泣き暮らしている。

 この私も自分の愚かさを毎日責め立てている。


 私は一線を退いてスウェインの兄のルーヴェインに家督を譲った。そのときに約束したのはスウェインを見つけ出すことだけだった。


 

 探す方向を変えてから二ヶ月、やっと娘を見つけた。

 娘は女性の救済に力を入れている教会で、二年前からずっとそこにいたことが解った。

 報告書にスウェインは元気で教会の運営に力を貸し、助けられながら毎日、暮らしていると書かれていた。


 私と妻はスウェインの下へと急いだ。

 小さな教会だ。だが生活する場が大きくとられているらしい。

 成人した女性が身を隠すように生活しているところだと報告を受けている。


 私と妻は教会にいる神父に自分達の愚かさで娘に辛い思いをさせてしまったことを聞いてもらった。

 元気な娘に一目会いたいと真摯に神父に頼んだ。


 神父は「少し席を外します」と言って奥へと行き、十分程待つと神父がスウェインを連れて聖堂の中に入ってきた。


 妻は立ち上がりスウェインの下へと転がるようにして走っていく。

 私も立ち上がって娘の下へと走っていって、妻と娘の二人を抱きしめた。


「お母様、お父様・・・」

「スウェイン!!すまなかった。私があんな男を選んでしまったばっかりにお前に苦労させることになってしまって、本当に後悔している!生きていてくれて本当にありがとう!!」


「元気そうで本当に良かったわ。あなたが死んでしまったのではないかと毎日、生きた心地がしなかったわ。お願い家に帰ってきてちょうだいっ!!」


 妻が泣き崩れるのを支えようとしたが、私では支えられなくて、護衛についてきた騎士が妻と私を支えてくれた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 スウェインは作業室に入ってきた神父様を見て、自分の居場所が知れたのだと理解した。

 私を見つけたのはカインダール家だろうか?それともお父様だろうか?

 神父様は何も話さず私の先を歩いて聖堂へと向かう。


 そこにいたのは私の知らない人達だった。

 貴族の夫婦と思われる二人と護衛騎士が二人。

 護衛騎士に見覚えがあって家の護衛騎士だった筈・・・。


 そう思って貴族の二人を見ると、両親の面影があった。

 私が知っている体型から半分も減っている。

 一気に十歳も年を取ったような容貌で、二人は涙を流している。


 私に抱きついてきて「生きていてくれて・・・」なんて言っている。

 不味い・・・私は物凄く心配かけたみたいだ。

 実家に帰ってカインダールに帰されるのが嫌だったから、実家に帰ることは選ばなかった。


 手紙を出して居場所を知られてカインダールに連れ帰られるのが嫌で手紙も出さなかった・・・。

 私が姿を消したことへの思いの違いが、大きすぎる気がする。

 涙も鼻水も垂れ流して「帰ってきてくれ」と泣く両親に私は途方に暮れてしまった。


 私、ここに来てから慣れるまでは大変だったけど、毎日楽しくおかしく生きてきていたんだけど、両親達は私が生きているのかと心配し続けてきたような感じだ。


 このすれ違いに私は神父様の顔を見ると、ゆっくり首を振られた。

「お母様、お父様・・・」

 母が泣き崩れ、それを支えようとした父も一緒に崩折れていく。護衛騎士が二人を支えて聖堂の椅子に座らせる。

 けれど二人共私の手を離さない。


 えっっっとぉ・・・本当にどうしたらいいのか解らない。

「神父様・・・」

「ご両親は本日はどこに泊まられるおつもりですか?」

 神父が両親に話しかける。


「隣の街に宿を取っています」

 護衛騎士が答える。両親は私を離すまいと腕をつかんで流れる涙もそのままにしゃくりあげている。


「スウェイン、今日はご両親と一緒に街の宿に泊まってきなさい。今後のことを話し合ってきたほうがいいでしょう。あなたは貴族でまだ若い。ここでくすぶってはいけません」


 神父様の言うことに耳を傾けて頷く。

 けれど・・・はっきり言って気まずい。

 両親にとっては涙の再会みたいだけど、私にとっては「お久しぶりです」程度の気持ちしかない。


「お父様、お母様、今日泊まるための準備をしてきます。すぐに戻ってきますので待っていてください」

 そう伝えると二人は尚一層強く私にしがみついて首を横に振る。逃げられると思っているのだろうか?

 本当に気まずい。


「お母様と一緒に部屋へお行きなさい。残念なことに男性は入れないんです。女性の避難所なので」

 父は名残惜しそうに私の手を離したが、視線は私から離れなかった。


 母は幼子の手をつなぐように私の手を握って離さない。

 私の部屋へと母を案内すると、その部屋を見て母は口元を押さえた。

 私の部屋は一人用のボロだけどしっかりしたベッドと机と椅子、小さなクローゼットが一つあるだけだった。

 部屋の大きさは実家のトイレより狭いだろう。


 母はそしてまた泣き出した。

「こんな苦労をさせて・・・本当にごめんなさい」

 何度も何度も謝られてしまう。

 本当に許して欲しい・・・。

「お父様がお待ちですから急ぎましょうね」としか言えなかった。


 下着の替えだけ持ってズダ袋に入れる。

 それを見てまた母は涙する。


 もう、やだぁ〜〜・・・。


 私本当にここで幸せに暮らしていたんだけど、言っても信じてもらえないのだろうと解る。

 態々迎えに来てくれたので、帰るのも嫌ではないのだけど、この両親を見ていると帰るのが恐ろしい気がしてきた。


 その日の夜、両親は私が帰ることだけを望み、私はそれを了承するしかなかった。


 兄が家督を継いでいると聞いてそれにも驚いた。

 父は体が動かなくなるまで譲らないと思っていたからだった。

 兄と少し話をしたところ、両親は私を探すことだけに力を費やしたいと言って兄に家督を譲ったそうだ。

 

「スウェイン捜索にどれだけの金が掛かったか・・・」

 兄に少し嫌味っぽく言われた。

 兄は私と両親の間にある温度差に気付いたみたいだった。


 夫だった「イレイアス・カインダールに一度会いなさい」と兄に言われた。

 両親は反対したが私もまぁ離婚が成立しているので会ってもかまわないと思っていた。


 ここで夫だった人に「すまなかった。演劇を見てそれをちょっと言ってみただけだったんだ。冗談だと説明する間もなくスウェインが居なくなってしまってどれほど己の浅はかさを後悔したか」と聞かされて私はあんぐりと口を開けたままバカ面を晒した。

 

 両親達ほどではないにしても、夫も凄く痩せていて十歳は老け込んでいるように見えた。


 私一人(兄も)元気で申し訳ない気持ちになった。

 夫だった人に「初めからやり直さないか?」と言われたが、それは丁寧にお断りした。


 夫だった人は「スウェインが元気そうで本当に良かったよ。本当にすまなかった」と言って別れた。


 そして後日、元夫から慰謝料という名目で大金が私の口座に振り込まれた。

 通帳記載をして驚いたのが、元夫も両親も私がお金に困らないようにと毎月大金を送金していてくれたことだった。


 私は自分の屋敷を買っても、死ぬまで働かなくても暮らしていけるだけのお金を手にしていた。


 他の人との温度差が激しすぎて、本当に胃が痛い思いをしてしまいました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 爽快な話でした。 辻褄を考え出すと引っかかるのかもしれませんが、私は勢いのまま読めました。 楽しかったです。
[良い点] 笑えました。 [気になる点] 逃げる時、何でメイドや、 執事が一緒に行動してないのだろうか? 貴族の奥様が、馬車にぎょうしゃと二人だけってありえないような気がするけど。
[気になる点] スウェインがはっちゃけた、という理由で義務を放棄して逃亡しているので全然応援できませんでした。 義務と対話を投げ出すキャラクターは同情も何もできない。
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