親友にランクアップ
「ねぇ?ヘイ」
「何ですか?シロ」
「女の子の胸に無断で触るのは、イケないと思うわ。
まあ、満月の時なら、良いのかな?」
「胸じゃなくて、呼吸器系に働きかけているのですよ。
彼女は、酸欠状態に陥っていますからね。
まあ、放っておいても大丈夫だと思いますが…」
「そっかーなら安心。
クラコ、寝ている姿可愛いね。
会った時は、カッコイイ女の子だったのになー。
なんか、ずるい」
「シロは、天上天下で一番 cute だから、問題ありません」
「きゅ?何て言ったの?」
「あ、起きますよ」
「う~ん」
「クラコが起きた!」
シロは、目を覚ましたクラコの周りを走り回った。
ヒョ~ロロ、ロレイヒ、ロレイヒヨ~
「何この音楽?聞いたことないんだけど。
そもそも、どこから鳴ってるの?」
クラコは怪訝な顔をして、ヘイと目が会うと得心がいったように、頷いた。
少し、間が開いて一言。
「幸尾!」
【クラコが、運命操作しました。
これにより、一日の致死を回避できます。
副次作用として、この世界で二番目に幸運者となります。】
「何で、二番目なの?」
「腐っても、幸運の女神が居ますから。
幸運の男神に勝っているのは、流石ですね。」
ヘイは、拍手をしながら言った。
「その幸運見せて貰いますよ?」
「へ?」
クラコがその言葉を聞いてへたり込んでしまった。
と同時にクラコの耳の毛が一本だけ、切られた。
間一髪であった。
【ヘイが、七天抜刀を…、、、error
本来あり得ない事象が起きました。
解析不可能です】
「クラコ~。
私も通った道だから、同志だね!
もはや、親友と言っても良いね!」
クラコは、シロの傍に行き、抱き合った。
文系では、無いので、拙い文章でスミマセン。