表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第一話新宿のど真ん中でゲロを吐く

僕はこの街が好きだ。


学校も仕事もいけない人、

精神を病んだ人、

真面目に生きられない人、

家がない人、


どんな人でも受け入れてくれる。


白い錠剤を口の中に入れて

コンビニで買ったストロングゼロで錠剤を流し込む。


酒や薬はいい。

アルコールや精神安定剤は貧乏人も金持ちも関係なく

気持ちを楽にしてくれる。


僕は西口の思い出横丁の酒場で瓶ビールを飲む。

ストロングゼロと錠剤が効いてふわふわする。

親との関係、自分の脳と心の病、

精神障害者の嫉妬と見下された顔で怒鳴られたこと、

学校を中退したこと。

思い出したくもない過去で頭がいっぱいになる。


こんな精神状態じゃ

酒を飲みタバコを吸い女を買わないと気が狂う。

僕は一本のゴールデンバッドを口に咥え

火をつける。

ニコチンが肺から血液に吸収され

全身にニコチンの快感が回ってくる。


酒の酔いとニコチンの組み合わせはたまらない。

人の生み出した趣向品の極みだ。


酒場の大将に焼酎のロックを頼み

一気飲みする。

麦の風味が効いて旨い。

何杯も焼酎を飲む。

思い出したくもない過去があるから。


その後もゴールデン街のバーで

ウイスキーをひっかけた。

気持ち悪い。

路地裏の排水口に嘔吐した。

僕はゲロを吐いてしまった。



やっぱり飲みすぎたか。

猛烈な眠気と気持ち悪さで路地裏で眠ってしまった。


「もしもし大丈夫ですか?」


目が覚めると金髪のギャル風の30代くらいの女性が

眼の前にいた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ