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重蔵さん頑張ってます(仮)  作者: りがじい
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28話 アンと重蔵2

風呂から上がり少し夜風にあたっていた

ふと窓の外になにやら気配が


カサカサカサ


「なんじゃ、ゴキブリか」


「ふぅ、危ない危ない」

ユリが窓の外でつぶやく


アンはすでにベッドの中だ

「重蔵〜早く寝よう〜」

あくびをしながらベッドへともぐりこむ


「じゃあ、おやすみのぉ」

「おやすみ〜」


アンが抱きついてきた、もう慣れっこじゃ

ん?この感触は?

「アンや」

「何?」

「服は?」

「着てないよ」


なんと裸で寝てた

「私寝るときはいつも裸よ?」

ウソー裸族?

「いや、一緒に寝るときは着てもらわんと」

「平気よー私は気にしないから」

いや、わしが気にするでしょ

「こんなの見られたらさすがに弁解できんし…」

「フフフ、それが狙いよ…」

小声だったので聞き取れなかった

「いまなんて?」

「何でもないから寝て!私はもう眠いの」


仕方ないので寝ることにした


「ぐぬぬ、やるわねあの小娘」

「しかし、甘いわね、むしろ最初から裸だと相手は興奮しないものよ」

と言いつつも中の様子を伺うユリ


「ねえ重蔵〜」

「ん〜?」

重蔵の腕を掴み

「わかる?ほら下もつけてないの」

わかるけど見えてないしね

「ねえ、本当に誰ともしてないの?」

「みんな大事な娘みたいなもんじゃからのぉ」

「へ〜そうなんだ」


アンがなんかゴソゴソしてるが、重蔵はそのうち眠ってしまった


「はい!重蔵見て!」

立ち上がってセクシー下着を披露するアン

しかし、すでに重蔵は寝ていた


「あれ?重蔵?寝たの?」

「くそー履くのに時間がかかりすぎたか!」

「何よこのガーターベルトとか!」

「いいわ寝よ寝よ」


アンも諦めて就寝


「フフフ、ご愁傷さま」

窓の外のユリがつぶやき、寝付いたのを確認し部屋へ戻った



またもや朝チュン!

とはいかない朝

重蔵が目をさまし、隣で寝るアンの姿を見ると

「こんな格好しておったかの?」

まあ、いっか


とりあえず朝風呂!


ん?待てよ、またユリが突撃してくるのでは

トビラへ向かい確認する、廊下もいないことを確認


よし朝風呂じゃ

「あら、重蔵遅いじゃない」

もう風呂入ってたーやられたー


敗北感につつまれながら湯船につかる

そしていつにも増して熱いチューが重蔵を襲う

なんかすごい積極的

というか今までこんな毎日してたっけ?


他の2人が現れてからユリは嫉妬していた

取られまいと積極的になっていたのだ

その先も目の前なのかもしれない

まあ普通の男ならとっくに手を出していてもおかしくないけどね


風呂から上がってもまだアンは寝ていた


コンコン

と同時に姫さんが入ってきた

もう返事なんか必要ないって感じ

「おはよう重蔵」


寝ているアンを見てギョっとする姫さん

「アン、あなたまた気合い入れてきたわねぇ」

「こんな下着もあるのねぇ」

っと興味津々の様子


そしてアンも目を覚ました

自分の姿を3人に見られ

「キャーこれは違うのー見ないでー」

と風呂場へ逃げていってしまった、今更なのに


トボトボと戻ってきたアンに

「で?どうだったの?」

とサラ姫が聞くと

「だめでした」

と落ち込みながら話すアン

「隣に裸でいたのに信じられない!」 

「なんなの?重蔵、童貞なの?」


「ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」

定番の切り返し


重蔵はこの体ではまだないが、前世の記憶があるため経験がないわけではない

テクニックも相当な腕前だ

ん?でもこの時代では童貞か?

よくわからんの


とりあえず朝食へ向かう

今日は、重蔵とユリは例のクエストを受注するためにギルドへ向かう

アンとサラ姫もそれぞれの仕事へ行くと言うので、朝食後に解散した


そして重蔵とユリはギルドへ向かうのだった

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