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重蔵さん頑張ってます(仮)  作者: りがじい
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25話 サラと重蔵2

湯船につかっていると、布を巻いた状態で入ってきた

顔は真っ赤だ


そして意を決したのか布を取って湯船に背中を向けて入ってきた

小さなおしりを見まいと目を逸らす

白く、水を弾くきめ細かい肌

そんなことを思っているとこちらに体を向けた

丸見えじゃ!

なんとか目を逸らそうとしていると


「ちゃんと見て!」

「私はどお?」


いや、どおって言われても


「ユリみたいに綺麗じゃないかな?」

「そうか、これじゃわからないわね」


湯船から出て正面に立つ姫さん


「これでよく見えるでしょ、ちゃんと見て」


仕方なく分析を始める

仕方なくじゃよ?そこらへん勘違いしないように


胸は姫さんのほうが大きい

スタイルも十分、身長がユリほどではないのでモデルとまではいかないがクビレもしっかりある

無駄な贅肉もない

うーんヒップはもう少し大きいほうが好みかのぉ


「すごく綺麗な体じゃのぉ」

「本当に?」

「わし、ウソつかん」

「そう、綺麗なのね良かった、重蔵に言ってもらえると嬉しいわ」


ザブーンっと恥ずかしそうに湯船に飛び込んできた

「はぁー緊張したー」

「そろそろあがるかの」

「そうね」


ふぅ、こっちも緊張したわい


さて、ここからも大変だ、一緒に寝るだけで済めばいいが

ベッドに入ると躊躇なく姫さんも入ってきた

もう裸の付き合いもしたし、吹っ切れたのだろう


「ユリとはいつもどうやって寝てるの?」


いつも抱きついてるけど朝になるとベッドから落ちてると言うと

「何それ、面白い」


っと抱きついてきた


「じゃあ、おやすみじゃ」

「うん、おやすみ」

子供みたいになってる


人との触れ合いがほとんどなかったのだろうし、新鮮なのだろう


「ねえ重蔵起きてる?」

ちょっと寝かかっていたが

「寝れんのかの?」

「本当にユリとしてないの?」

「してないのぉ」

「ふーんそうなんだ」

「さっきも言ったけどね、貴族階級とかねそういうのはよくあるんだよ」

「そういうの?」

「そういうのって…そういうことよゴニョゴニョ」

「だからね、したいなら我慢しなくていいからね」


いつの間にか眠ってしまったらしい

「あれ?重蔵?何よもう!」


「これくらいはいいわよね」


軽く口づけをした後、姫もそのまま寝てしまった


「ふん!キスくらいは許してやるか」


なんと窓の外にユリがいた!

さすがAランク、身が軽い

風呂の中は確認できなかったが、ベッドに移動してからの様子をずっと見ていたのだ

ことに及んだら止めに入ろうとしていた


「私より先にするのは許さない!」 


しばらく様子を伺い、2人が寝入ったのを確認して部屋へ戻っていった


「重蔵の童貞は私がもらうわ!」

「あれ?重蔵って童貞?40でそれはない?」

「まあ、今度聞いてみよーっと」


安心してユリも眠りについた

が寝れなかった

「重蔵がいないと寝れないわ」


色々クッションを集めてきて、それに抱きついて寝ることにした

それでも眠りは浅かった



朝チュン?を迎えると姫さんが抱きついたままだった

グッスリと寝てるのを起こすのも悪いので、ゆっくり剥がしつつ起床する


朝風呂じゃな


「ふぅ、贅沢じゃのぉ」

ガチャっと誰か入ってきた

「フフ、重蔵がこの時間に風呂に入るのはわかってるのよ」

ユリが入ってきた


ユリだと緊張もなにもしないんじゃがのぉ

「おはようじゃ」

「昨日は何もなかったみたいねぇ」

「姫さんに手は出せんよぉ」


フフフーん

鼻歌まじりに湯船に入ってきた

「姫と一緒に入ったの?」

「成り行きでのぉ」

「チッ」

舌打ちをするユリ


こちらを振り向き、口に舌をねじ込んできた

「ぷは、どしたんじゃ」

ウプっ

しかし、力が強いこの細い腕のどこにそんな力が

「取られちゃう」


しかし、どうしたものか、モゴモゴ

甘えモードのユリに対して無抵抗な重蔵であった

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