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二度目の人生、色々普通じゃないらしい。  作者: 日菜月
第一章 高潔なる一族の三男坊
13/14

11.

予定から10日ほど遅れてしまいましたが、更新します。

 鏡花姉様の骨折授業(正式名称じゃないが少なくとも俺と美雨はそう呼んでいる)以来、鏡花姉様の授業はかなり実践的なものになった。

 山下りに加え、敵はどこを狙ってきてどういう攻撃をしてくるのか。そういうものを教えてくれるようになった。

 ちなみに、山下りは俺も美雨もそこそこ出来るようになったので武器無しで放置されるとか何体倒せばクリアとかの条件付きのものに変わった。しかし、最近ちょっと慣れてきた。


 変わったといえば、水月姉様と広斗兄様の授業も少し変わった。


 広斗兄様の授業では、俺も美雨も【結界術】を全て覚え終えた為、今まで覚えてきた技を実践に昇華させる為の訓練が始まった。

 きっと、鏡花姉様からの言付けもあったのだろうと思う。俺達が鏡花姉様との手合わせや山下りで本格的に術を使うようになったから。


 水月姉様の授業は変わったというか劇的に変化した。

 ある時突然、水月姉様の苛烈な詰め込みがなくなったのだ。「あなた達の知識はもう十分でしょう。」と言って。

 その代わりに教わることになったのは、より深い忍びの知識。通説だけではなく、その他の説も。忍びについて分かっていること、分かっていないこと。そういったものを教わった。但し、詰め込みではなく、ゆっくりと。

 そして、水月姉様は言った。実践的なことを習う時期に間に合わせる為に講義のスピードを上げていただけなのだと。

 今がその時期だと考えるなら、水月姉様の詰め込みがなくなったのも頷けた。多分、姉様達は初めから決めていたのだろう。俺達が実践的なことを習い始めるまでは知識を詰め込み、習い始めたら其方に集中させる、と。


 ──そんな訓練をこなす日々が続いて、あっという間に秋が過ぎ、冬が終わり、魚の月となった。




 ●




「冷たっ……!」


 春の初めである魚の月とはいえ、一年の始まり…春分の日まではあと一ヶ月もある。

 故に冷たい井戸水で顔を洗うのはまだまだ辛い。ただでさえそうなのに……


「何するんだよ、美雨!」

「油断する方が悪い。油断大敵って鏡花姉様も言ってたでしょ?」


 たった今、俺は美雨に水をぶっかけられた。【言霊】で。

 正確には、桶にためた水を跳ね上げられたのだが、それでも心臓止まるかと思った。

 恨みがましく美雨を睨むと、美雨は「ごめんってば!」と言って笑った。

 吃驚しただけで怒ってはいなかったので、俺も「許す。」と言って笑った。


 いつも通りの朝のいつも通りの美雨とのじゃれあい。このまま、いつも通りの一日が始まるのだと思っていた。

 しかし、その"いつも通り"は訪れなかった。


 突然、表の方が騒がしくなって、俺と美雨は首を傾げつつも玄関の方に回った。

 すると、そこには……


「莉優姉様!?」

「白雪姉様まで……どうかしたんですか?」


 莉優姉様と白雪姉様の姿があった。

 二人から届いた手紙には、帰ってくるなんて一言も書かれていなかったはずだ。

 何の連絡もなしに二人が帰ってきたことは今まで一度もなかった。


「何かあったの?」


 母様に問われて、二人は揃って曖昧に微笑んだ。


「何がというか……」

「誰がというか……」


 そして、目を見合わせる姉様二人。かなり苦虫を噛み潰したような表情だ。

 そんな二人に内心で首を傾げつつも、とりあえず、居間で話を聞くことになった。


 居間には、母様、父様、鏡花姉様、水月姉様、悠介義兄様(にいさま)、広斗兄様、美冬義姉様(ねえさま)、たまたま昨日家に帰ってきていた千歳兄様、俺と美雨。

 そして、居間から見えるところで琥珀と唯世が遊んでいる。

 何ヶ月かぶりに家族全員が揃ったのだが、居間には沈黙が流れていた。


「えぇっと……まず、最初に報告すべき…ことがあります。」


 と言って、その沈黙を破ったのは莉優姉様だった。


「…私と白雪は、この魚の月から正式に楠の一ノ位所属となりました。」


 莉優姉様からの報告に「本当ですか?」と、問いかけたのは水月姉様だ。


「はい。楠の姫からの引き抜きという形でしたが、既に私の元の所属…杉の姫からの承認と綺埼の姫からの許可も頂いています。」


 わっと一気にお祝いムードになる。

 ニノ位から一ノ位に上がるのは、色々と大変だと水月姉様から聞いていた俺と美雨もそれが何を意味しているのかを知っていた為、「おめでとう!」と声を揃えて言った。


 ニノ位から一ノ位に上がる際に必要なのは、派閥の姫からの承認と流派の姫からの許可。

 それを貰う為には、かなりの実績を積んだ上でニノ位に落とされた原因を克服しなければならない。

 自らが一ノ位として活動できることを証明し、それが認められなければ、異動は許可されない。

 莉優姉様と白雪姉様は認められたのだ。派閥の姫と流派の姫から、その努力と実績を。


 当然、家族は喜んだ。

 しかし、姉様二人の顔は依然晴れず。


「何かあるんだな?」


 父様からの問いかけに白雪姉様は頷いて、話を切り出した。


「次に、私達は綺埼の姫からこれを父様と母様に届けるようにと命じられて参りました。どちらかと言うと、こっちが本題です。…千歳は多分、知っているかも…しれませんけど……」


 白雪姉様の言葉に千歳兄様は何のことを言っているのかが分かったようで、目を見張った。


「まさか……!でも、まだ時期尚早だと判断されたのでは……?」

「そこが肝でして。それはまた後で話します。」


 白雪姉様から父様に渡された手紙の封筒には、正式な綺埼統率の姫からの書状であることを示す、綺埼の紋が刻まれていた。

 一通りそれに目を通すと、父様は瞠目した。

 何事だろうと首を傾げる家族に莉優姉様と白雪姉様が父様の代わりに言った。


「内容は、大まかに言ってしまえば、"玲於と美雨を綺埼に引き渡すように"というものです。」

「去年の暮れのことですが、玲於と美雨を綺埼の姫が見つけまして。しかし、まだ時期尚早。しばらく、親元で様子を見るとの判断が下されました。」


 綺埼の姫が見つけた……?

 どういうことだろう?


 そんな俺の疑問は美雨が聞いてくれた。


「それって、どういう意味ですか?見つけたって……」

「忍びの子はある一定の力を持つと、同類である忍びにしか分からない……一種の臭いというか…気配のようなものを発するようになるんだ。能力が覚醒する準備が整ってきていると報せるために。

 それを感じ取られたのだろうと思う。」


 美雨の問いかけには、悠介義兄様(にいさま)が答えてくれた。

 千歳兄様がそれを肯定するように頷き、静かに口を開いた。


「……今年の秋…再び二人のことが姫達の定例会議に上がったようですが……その時は"時期尚早。あともう半年は様子を見る"という決議に至ったと、檜の姫は確かにそう言っていました。」

「では何故、その決定が今になって覆ったのですか?」


 そう問いかけたのは母様だ。


「先程白雪も言いましたが、そこが肝でして。……天秤の月に楠の姫が代替わりしたのですが…」

「確か……創始者の本家本流の……」

「末裔です。その彼女が兆しや巡りを読むのが他の姫の何倍も巧いのです。」

「そして、彼女が今回の定例会議で玲於と美雨にに"微かではあるが、兆しがある"と言い出しまして。そのまま他の姫を言いくるめて綺埼統率ですら説得してしまい……」

「このようなことに、なりました……」


 深くため息をつく姉様二人。

 二人の話に表情を曇らせる家族一同。


 何故だろう。

 そう思って、ちょっと考えてみた。


 "綺埼に引き渡す"。…それはつまり、俺と美雨が"綺埼所属になる"ということ。

 母様や父様は、俺達が血に縛られずに流派や派閥を選ぶことを望んでいた。

 姉様や兄様達はその手助けをしてくれていた。


 ……ああ、そうか。

 綺埼所属になるということは、俺と美雨の選択の幅が狭まってしまうということ。父様も母様も、兄様や姉様達もそれを望んでいない。

 しかも、先程の白雪姉様と莉優姉様の話しぶりから察するに、どうやら俺達は楠の姫に興味を持たれているようだ。

 それは、楠の姫が俺達を楠に入れようとするということで……。なるほど。選択の幅が狭まるどころか、無いに等しい状況なのか。


 そんな考察結果に至った時だった。


「安心してください。選択の機会はきちんと与えますから。」


 急に庭の方から声が聞こえて、振り返ると、いつの間にか女の子がそこに立っていた。


「こんにちは。今日は良い日ですね。」


 白群(びゃくぐん)色の髪と承和(そが)色の瞳を持つその女の子は、そう言って微笑んだ。

 庭で遊んでいた琥珀と唯世が不思議そうに彼女を見つめている。


 ……気配を全然感じなかった。

 それに、この家には父様が"許可する者以外の侵入を阻む結界"と"許可されている者の中で誰が来たのかを把握出来る結界"が張られている。だけど、父様も少女が声を上げる今の今まで気付いていなかった。

 この女の子は何者だろう。そう思っていると、おもむろに莉優姉様と白雪姉様がその場に跪いた。

 しかし、千歳兄様は目を見開いたまま、ただ黙って彼女を見つめていた。

 莉優姉様と白雪姉様が跪くべき相手。同じ流派でも派閥の違う千歳兄様は跪かなくとも良い相手。そして、結界を容易に無効化できる人物。

 それは……


「莉優、白雪、顔を上げて。……初めまして。突然お邪魔するという無礼をお許しください。

 私は、綺埼流楠一派の創始者である楠木(くすのき)(おう)()の末裔……楠木(くすのき)(そう)()(さえ)()(たく)()の子…綺埼流楠一派第七十代姫、楠木(くすのき)()(りん)です。

 天秤の月に姫の座に就いたばかりの若輩者ですが、以後お見知り置きを。」


 紛れもなく、正真正銘の楠の姫だった。

 その場にいた全員が呆気に取られている中、姫は続けた。


「心配しなくとも、私は降魔玲於と美雨を強制的に楠に入れようなんて思っていません。選択の機会はきちんと与えるつもりです。綺埼の姫…(ほし)(かわ)()(ゆう)と忍びの姫…(つき)()(いと)()の希望により、そういうことになっています。

 また、綺埼で預かるとはいえ、最初の一年は城下の"学園"で預かることになっています。そこには、当然香沫や群雲の子らもいますから、綺埼の思想に従わせるつもりは無いと断言出来ます。

 それにそもそも、二人程の優秀な人材を綺埼が独占してしまっては、対外関係に支障が出ます故……」

「それが本当だとして、貴方のような人が何故わざわざ家に…?」


 そう聞いたのは、母様だった。

 楠の姫は、尚も笑顔を崩すことなく、その問いに答えた。


「誠意を見せるべきと思い至りましたので。可決された手前、押し通した側としては少々強引すぎたかと反省している…というのも、理由の一つではありますが。

 しかし、今…この状況で兆しがある者を放置するのはあまりに愚策と思い、多少強引にでも可決させなければならなかったのです。」

「この状況、とは?」

「……これは内密な話なのですが──城下にて、"人攫い"が出ておりまして。」


 その時初めて、姫の顔から笑みが消えた。

 父様、母様、姉様や兄様も揃って驚きを顕にしたが、俺と美雨は"人攫い"?と耳慣れぬ単語に首を傾げた。


「まさか、三と六が……?でも…奴らはここへは……」


 美冬義姉様(ねえさま)の呟きに、姫は首を振り、真剣な表情で答えた。

 "奴ら"とは、綺埼の最優先殲滅組織である反義組織…ジ・エンドのことだ。確かに、彼らはこの世界には来ることが出来ないと、俺も水月姉様から聞いていた。


「いいえ。来られるのです。

 この世界を覆う結界は、悪意がある者や闇に堕ちた者の侵入を阻みますが、純然たる正義と信念を持つ者は容易に侵入出来てしまいます。そして、そのような者がジ・エンドにいるのもまた事実。

 今現在、対策を練っているところです。しかし、乏しい成果は得られず……また、彼らはとても巧妙に姿を隠す為、迎え撃つことも難しく……。見つけ次第、拘束をしているのですが、それでも中々数は減りませんでした。攫われた子の捜索や奪還も行ってはいますが、難航しています。

 よって、例え十一に達していなかろうと、兆しがある者は全て忍びで保護するという決定に至りました。」


 姫の話に皆が言葉を失った。知っていたらしい、現役の白雪姉様や莉優姉様、千歳兄様は除いて。

 すると、鏡花姉様が口を開いた。


「しかし、ここは城下とはあまりに離れている。二人が遭う危険性はあまり無いんじゃないか?」


 その問いにまたしても緩く首を振った。


「残念ながら、城下から離れていると言って安全というわけではないようです。現に、つい先日…(しし)(おう)の分家が襲われ、十になったばかりの男の子が一人…行方知れずになっています。」


 「宍王が……?」と、声を上げたのは広斗兄様。


 宍王は降魔と並ぶ由緒正しい忍びの名家で代々狗神の誇り高い一族だ。

 広斗兄様もその内の一人と現役時代に交流があったらしい。

 "降魔と並ぶほどの家が襲われた"。それは、降魔も──俺達も、襲われる可能性があるということ。


「ご理解、頂けましたか?」


 姫はそう言ってまた微笑んだ。


 父様と母様は顔を見合わせて、互いに頷きあった。


「そういう理由なら、お願いしよう。だが、私達はあくまで美雨と玲於の意志を尊重したいと思っている。」


 父様はそう言って、俺と美雨を見た。

 俺は少し考えて──と言っても、拒否権は皆無だが──頷いた。

 そして、美雨も。


「では、そういうことで。」

「よろしく頼む。」

「……夏都(なつ)月銀(つきしろ)。」


 姫が名を呼ぶと、その背後に二人の男が現れた。一人は姫と同じくらいの青髪の少年。もう一人は姫より少し年上のように見える銀髪の少年…否、青年……?……まあ、どちらにせよ。

 その二人がこの姫の補佐役なのだと分かった。


 俺の目線が二人に向いていることに気付いた姫は、にっこりと俺に向かって微笑んで紹介してくれた。


「この二人は私の補佐役です。…青髪の方が第一補佐の(すず)鹿()夏都(なつ)。銀髪の方が第二補佐の()(ざき)月銀(つきしろ)。彼は……」

「……白龍か。」


 父様の言葉に姫は「はい。」と言って笑った。

 それに水月姉様が口を開きかけたが、鏡花姉様に小突かれて、噤んだ。


「何か言いたいことがあるなら、遠慮なく仰って頂いて構いません。」

「では、失礼を承知でお尋ねしますが──」

「やめろ、馬鹿!」

「──綺埼は少し前に龍に見捨てられたのでは?」


 制止も聞かずに質問してしまった水月姉様に鏡花姉様は頭を抱えた。

 流派が違うからと言って、仮にも派閥の姫にそんなことを言うとは。いくらなんでも不敬だ。


「そうですよ。だけど、私にはどうしても龍の力が必要だった。だから、【龍の里】まで行きました。」


 ……うん?聞き間違いじゃなかろうか。俺は自分の耳を疑った。


「……すみませんが、もう一度仰って頂けますか?」


 水月姉様も同じだったようで、聞き返した。


「ですから、【龍の里】まで行ったんです。そこで月銀と出会い、契約しました。」

「失礼ですが、それはおいくつの──?」

「確か、十になったばかりの頃でしたね。」

「とっ……!?」


 水月姉様が絶句した。

 無理もない。【龍の里】といえば、常人はおろか熟練の忍びでさえも行き着くのが難しいという秘境であり、魔境だ。

 それが、たった十歳の…しかも、能力が目覚めていない内に辿り着き、龍と契約するなんて無茶にも程がある。


 白雪姉様と莉優姉様が揃ってこめかみを押さえた。

 そして、白雪姉様が言う。


「言ってませんでしたね。この姫、出鱈目だって。色々と度を超してるんです。この人。」


 「否定はしない。」と、姫は肩を竦めた。

 それにしたって、龍の中でも最も高貴な存在と言われる白龍と契約しているとは。この姫はどれだけ出鱈目なんだ。

 そう思いながらも月銀さんを見ていると、目が合った。月銀さんは俺を見て、それから美雨を見て少し目を見開いた。しかし、すぐに「月銀。」と姫に名を呼ばれ、月銀さんはどこからか封書を取り出した。

 姫はそれを受け取ると、父様に渡した。


「こちらをお渡ししておきます。」


 封書の中身は、学園への入学案内だった。


「やけに準備がいいですね。」


 広斗兄様が微かに笑みを浮かべながら言うと、姫は口角を上げた。


「承諾して頂く気満々でしたので。」


 姫の言葉に「だと思った。」と口を揃えて言う莉優姉様と白雪姉様。一々呆れるのは何故だろう。何なんだろうこの姫は。ゴーイングマイウェイすぎるこの姉様達が呆れるって、どんなだ。


「広斗先輩と美冬先輩が知っているかと思いますが、一応お話しておきます。組分けの実力試験が魚の月の末にあります。その後、牡羊の月から授業が始まります。一応、一年後…十一歳の魚の月までには所属する流派と派閥を選ぶことになっています。しかし当然ながら、その前に能力が覚醒した場合は、もちろん、その時に選んでもらうことになります。そのつもりで。」


 姫の言い方はまるで俺達がその前に能力を覚醒させると言わんばかりだった。

 この人には、どこまで見えているのだろう。何を予測しているのだろう。いやむしろ、何もかもわかっているのではないか。

 そう感じさせる姫に、俺は不思議と興味を惹かれていた。

「では、私達はこれで失礼させていただきます。突然の訪問、本当にごめんなさい。お邪魔しました。」


 そう言い残して、姫とその補佐二人は巻き起こった風と共に一瞬にして消えて行った。


「全く。お騒がせな姫なんだから。」


 白雪姉様がそう言って、呆れ笑いをした。


 ……本当に、嵐のようだった。

次回更新予定日→未定(一ヶ月ちょっと後?)

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