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メルテーブル(対義語対音造語法)

人工言語アルカのサイトには人工言語の作り方を指南してくれる内容の頁がたくさんあって人工言語を作るにあたり非常に参考にしております。有り難いです。


その中に先験語での造語の仕方、つまり日本語や英語などの単語を参考にせずに0からの単語の作り方の取っ掛かりが幾つか紹介されているのですが、今回はメルテーブルを使った造語の準備をしたいと思います。


メルテーブルというのは、音にペアを作っておき作った単語に対義語がある場合は使った音とペアの音に入れ替えることで対義語を生成する方法です。


この方法での単語生成の弱点として複雑な音素配列を持つ言語の基本語には使えないというのがあります。


複雑というのは子音が連続する場合がある言語のことです。大体の言語がそうですね。


言語毎の子音連続のルールを侵さない音のペアでしかメルテーブルに使えないので音が似通って対義語感が薄くなるのが基本語に使えない主な原因です。


ですが、今回作っている言語はほぼ完全な開音節言語であり、対義語を有する基本語彙に撥音を含まないことによって連続子音のルールを完全に回避することにします。


また、基本語彙では連続母音も使いません。


対となる音は印象をできるだけ逆っぽくするために調音方法と調音位置が違うものを対にしようと思います。



それではこの言語で使う用のメルテーブル、私が勝手に『対音表』と読んでいるものを作ります。



甲 <-> 乙

y <-> f

w <-> t

r <-> g

n <-> ch

m <-> s

j <-> p

z <-> b

sh <-> d

ts <-> k


甲 <-> 乙

a <-> i

o <-> a

e <-> o

u <-> e

i <-> u


※/yi/及び/wu/の組み合わせはこの言語には無いので特殊裁定として

/fu/ <-> /te/

とします。


この言語では語頭に/r/は来ないルールなので語頭が子音なしで母音から始まっている語は/r/と同じ変換をします。

逆に/r/の対である/k/も語頭では/r/に変換した後に/r/を取り除きます。



甲・乙というのは苦肉の策でして、母音が5つと奇数のために一つ余ってしまうのを強引になんとかしました。

対になっている子音で聞こえ度が高い方が甲、低い方が乙になります。

甲・乙で母音を全て変換できるように思いついたのが前回の頁を投稿した後だったので仮にこの造語法を活用語尾にも対応させようとすると母音が正しく変換出来ないので活用語尾は諦めたほうがいいかもしれません。

メリットが雰囲気のみで辞書がぐちゃぐちゃになるデメリットを超えないと思いますし。

後で考えます。


8/31 ちょっと変更しました。

撥音の後の子音を交換しても禁止配列にならない組み合わせを増やしました。

本当は基本語に撥音は使わない予定だったのですが一部使えたほうが便利そうだったので撥音は交換なしで行けるようにしました。

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