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序章
前作をお読みいただいた皆様、「オヤジ」シリーズ パート2の始まりです。
…あれから半年…。
奴等をブチのめすことも出来やしねぇ、歯がゆい日々が過ぎていく。
いったい何時になったら、腐れ野郎の息の根を止められるんだ。
政府のお偉方は、てめぇ達の利権を守るのが精一杯で、何にもしちゃくれねぇし、一緒に協力しなくちゃならねぇはずの、南の奴等があのザマじゃ、こっちだってどうしたら良いんだか判らねぇ。
…それに、オレだって、時間は幾らも残っちゃいねぇんだから、出来るだけのことは、してやりてぇんだよ。