表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

五話

あの人と私は半分幼馴染みのようなものだ。

関わりだしたのは最近だが、姿形、存在は小学校の頃から知っていた。

ただ関わる機会がなかった。

あの人は見た目はなかなかのものだった。

ちょっとひねくれてはいるが、頭の回転が早く、男性なのに話上手で、色素の薄い病弱な人だ。

話すようになってすぐに仲良くなった。

彼はとても楽しい話をしてくれた。

私が相槌ばかりでも上手く話を繋げてくれた。

とても優しい人だった。

でも、時々とても冷たくもあった。

これが俗に言うギャップ萌えかと、この人を見て知ったのだ。

これが、他人に対してあまり興味を持たなかった私の初恋だった。

思えば、当時は誰でも良かったのかもしれない。

私には仲のよい男子など彼しかいなかったのだから、惹かれても当然といえるだろう。

私は初めて自分の感情が制御できず、4日もまともに食べられなかった。

私が思っていた好きなタイプとは全然違うはずなのに、彼のことしか考えられなかった。

それから半年、ずっと彼を見ていた。

彼のことを本当に好きなのかわからなくなった時も一度ではなかった。

恋に恋をしているのではないか?

そう思うときもたくさんあった。

だが、彼と話すときが一番温かい気持ちになったのは事実で、やはり好きなのだと自覚させられた。

近くにいるだけでふわふわとして、心地よかった。

それなのに、私はなんて恩知らずなのだろう。

妹の言ったことが事実なら、きっと彼を傷つけた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ