メイドさんが現れた
…………。
前回のあらすじ!
廊下を疾駆していたら、あれ?この廊下長すぎじゃね?ということに気づいたら男の娘こと山下君がこけてしまった!しかしその拍子に山下君が隠し持っていた博多のソルトがぴっでっ人に!
すると歩行速度が遅くなった!やったね!でも余計にホラーになっちまった!そしていきなり発狂しだした山下君!俺は山下君にソルトをぶっかけた!すると山下君は男の娘から女の子になってしまいヤンキー君とフラグを立ててしまった!
さてはて山下君とヤンキー君の恋の行方は!
「だからなげぇーよ!長すぎるわ!」
「キニシナーイ」
「するわ!」
どうも、俺だよ!
今現在廊下をぴっでっ人をトレインしながら爆走しているよ!
他のプレイヤーがいたらこれはMPKじゃなくてPPKになるね!
「よし!階段が見えたぞ!屋上を目指せぇええ!」
「うんっ!」
ヤンキー君がいつの間にか指揮をとり山下君が笑顔で頷く。
その笑顔が恋する乙女なのが弱冠問題がある気がするけどTSして女の子になってるから特に問題はなかったりするのかな。
――省略――
「これでしばらくは入ってこれないだろう」
ヤンキー君は何故か手に持っていた屋上の鍵で屋上のドアを施錠しその場に座った。
そしてその上に山下君が座った。
えー………
「おい、どけよ」
「いやですっ」
「どけって」
「いやですっ」
「……ハァ…好きにしろ」
「えへへ」
山下君がヒロインに進化した!
というか俺めっさ空気だな!
空気すぎて自分が何者か見失いかけたわ!
ガタンッ
「ちっ、もう来やがったか」
鉄パイプを握りしめ立ち上がるヤンキー君
「俺が奴らを引き付ける……その隙にお前らは逃げろ」
何処に(笑)
ここ屋上ね、逃げる場所皆無ね
「ダ、ダメダよ!ボクも残る!」
「逃げろっつってんだろーが!!」
「で、でも」
「ぜってー生きて帰るからよ、んな顔すんなよ」
にっこりとイケメンスマイルをかまし山下君の頭を撫でるヤンキー君。
「ぽっ」
口で効果音を言うなよぉおおおおおおおおお!!
つーか、見た目、というか体は女でも中身男だからね!お前ら何してんの!?
俺ぁビックリだよ!
と、その時
ドッカーーーーーーーーーーーンッッツ
「ちっ、下がってろ」
屋上に入ってきたぴっでっ人にむかいヤンキー君が鉄パイプを振るうが半透明な壁に遮られる。
「なっ、Aてぃーフィールド!?」
なんでだよ!
良く見るとAてぃーフィールドを張っているのは体育教師の通称ゴリラだった。
なるほど体育教師だから成せる技なのか。
納得できねー!
「しかたねぇ……もってくれよ俺の体…
梁木家に伝わる秘伝の流派、見せてやるよ」
梁木家て(笑)
「梁木流剣術壱ノ型【夜露死苦】!」
もはやネタだぁああああああああ(笑)
何か光のエフェクトを纏い斬りかかるヤンキー君。
しかしゴリラのAてぃーフィールドには傷一つつかなかった。
「くっ、嘘だろ……この技は車を真っ二つに出来る威力があるんだぞ……化物かよ…」
あなたも充分化物です。
何?車を真っ二つ?
もはやネタだ!
「危ない!」
山下君の叫び。
ゴリラがラリアットをヤンキー君にかまそうとしていた。
あわやヤンキー君!
その刹那!
銀色の線がゴリラを襲った。
ゴリラはそれをロンダートで避けた!
さすが体育教師!
ゴリラのいたところにはステンレス製と思われるフォークが刺さっていた。
そしてそれが飛んできた方向を見るとヘリコプターがありそこから一人の人間、否、メイドさんが飛び降りてきた。
メイドさんは着地するとヘリコプターに手を振った。
ヘリコプターは去っていった。
いや、乗せてってよ、逃がしてよ
そんな俺をよそにメイドさんは口を開く。
「お腹が空きました!」
知らんがな
何がやりたいかわからなくなってきました。
取り合えずはロンダートを練習します。