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意外な展開

スゲー適当に進めていきたいと思います。

更新は作者の気まぐれでやって行きますんで、よろしくお願いしまーす。

 これはごく普通のありふれたお話。

 とある国にめちゃくちゃ美人のお姫様がいた。

 そのお姫様を自分の花嫁にしようとした魔王が、ある日突然平和だったお城に攻めてきた。


「はっはっは、姫! 我と共に参ろうぞ!」


 そう言って魔王は姫を連れ出そうと、襲いかかろうとする。

 悲鳴を上げる姫の目の前で、こんなとき、父親である国王はまず何もできない。


「だ、誰か、姫を助けてくれぇ!」



 ――完全に他人任せ。


 

 じゃあ誰が助けるのか、というと、大抵は何処から来たのかも分からない勇者様なわけで。


「うおお、姫に触るなぁぁぁ!」


 と剣をかかげて魔王に飛びかかる。

 でもまあ、この時点での勇者の実力なんか、城の周辺にいるちっちゃなモンスターぐらいしか倒せないレベルで、魔王にかなうはずもない。


「虫ケラは引っこんでろ!」


 と片手で払いのけられてしまう。

 それでも頑張ればなんとかなるというのがこの手の話のお約束なわけで、


「うおおおおおおおお!」

「バカな、な、なんだこの力はぁ!」


 みたいに最終的には奇跡の力やらなんやらが発動して、姫を助け出すことだけは出来ちゃうんだよね。



 ――ホント、勝手って言うか……ご都合主義だよね。



 それでもう、魔王はカンカン。


「貴様……よくも……」


 なんていって、特殊な魔力で勇者を吸い寄せて、捕えちゃったり。


「握りつぶしてやる!」


 と勇者を殺そうと躍起になった魔王様。しかしよくよく勇者の顔を見ると、これまたかなりの男前。


「ほう、貴様、なかなかいい面構えをしておるではないか。気が変わった。貴様を我の花嫁にしよう」



 ――ちょっ……えええええええええ???



 これは……予想外。

 どうやら魔王、少し「そっち」の気があったみたいで、勇者様に一目ぼれしちゃったみたいなんですな。

 で、もう魔王を止められる者もいないので、


「では勇者はもらっていくぞ! ふはははははは!」


 なんて高笑いしながら、魔王は余裕で走り去って行くのでした。



 ――って魔王走って帰るのかよっ! 



 こういうのって飛び去って行くパターンじゃないのかいな。

 あるいはなんか魔力使って一瞬で消え去るとかじゃないのかよ。

 とにかくそんなわけで、勇者は連れ去られてしまった。

 さて、当然、助けに行かなければならんよね。

 その重役に選ばれたのは……。

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