【3話 大陸の狩人】
「先程まで居た馬鹿なやつは光と言いましたね,
光の速度ねぇ,,,ふふふ,久しくその単位を聞いたよ,ほんの昔に粒子を脱した男がね」
「極点の重力を凌駕する光,だが今の我々の視点を常識的な一般人として比較した場合,樹懶の
有限集合分の無限小程度の遅さだ」
有限集合の単位と定義,無量大数だの不可説不可転だのグラハムだのそんな数では比較にすらならない,数値にして[9999,9999,9999,,,9]と
成り,定義としてあらゆる有限数と有限基数を
超えた無限に限りなく近い集合。
無限小は[0,0000,0000,0000,,,1]とその
名前の通りあらゆる有限数と有限基数を降る
有限最小にして限りなくゼロに近い数。
「んな⁉︎(早いだけだ,倒せる訳ない!)」
気づかない間に皆が倒されていく。
「アト秒だの,涅槃寂静だのと,,,全く持って
遅い,プランク時間と言う領域に立って
初めて早いと呼べるのです」
瞬間にして数万数億数兆と実在して居た
全歴史上の偉人が倒された。
「馬鹿な!我が居る限り彼らは不滅!故に
あるはずも無く,貴様の嘘カラクリを
破ってやろう!」
「この[ヴァルハラ/黄金の戦場]で!貴様を
潰す」
「やってみろよ雑魚が」
更に湧き出した時間軸上の偉人,だが。
「ははは!遅すぎますよ!」
瞬殺,圧倒的瞬殺。
「我が[エインヘイリアル/死後の武将]をどう打倒した!我が居る限り媒介の理がなくならぬ
限り不滅の奴らを!」
ガシ。
「あぐ」
「黙りなさい」
「な⁉︎ばなぜ!グゾガギガァァァ!!!」
「はぁ,これだからウルセェやつは嫌いだよ」
グシャ。
「,,,」
「まぁでも,死んだ後は物言わぬ肉塊ですがねぇ!
あっはっはっはっは!!!」
軍勢を叩き潰したのは,,,大陸の狩人,現代狩人内最速の男である,板橋嘉村である。
,,,そして現在にいく。
「よ!板橋」
今頭を垂れて居るのは,嘉村,そうあの最速の男
だが,ショッダールタには頭が上がらない。
実力至上主義の狩人内で頭が上がらない,この
意味がわかるだろうか?答えは簡単,旧戦闘にて。
「空間と空間の位相を結合して距離を無視した
一撃,それに視界内に限定した擬似[テレポート/空間移動]くくく,かーっかっかっか!
いつぶりかの,貴様のような輩ぁ!」
「楽しいなぁ嘉村ぁ!」
「ひゃっはー!」
,,,と言うことがあったのだが実は。
「12分割した魂により12分の1の実力しか
持たぬ鉄を与えた分体にヤラせたよ」
そう,クソ手加減した上でスピードの活かせる
広い場所でめちゃボコにしたのだ。
「久々だなぁ」
「はい!お久しぶりでございます!」
「そう硬く成るなよ」
「はい!」
「ところで,話を変えるが俺の息子とその仲間の
指南役をしてくれないか?」
「指南役,,,ですか」
「あぁ,最近誰かは知らないが悪魔教団を
全滅させたらしいんだが」
「(うわぁ,,,玄武の野郎がぶっ潰した奴らの話
してる,俺元々七獣だから気まずいなぁ)」
なんて朱雀が考えて居た。
「なんかその生き残りのケトとやらがなぁ
暴れてるらしいんだわ,だからまぁ叩き潰して
くるからその間少し長くなりそうなんだわ」
「ふむ,ついでに鍛えろ,,,っと,わかりました!
坊ちゃんを任せてください!」
こうしてショッディー達は更なる鍛錬が
始まろうとして居た。