表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

終えるまでやめるな、さもないと変わらない




挿絵(By みてみん)




ジレンマは、いっしょうけんめいに木を切っています。

カーン。

カーン。

いっしょうけんめいに、よく切れないオノで木を切っています。


キツネはジレンマに言いました。


「つまらない決まりばかりじゃないか。それなら庄屋さまにオノを返すとき、いっしょに川の石も渡せばいいんだ。庄屋さまのオノなんだから、庄屋さまが削ればいいんだ」


キツネはぷりぷりと怒ります。


「オノの刃がこぼれて役に立たないと、ケチんぼの庄屋さまに言ってやればいいんだ」



「とんでもない。庄屋さまにそんなことを言ったら、もう僕にオノを貸してくれなくなるよ。僕の使いかたが悪いから、オノの刃がこぼれたんだと言われてしまうよ」


カーン。

カーン。


「オノを貸してもらえなくなったら、僕は生きていけなくなるよ。僕には木こりしかできないからね」


カーン。

カーン。



「それなら、ええと、どうしたものかな」


キツネは、うーんと考えました。

しばらく考えると、ぴんと耳を立てました。


「そうだ、こうすればいい。すごいことを思いついたぞ」



「なんだいキツネさん。すごいことって」



「1日に木を10本切らなければいいんだよ。最初から1日10本なんて、無理だったんだ」


キツネはえへんと説明します。


「庄屋さまに言えばいいんだよ。木を切るのは、1日に8本に減らしてくださいって言えばいいんだ」



挿絵(By みてみん)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


イタいぜ!



チャッカマン



チャッカマン

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ