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美容院帰りの君

作者: 朝焼 悠

ただ今のあと

手洗いうがい

コートをかけて

リビングに入ったら


お帰りって

久し振りに

君は駆け寄ってきて

お帰りって

また繰り返しながら

僕のこと見上げてる


僕はたまらず手を伸ばして

ただいまって

頭を撫でて

その時に君が駆け寄ってきてくれた

理由に気付いたんだ


美容院

行ってきたんだね

可愛さが増しているね


それは

驚くような変化ではない

気付いてから見れば

まとまりが増して

整った印象


でも何よりも

髪に触れた瞬間の

心地良さと

滑りの良い柔らかな

絹みたいな感触


嬉しそうに

気付いたって

はにかんでいる君と

この世界一

心地よいとさえ感じる感触


僕だけのもので

独り占めできている

心の底から

愛しさが込み上げてきて

抱きしめてしまいたくなる


でもまだ

着替えてすらいないから

変わりに君の頭を

くしゃくしゃとかき乱す


せっかく

綺麗にしてもらえたのにって

むくれてみせる君の顔が

更に僕の心を揺さぶって


僕はすぐ

着替えてくるからって

一言謝って

部屋へ駆け込んだ


逃げたって声が

背中越しに聞こえてくるけど

とんでもない


僕はただ

1秒でも早く

君を抱きしめたくなっただけ

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― 新着の感想 ―
[一言] 愛してる。
[良い点] 今日も良き詩ですね〜 ウットリします(*´ω`*)♡ 美容院のあの滑らかな仕上がりは、翌日再現できないのが残念ですよね〜。 [一言] 今日も満足、素敵な恋愛詩をありがとうございました!
2021/12/27 20:18 退会済み
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