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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
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5.初めての狩り

 翌朝、目が覚めて身体を伸ばした後、残りの木の実をいくつか食べて初めての狩りの支度をした。支度と言っても剣は一本と棍棒を一本、小袋を2つ持つぐらいだ。

 支度を整えたら軽く運動して魔力の操作と仙気の操作を軽く行う。咄嗟に動けるようにするためには必要な事だろうと考えて日課にしてく事にした。間違ってないはず、うん。


 さて、色々終わったし外に出よう。ご飯を確保しないと生き残れない。

 洞窟から出て左手に行ってみようかな。水場もそっちにあるし水分をとりたいし顔も洗いたい。それに水場に動物が集まってるかもしれないし。


 結果としては何も居なかった。残念。

 水を飲んで顔も洗ったからスッキリしたってことで獲物を探そう。

 あ、余談になるけど、真水って普通は飲むと腹下したり寄生虫がいたりで飲むのは危険だけどゴブリンって胃が頑丈みたいで腹は下さなかった。

 煮沸しないとー、とか考えてたのが馬鹿みたいに思ってしまった。そう考えたらゴブリンって優秀って思ったり·····いや、そんなこと無いか。


 帰り道がわからなくならないように目印を木に付けながら移動していった。勿論、食べれそうな木の実も確保しながら。


 そしてようやく獲物を見つけた。角の生えたウサギだ。

 まだ気づかれてはいないだろう。静かに接近していった。

 ある程度の距離まで近いたので土魔法で礫を作る事にした。流石に剣や棍棒で向かったら逃げられるかあの角で突進されるかもしれないし。刺さったら絶対痛い。

 礫は出来るだけ先端を尖らせて螺旋を描くように形を整えていく。こう言ったところは土魔法の強みだと思う。

 後は獲物に向かって放つだけ。····万が一威力が足りずに仕留め切れなければ俺が危なくなるかもしれないので、発射には魔力と仙気を合わせてすることにしよう。

 よし、狙いも練り合わせも問題なし······今だ!

 礫は勢いよく放たれ角ウサギの胴体に命中した····したのは良いが威力が強かったのか当たった所を基準に2つに別れてしまった。

 これは、威力が強すぎた感じがする。


 何が原因だ?

 螺旋の力を借りてやったのが原因か?

 それとも仙気を練り込んだのが原因か?

 いや、もしかしたら角ウサギが弱いってことかな?


 ·······まぁ、お肉ゲットってことでいいや。うん。後で考えよう。

 肉の量が減ってしまったけど、狩りは成功ってことにしよう。そうしよう。


 さて、もと来た道を戻るかな。予想以上に血が飛び散ったりしたから別の動物来そうだし。退散しよう。


 洞窟に戻り、角ウサギを食べれるところを切り分け終えてからさっきの反省を考えてみるか。

 いや、やった方が早いかな。使っていない洞窟内の一角の岩に向かってさっきの礫を放ってみた。

 結果は岩にめり込んだね。しかも結構奥まで礫がいってる。

 次に仙気無しの場合を撃ったら岩に刺さった。

 次は礫に工夫無しでやってみた。

 魔力のみだと石をぶつけた位の結果しか出なかったが、仙気と混ぜると表面を砕く位の威力になった。


 と言うことは、魔力と仙気を組み合わせると威力が増えると。んでそこに付加効力を付けたら最初の結果になったと······これは今後役にたっていくとは思うけど、狩りには使えないな。使って魔力と付加効力をつけるまでだな。それか魔力と仙気のみでやるくらいだな。


 一応、他の魔法でも試しておくか、狩りで失敗したくないし。


 ーーーー色々試して威力も把握できたから今日はこれで良しとしよう。

 今日も肉と木の実を食べて鍛錬してから寝よう。

 明日からは失敗せずにいきたいな。


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