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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
35/124

34.荷馬車と冒険者1


 のんびりと干し肉を食べ終え、ライの実を堪能してるところ動きがあった。

 近づいてくる荷馬車と冒険者4名、そして何故か1名森の方から出てきて何か言っている。すると大剣を担いだ女がいきなりこちらに向かって走り出した。仲間の静止を無視して一直線に·····アレ?これはもしや?


 大剣を担いだ女は俺を発見したと同時に大剣の柄に手を掛けてなんの躊躇もなく振り下ろして来た。

 俺は嫌な予感は勘違いであってくれと願ったがそれは虚しく的中していて、全力で迫り来る大剣を避けていた。

 女は避けられた事に驚かず寧ろ口元を吊り上げて追撃する様に横凪ぎをしてくる。俺は休憩中に外していた大剣を使いその攻撃を防いだ。


「へぇー、ゴブリンの癖に結構やるじゃん」


「そりゃどうも、出来ればもう攻撃して来ないで欲しいなぁ···なんて····」


「喋れるゴブリンなんて久々に見たなぁ、しかも流暢に喋れるなんて。そうなると他のゴブリンとは強さが違うんか」


 ······だったら構えを解いてくれませんか!一向に下げる気配が無いんだけど。後、口元更にニヤけてませんか?怖いんだけど。


「俺は戦いたくは無いんだけどソロソロその物騒な物下ろしてくれないか?」


「やだね、もうちょっと付き合えよー。久々に腕がなるんだから」


 そう言ってこちらに駆け出し大剣を振り下ろしたり横凪ぎしたり斜めに振り下ろしたり、カチ上げたりと多彩に攻撃してくる。大剣でこんなスピード出るのかってくらい1つ1つが鋭い。更に普通は大剣だったら振り下ろすか横に振るくらいしか出来ない筈なんだけど。この人そんなもん知ったことかってくらい簡単に振り回してる。

 俺は俺で着実にガードはしてるけど打ち返せない、前よりは大剣を持っていても重くは感じないしこの女と同じ様に振れそうな気がするけど、まだ馴れてないから隙が出来そうだなぁ。


「すごいすごい、まだいけそうだな。そこら辺の男よりも良いよ」


「それはありがたい····けど、ホントに勘弁してください」


「と言うわけで、ペース上げるよー」


「いや、話を聞け!や、危なっ!?」


 女は更にスピードを上げて切り上げてきた。俺はガードするには間に合わないと思い身体を当たらないように捻って避けることに成功した。紙一重と言うものだが。

 女はまたもニヤリと口元に笑みを浮かべてまたスピード上げながら段々とオーラ的なものも身に纏い始めてる。俺もこれ以上は耐えられないと仙気を身に纏いながら対応していく。

 ミノタウロス戦を終えてから魔力、仙気も大幅に上がったが野盗との戦いであんまり余力はない。無いが使わないと斬られるからやるしかない。誰か助けて下さい、マジでお願いします!


「ハハハハ、楽しい、ホントに楽しいよ。キミホントに良いねぇここまで着いてこれるヤツは居ないからねぇ」


「こっちは楽しくないよ!ホントにやめーー」


「んじゃ、これはどうかな『豪炎剣』!」


「人の話を聞けー!」


 女は大剣に炎を纏いながら振り下ろしてくる。俺は嫌な予感がしたので咄嗟に仙気を今までの倍で身と大剣に纏いそれを防いだ。

 判断は正しかったのか先程よりも重い一撃がのし掛かる。衝撃が足元伝って軽くクレーター出来てるし。ってか熱っ!


「ハッハー!やるぅ!んじゃまだまだーー」


「こらー、レイナ!いい加減に止めなさい!」


 女がまたも別の攻撃をしようとしたところに別の所から声が上がり、戦闘が中断された。た、助かったー。


「ッチ、ここからが良いところだったのに。何で止めるんだよ、ローナ」


「それはレイナが勝手に状況も判断せず1人で突っ走ったからでしょ」


「いや、だってユーリがあんな話するから」

 

「だってじゃありません!全く大体レイナはーーー」


 助かったんだけど、これはどういう状況なんだろうか。先程戦っていた相手は今来た人に叱られていて俺はすっかり蚊帳の外となってしまってどうしたら良いかわからない。

 俺がそんな2人のやり取りをボケっと観ていたら荷馬車を率いた残りの冒険者たちと合流するのであった。


 善行 4/108


先に謝っておきます、暴走してしまいました。修正出来ず(する気無し)このままいきます。

この時点でストックは5有りますが余裕を持たせたいですorz

だからと言って投稿ストップはしません

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