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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
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29.これは····便利ですねぇ

29.これは····便利ですねぇ


 ある程度回復した俺は立ち上がりまず宝箱の方に向かった。中には赤い石のついたネックレスと赤い牛の絵が彫られている大きめのメダルが入っていた。


 このネックレスは今までの経験上何か効力が付いている物だろうと思い着けることにする。が、このメダルは何だ?大きいと言っても拳2つ分位だけどこれも何か効力があるのか?袋には微妙に入らないし手で持っていくしかないか。置いておくのも勿体ない気がするし。


 次に俺は落とした剣を回収してからミノタウロスの魔石を回収に向かった。今までの階層の魔石と比べ段違いに大きく俺の顔と同じくらい大きく少し赤みの掛かった黒い色をしている。

 手にすると結構ずっしりしていて運ぶのは苦労しそうであるがやはり俺が持つとなんとも言えない何かが流れ込んでくる。

 やがて役目を終えたかのように魔石はボロボロと崩れていそこには何も無かったかの様に消えてしまった。そして不意に来る眠気が半端ではない。やっぱり最後にまわしといて良かった。

 あんだけヤバい奴なんだこの感覚が来ない訳が無いんだ。正直もうここで寝たい気もするが我慢して起き、せめて次の階層に行く階段辺りで寝ることにしようと扉の近くまで移動する。


 扉を開けるとやはり下に続く階段があった。あったのだがその階段の横にもうひとつ扉があった。

 非常に眠たいけどもすごく気になる扉だ。今までに見たこと無い所にある。扉にはよく視ると鍵穴が4つある。

 俺はもしかしてと思いこれまで拾った鍵を差し込み回す事を試みた。鍵が合っていた為、解錠した音が聞こえ扉が開くようになった。すごく中が気になる。俺は好奇心に負けて扉を開けた。


 扉の先には広くは無いがちょっとした空間と真ん中に窪みの空いた台座があった。

 窪みは丸い形をしていて先程手に入れたメダルが嵌まる位である。

 ·······これは罠なのか?それともボーナスステージなのか?どっちなんだ?

 一応ここの空間はモンスターも出現しなさそうなので休憩はとれるけどどうするか·····


 考えるまでもないか·····俺はここにメダルを嵌めるぞー!ジョ○ョー!

 はっ!いかんいかん、眠気が酷くて徹夜のテンションになってしまった。取り敢えず落ち着いて····うし、嵌めてみたぞ。


 嵌めてみたぞ·····嵌めて·····は····め····

 ···········何も起きない?なんなんだ?違ったんか?サイズもピッタリだしかといってこれ取り出せないぞ?まさかの何も無しか?

 俺はガッカリだぞ、さっきのテンションを返して欲しい。


 俺はため息を吐きながら台座に手を触れて落ち込んでいると次第に台座が光だしてきた。


 な、なんだ何が起きているんだ?どう言うことだ?俺が取り乱していても一向に構う様子もなく光は増してきている。

 そして不意に俺の手に向かって光が集まりだしてきた。光はやがて形を作り1枚のカードになり俺の中に消えていった。


 ···········いや、意味が解らないって。今の何?どう言うこと?誰か説明してよ····あ、独りだった。


 取り敢えずラスト1個のライの実を食べて気持ちを落ち着かせて考えて整理しよう。


 台座にボス部屋にあったメダルを嵌める。それに手を付く。光始める。俺の手に光が集まってカード状になり溶け込まれたと·········わかるかぁ!


 あれか何かの力を手に入れたんか?だとしたら何を手に入れた何処かに説明が在れば良いんだけど、んなもん無いし······

 アレか?こう念じれば出るんか?こうさっきの様に光が出るように念じれば····って出たよ。出たけど何の効果があるの?

 某ゲームみたいに握り潰すと悪魔でも召喚できるんか?

 試し握りしめると光は一気に飛び散り霧散した。それと同時に視界も一気に変化し気がつけばダンジョンの入り口にいた。

 急なことでつい腰を抜かしてしまったが、これってもしかして転移したってことか?

 俺って転移魔法使えるようになったんかな?

 もう一度試してみるか今度は自分の拠点をイメージして······


 また視界が変化したと思ったら先程いた台座の前にいた。そう言えばメダルいつの間にか失くなってるな。

 ひょっとするとこれって転移魔法だけど、階層のワープゾーンだったりするんか?いやすごい助かるけど、ちょっと期待していたモノと違い残念に思ったけども、次回からここからスタート出来るのは嬉しい限りだ。階層を深く進めば帰るのも一苦労だから助かる。


 俺はもう一度先程のワープを使いダンジョン前に来て今日は帰ることにした。

 流石にもう眠いのと疲労が半端ないんで寄り道しないで寝床に直行しよう。


 ·····帰るときつい調子に乗って「ペ○ソナッ!」って叫んでしまったのはご愛敬で許してほしい。


 善行 3/108

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