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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
29/124

28.5階層

一部誤記があったので訂正しました。

以降も探しますが


×回復ポーション

○ライフポーション


と変更していきます。私事で申し訳ありません


 五階層に降りた俺の目に入ったのは扉だ。

 ·····いきなり扉がある。どういう事だ?何でこの階層はいきなり扉なんて設置されているんだ?しかも如何にもって感じでボス部屋っぽい雰囲気醸し出しているし。もしゲームとかならこういった場合このダンジョンの終着点になるんだけどこの世界に適用されているんだろうか?


 うーん、まぁ入ればわかる。そしてこの階層も突破しよう。

 俺は扉に手をかけて中に入っていった。


 開けた先は広い空間があり、その中心には牛の顔に限界まで鍛え抜かれたかのような人間の体、そして手には見るからに鋭く重そうな両刃の斧を持っている。


 あれは説明されなくてもわかるぞ、ミノタウロスだ。むしろそれ以外に何て言えば良いかわからないくらいだけど。


 まだ襲ってくる気配はないけども確実にこちらを見ている。そして首を傾げてる。

 ·····いや、まぁわからなくはないよ。扉を開けたやつが人間じゃなくて同じモンスターのゴブリンだからね。


 出来ればそのまま隙を晒していて欲しいけども····ダメか。考えるのを止めて取り敢えず倒す方向にして戦闘態勢に入り始めたか。


ーーーGUMOOOO!


 こちらも剣を抜き構えながら、魔法で牽制でもっと思ったが直ぐにミノタウロスが俺に向けて雄叫びを挙げながら突進してきた。俺は突進を避けるべく横に大きく跳び回避に成功した。流石に真正面からあの巨体と対峙はしたくない。脚力が強いのかスピードも結構あるし、あれに体当たりされると洒落にならないだろ、絶対に。


 ミノタウロスは最初の突進が避けられた事も気にしないかのように直ぐに反転し、その勢いで斧を横凪ぎに攻撃を仕掛けてくる。俺は回避で大きく跳んでしまったのでバランスを崩しているため仙気を纏い剣をクロスさせ防御した。


「グッ!」


 見た目通り力が強く仙気を纏っていてもだいぶ飛ばされてしまい持ちこたえる事は出来なかった。それに着地も上手く取れなく転がされる事にもなり背中と頭が痛いのなんの。


 痛みに悶えてる暇は無いと自分に言い聞かせて体を起こし再度ミノタウロスを見据える。ミノタウロスはもう次の戦闘態勢に入り大きな両刃の斧を両手で持ちこちらに向かって来ている。


 今までのモンスターと違い剰りにも隙が無さすぎるだろ。むしろ殺意が高いってか攻撃的過ぎる。

 俺は牽制にと仙気を織り混ぜたロックシュートを2発をヤツの脚と胴体に打ち込んだ。今までのモンスターならこれでカタは着くんだが····いやぁ流石ミノタウロスだね。怯む事もなく進んでくるよ。一応2発とも腹と太ももに貫通はしてるんだけど気にしてない感じだし。


 俺はさっきの二の舞には為らないためにも今度はちとおっかないけど前に出て攻撃を避けながら反撃することにした。いや、強がりましためちゃくちゃ怖いです。出来ればやりたくないけどやらなきゃ次は死ぬって。


 ミノタウロスは斧を上段から力いっぱい振り下ろしてきたが受ける事はせずミノタウロスの股下を潜るように体を滑り込ませつつ脚に剣を斬りつけた······斬りつけたけど固くないか?体には仙気を纏っている状態で剣には纏わせていなかったけど岩に対して剣を撫でた感じしかなったぞ。

だが後ろを取ったのは大きい。今度は剣にも仙気を纏わせて斬りつければダメージが入るはず。


 俺はすかさずミノタウロスの脚を斬りつけた。仙気を纏っているお陰か先程よりは刃が通っている感じがある。と言ってもまだまだ浅いが。


 ミノタウロスもただ切られ続けてる訳もなく距離を取ろうとするでもなくその場で回転しながら斧を横凪ぎに払ってくる。だが高めの横凪ぎだったので態勢を低くして避けることは出来た。俺は攻撃を再開する。やはり大きな武器だと隙が大きくなりやすなと感じつつダメージを与えることに集中していった。後は攻撃方法はパターン化されミノタウロスは振り下ろすか横凪ぎのみでそれを避けてただひたすら攻撃していった。


 片足を集中的に狙った事が良く段々とミノタウロスの攻撃方法が単調から鈍くなりとうとう片足を地面に着けることに成功した。

 うん、やはり機動力を奪うのは大切だわ。


 俺は攻撃の手を緩める事をせず脚から胴体に集中して攻撃を繰り出していく。ミノタウロスは持っている斧を手放し拳で応戦してくるが体重があまり乗っていない攻撃など俺には通用し·····


「グフッ!?」


 腹に一発良いのが決まりすかさず顔面に一発良いのを貰い、しかも結構飛ばされてしまった。今のコンボで剣を手放してしまったし。完全にやらかしたな。


 痛みで朦朧とするけどもしっかりしないとここで倒れたら殺されてしまう。そんなのは絶対に避けなくては。

 回復ポーションで回復をとは思ったけども先に相手が立ち上がって向かって来るのが早いと鈍い思考で判断し、朦朧とする視界で魔法を使った。

 いつも使いなれているロックシュートを残りの魔力が空になるまで使うつもりで周りに作り出しミノタウロスに向けて放った。照準は取り敢えず体の何処かに当たれば良いと思い大雑把なものだが兎に角放った。


ーーーGUMOOOAAAA··AA··A····


 魔力が底を尽きかけるときにはミノタウロスの鳴き声も聞こえなくなり部屋は静かになり俺の荒い息遣いだけが聞こえるだけとなった。


 何とか勝てた。魔法が使えなかったらヤバかったなぁ。背中には大剣は有るけども使わなくて良かった。たぶん使っていたら力負けして最悪序盤で大剣ごと吹っ飛ばされて朦朧とするなかで真っ二つになってたかもしれない。


 俺はライフポーションを飲み干しその場で休憩しながらそんな事を考え人心地ついたのであった。


 善行 3/108


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