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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
28/124

27.更に進んだ先には····

 俺は休憩を終えて散らばってる魔石を回収して、宝箱を開けた。赤い液体の入った瓶、ライフポーションが2本と鉄の捻れたネックレスが1つ入っていた。

 ライフポーションはありがたい、先程の休憩時に1本使ってしまったので補充出来るのは嬉しい。鉄の捻れたネックレスは何か付与効果でも有れば儲けものだと思うので身に付けることにした。


 こういったときに思うのは、よくゲームで鑑定やら装備品の説明やらが出てくれれば助かるのだが現実はそう甘くはない······はず。単に俺が知らないだけかも知れないが。

 まぁ、それは追々誰かに聞けば問題ないだろう。まだ焦る時間ではない。


 そうこう考えながら下の階に続く階段を下りて四階層に到着した。四階層内を探索していくとボス部屋ではない開けた場所に宝箱が設置してある部屋が2ヶ所もあった。罠を承知でそこに足を踏み入れて出てきたモンスターを倒して宝箱の中身を回収していった。簡単に言ってはいるが、全てモンスターは亜種系で手こずりはしたが問題なく倒すことが出来た。

 回収した宝箱の中身は2個とも鍵が入っており、他には金貨と赤い石が入っていた。

 これで鍵は合計で3つとなったが何に使うのやら解らないが今後役に立つときが来るだろうと思い袋に仕舞った。


 そして今ボス部屋の前にいる。今回のモンスターは何なのか不安はあるが進むしかない。道中、今までのモンスターにプラスして犬型のスケルトンも出てくるようになっていた。数はボス部屋程ではないが2体、3体が普通に配置されるようになってきていると思う。


 今のところ体力面はまだ余裕があり、魔力は後15回は放てる位、ライフポーションも2本、マナポーションも1本ある。携行食も余裕があるのでまだ大丈夫だ。

 ボス部屋前で念のため休憩をはさみ装備の点検も済ませて中に入ることにした。


 中に入るとモンスターが1体湧いてきた。それは今までのスケルトンやグールと違い俺と同じゴブリンでかつ以前俺が対峙したことのあるホブゴブリンだった。


 俺は一瞬その姿を見て怯みそうになった。まだ今と比べ貧弱だったころストーンウォールを作り冒険者が駆けつけるまで必死に耐えて、いつ壊されるか解らず内心怯えていた時が不意に過ったからである。


 そんな弱気になった自分に気合いを入れ直すため両頬を叩き気合いを入れてホブゴブリンと向き合った。

 そんな光景を黙っている訳もなくホブゴブリンはもう此方に向かって手に持っている棍棒を振り上げ突進してきていた。


 俺は今から抜剣しても間に合わないと感じ、ストーンウォールを目の前に作り体制を立て直すことにした。

 ホブゴブリンはいきなり出てきた壁に驚き、急に止まることが出来ない為無理やり身体を捻るように肩から壁にぶつかって衝撃を和らげていた。


 俺はそれを見逃すまいとストーンウォールを解

き、ロングソードとフォルシオンを抜き斬り込んだ。

 まずは右からの袈裟斬り、左からの横凪ぎそして右で切り上げる。ホブゴブリンは壁にぶつかった衝撃が最小限立ったためか最初の一撃は食らったがそれ以降は防いでいる。俺は攻撃の手を緩めないために様々な角度から剣戟を入れて攻撃の主導権を握っていった。

 段々と俺の連撃に耐えきれなくなったホブゴブリンのガードは崩れ、避けようとするが避けきれずまともに受けてしまうことになった。

 そして俺は止めの一撃を入れてホブゴブリンを倒すことが出来た。


 俺はかつての自分を越えられた事に達成感を感じつつ剣をしまい魔石を回収した。魔石はスケルトンよりも大きめであるが力を吸収したせいか砂のように崩れていった。俺の身体はあれから魔石を吸収しているが変化は訪れてはいない。ゴブリンファイター迄はすんなり成長出来たが、その後は中々伸び悩んでいる。まぁ気にしていてもしょうがないので考えることを止めにした。


 宝箱を開けると中からは鉄の籠手に緑色の石が着いたものとまた鍵が出てきた。籠手は結構余っているが緑色の石が着いたものは初めてなので早速今の籠手と交換して装備した。


 何となくだが身体が軽くなった気がする。籠手の効果だろうか?そういうことにしよう。


 俺は今回の宝箱の物に納得しつつ新たに開かれた五階層に向けて足を進めた。


善行3/108


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