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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
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18.遭遇と再開


 あの死蔵していた大剣は難なく振れた、振れたけども錆び付き過ぎたのと刃が結構ボロボロなので鈍器位にしかならないので変わらず死蔵ってことで。まぁ、今ある大剣が折れたら予備として使っていこう·····うん。


 魔力量は検証結果は35回、仙気は2分と大幅に使用できる量が増えたのは嬉しい。このまま鍛練していこう。


 狩りをして干し肉を作りダンジョンに再度行く準備を進めて丁度5日経過した時、木の実の採取に向かった俺はある集団と遭遇した。


「なんだこのゴブリンは、今までのゴブリンじゃないぞ。ホブゴブリンじゃないな、ゴブリンファイターか?油断するなよ」


「わかってるわ、何時でもいけるよ」


「リンは魔術師だから下がってて」


「お願いするねー、サポートするよー」


 ······なんだこの少年達は?めっちゃ攻撃態勢なんだけど。


 とりあえず、木の実の採取を中断して説得しよう。


「ア、アノ、俺ハ君達、ヲ、攻撃シナイ。」


 ·····ん?意外と話せるようになってる。単語だけじゃなくてまとめて会話できるようになってきてる。良い傾向だぞ。がんばれ俺。


「「··········えっ?」」


「ン?」


「「しゃ、しゃべったー!?」」


 いやぁ、久しぶりに聞いたなこういう感想。そして毎回驚かれるな。いや、母さんは驚いてなかった気がするぞ、うん。


「ど、どうする?しゃべる個体って確か知恵がよくまわって手強いって聞くけども」


「シュート、これは教官に伝えた方がいいのではない?僕たちじゃ無理だよ」


「で、でもー、もしかしたら私達が背中を向けたら襲ってくるかもよー」


「く、こうなったら俺が囮になるからみんな逃げて教官に伝えてくれ」


「そんなことできるか、ウルバが残るなら俺も」


「バカ野郎、お前はリーダーだろう!お前も行くんだ!」


「チョ、チョット、待ツンダ君達。俺ハ襲ワナイ。」


「そんなこと言ってもゴブリンはズル賢いって聞いてるんだ信じられるか!」


 こ、困ったなぁ。どうやって対処しようかこの子達。逃げるか?うん。そうした方が面倒が無さそうだな、そうしよう。


 仙気を纏って素早くこの場を離脱しようと思ったとき、少年たちの後方から大人の冒険者と見られる人達がきた。

 そのなかには見知った人物もいた。


「君達、先行しすぎだ。全く·····うお、コイツはゴブリンファイターか?お前たちにはちと荷が重い下がれ」


「ん?その赤いスカーフ?まさかルゴウか?」


「久ブリデス、ケビンサン。ルゴウデス」


「お、おぉ、随分でかくなったなぁ、ってか装備がすげぇなぁ」


「ソコデ、ダンジョンヲ、見ツケタカラ通ッテル」


 そういってケビンが来てくれたお陰でやっと警戒が解除された。

 でもケビン、一瞬俺の装備を見て引いたのはしっかり見てたからな。いや同じ立場なら俺もビビるけどのも。


「小僧ども、コイツは大丈夫だ。安心してくれ」


「で、でも、教官コイツはゴブリンですよ」


「大丈夫だ、ほら、こないだ話しただろ?ウルファングっていう野盗を倒して親子を救ったゴブリンだよ」


「え、あれって作り話じゃなかったんですか?」


「俺がホラ話なんかしないっつうの」


 少年達よそんなまじまじ見るもんではない、照れるじゃないか。あ、そうだ、何しにきたか聞いとくか。


「ココ何シニ来タンダ?」


「あぁ、今回はこの子達の冒険者研修の為に来たんだ。達成目標はライの実の採取、フライングフロッグ一体討伐だ。」


「ライノ実?フライングフロッグ?」


「あぁ、ライの実は黄色い木の実で食べると酸っぱいんだが、よく回復薬に使われているんだ。んでフライングフロッグってのは翼の生えたカエルだな」


「アァ、ライノ実ハコレカ?後カエルモアッチニイルゾ」


「おぉ、まじかライの実はこれで間違えないわ」


「ゴブリンさん!ライの実の場所とフライングフロッグの場所を教えてください!」


 うおっ!ビックリした。いきなり距離が近くないか嬢ちゃん


「こら、リン。戻ってこい」


「大丈夫だよ、ウルバ警戒しなくても、教官の知り合いみたいだし」


「で、でもゴブリンだぞ?」


「そうだよー、リンちゃんとって食われるかもよー」


「イヤ、シナイカラ」


「えー、しないのー」


 何か疲れるなぁこの子達。とりあえず教えても良いのか?ちらっとケビンの方をみると頷いてくれたので案内することになった。



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