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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
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16.嫌がらせいくない

 俺は軽くと思ってとったつもりが、案外深い睡眠を取っていた様で目が覚めたとき腹が減ってしまった。手持ちの保存食と木の実を食べてって言っても余程空いていたのか木の実は数個残して他は食べきってしまった。

 水魔法で水分をとり一息をつくと何となく体の調子が良いことに気がついた。

 またあの感覚だ、何時だったか体が成長したような時と似ている。

 昨日よりも筋肉がつき、身長も若干上がったかな?

 昨日背負っていた大剣はギリギリ引きづらないように斜めで掛けていたが、今は余裕がある。

 大体160cm位か。

 ずいぶん、大きくなった感じがする。

 一度二階のフロアに降りて軽く運動と素振りをしたが大剣は難なく振ることが出来た。

 魔力と仙気も軽く操作して確認したが昨日より多く使えるだろう。ただ回数の見極めが出来ないんだよな。

 とりあえず今は昨日と同じ回数まで使えると仮定して行動しよう。


 さてと、食料はほぼ尽きてしまったが体は全快、むしろ調子が良い。帰るにしても勿体ないからこのまま進もう。せめてボス部屋は特定したい。

 特定が完了したら今回の探索は終了して洞窟に帰るという方向で動こうと思う。


 今回も右側の道でまだ曲がっていない道に行こう。

 今のところ行きのモンスターは変わらず大したことはない。曲がった先も特に何もなしの行き止まりだった。すごい損した気分になってしまった。


 気を取り直して最初の分かれ道まで戻って左側を探索していこう。

 左側もモンスターは変わりなし、順調に倒しながら進み最初の分かれ道だけど····3つか?

 どれが良いんだ?

 とりあえずまっすぐ進んでみよう。曲がり角近くにはモンスターがいるので倒していく·····また曲がり角だ·····そしてまた·····で三ツ又と。


 あれ?全部右側に曲がっていったけどこれ戻ってない?一応ためしに左に行ってみるか。

 もし戻っていたら入り口に戻る筈だから。


 ········結果は入り口に戻ったのでぐるっと廻っただけでした。物凄くテンションが下がったわぁ。

 気を取り直して行ってない方向に·····また十字路、今度は無いだろう左手から······

 また右行って右行って右行って十字路·····ちくしょう。

 左側の道がすごいムカつくわぁ、なんなの。

 敵は変わらないけど道を間違うとぐるっと廻るだけだから腹が立つ。


 そうやってイライラしながらも道を進んでいった。ようやくボス部屋らしき所に到着した奥には宝箱と扉がある。あの扉が次に行く階段の道となるだろう。

 場所も確認したしこのまま帰ろうかとは思ったが?だいぶここに来るまでストレスも貯まってしまったので正直晴らしたいところである。


 あの道をあれから3回は繰り返すと堪えられないものがある。と言うわけで、この恨み関係は無いがここのボスで晴らさせてもらおう。


 俺は剣を構えてボス部屋に入った。すると地面から今までより大きめのゾンビが2体と赤いスケルトンが姿を現した。


 ストレスを発散させるため素早くロックシュートを2つ作り仙気も混ぜてゾンビに放った。

 ゾンビは避けようとはせず自ら当たりに行くよ前に出て風穴を空けていた。だが倒れはしない。

 むしろ風穴部分は少しずつ再生しながらこちらに来ている。


 ならばと思い、ファイアーボールを2発作り発射し燃やすことに。

 何を思ったのかこれは避けようとするが避けきれず当たり爆発、そして燃えていた。


 効果があるみたいでだいぶ悶えている。もう一回当てようかと思ったが赤いスケルトンはそうはさせまいと俺に向かって突進してくる。

 やはり通常のスケルトンと違い速さが違う。


 まさか赤くなると三倍のスピードに····っていうバカな思考したお陰で対応が遅れてしまい攻撃された。もちろん防ぐことには成功したが。


 昨日は仙気を使わないといけないくらい力が強いと思ったスケルトンは、今日はあまり強くないように思える。俺が返しの剣で攻撃を放ったのを防ごうとしたが、剣を弾かれて大きく隙をみせている。

 俺はこれ幸いと剣を振るい連撃を与えると易々と倒してしまった。

 ゾンビは火が消えたのかこちらに向かい始めているが遅い。

 俺はふと思い出し、剣をしまい背負っている大剣に手を掛け抜刀。上段で担ぎ上げるように構えて突進し一気に振り下ろした。


 1体のゾンビを真っ二つにし、大剣を返す勢いでもう片方のゾンビにも横薙ぎで切り裂く。

 流石に上半身と下半身を別れさせただけでは倒すことは出来ないので止めに頭部に切っ先を突き入れ倒した。


 今まで大剣は振ることが出来なく仙気を纏ってようやく位だったが今は気楽に使える。

 最初はストレス発散目的だったが、自分の成長に実感を持てる良いものだったと考える。


 そしてそれと同時に·······すごく腹が減ってきた。


 善行 2/108





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