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ゴブリンから始まる物語  作者: となりの戸愚呂
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14.モンスターパニック!?

 

 俺はこのまま戻らず分かれ道を進んでいる。やっぱり行きは通常通りのモンスターがいて数が増えている。まだ対処は出来る、反応も出来る、焦らず確実に行こう。


 道を進んでいくとボス部屋っぽくは無いけど開けた場所に出た。地面はここだけ砂場?何故だ?奥には格子の掛かった所に宝箱がある。


 ······いやーな予感がびんびんとする。引き返すか。

 そう思っていたが不意に後ろの入り口に格子が掛かった。奥が気になって入るんじゃなかった。


 後ろを見てたら正面の方から物音が····スケルトンとゾンビがゾロゾロ這い出てきた。しかも色違いも混ざっている。これはヤバイな。襲われる前に先手必勝、ファイアーボール圧縮バージョン、仙気も合わせて発射!


 手前のスケルトンに当たり爆発が起き周りを巻き込むことに成功、続いてもう一発準備して今度は少し左に向けて発射、こちらも命中。


 よしよし、捌けている。ただ慢心するな、安心するな。あの数がまだまだ続くとこの戦法も使えない。出来るだけ多く巻き込んで倒していこう。接近戦は魔力量が半分切るまで使い続けよう。

 くそ、まだまだ湧いて出てくる。いつまで続くんだ?


 俺はまとめて倒す方向でファイアーボールを使い続けたが数が減らない、増えないのはまだ救いである。


 っくそ、そろそろ半分くらいだけど数が減らない、切りがない。

 しょうがない計画変更で魔法をもう少し使おう、多少減らさないと殺られる。いくら攻撃が遅いといっても20体位いっぺんに相手なんか出来るか!


 俺はファイアーボールを使いなるべく数を減らすように戦った。そして、ゴールが見えることを信じて目の前に集中したが·····


 ちくしょう、減らない。もう魔法を撃つには厳しいぞ。

 覚悟を決めて接近戦をするしかない。

 そう思い、魔力と仙気を使って息切れや軽い倦怠感を木の実を1つ口に入れ何とか誤魔化し、剣を2本抜いた。

 1本では手数が足りない、威力は落ちるが2本使って手数を増やして対処するしかない。1本ダメになろうが予備がある、短剣もある。やるしかない。

 俺は腹を括り、モンスターの集団に突っ込んだ。

 我武者羅に剣を振るった。当たりそうな攻撃は出来るだけ避け、攻撃を繰り返し、掴まれそうになるのは飛んで避けた。だが、いくら避けてもいつかは当たる、掴みを避けた際にスケルトンに背中を斬られた。

 すごい激痛がした、皮の鎧が意味をなしていない。攻撃したのは、色違いのスケルトン····赤色だ。見たことがない、なんだこいつは?


 激痛を必死にこらえながら回復魔法を掛け、傷を治したがテンポが乱れてしまった。

 モンスターも黙っては見ていない、こちらに向かって攻撃を繰り出そうとしている。

 俺は咄嗟に風魔法を使った、本能と言っても良いだろう。ウィンドカッターではない俺の周囲に風を作り仙気も織り交ぜモンスター達から距離をとるよう吹き飛ばした。


 ヤバイ、ヤバイ····死ぬ。いや、落ち着け。大丈夫だ、まだいける。木の実を一口····よしよし大丈夫落ち着いた。


 数は····残念ながら減らないけどあの赤いスケルトンの周りだけはモンスターの数が多いな、もしかしてヤツが原因か?だがヤツは今までのスケルトンより格段に強い。だがヤツを倒したらもしかしたらこのモンスターラッシュは終わるかもしれない。いや、そうであってほしい。

 ならそう信じてまた突っ込むか。


 魔法は残り5回ぐらい。仙気は約30秒くらい。

 仙気は·····一瞬だけ纏わせれば戦うことも問題ないだろう。纏い続けるのは流石にヤバイ。


 ならここは賭けに行くか。

 周りも立ち上がって来はじめているし。

 もう一度ファイアーボールを作り赤いスケルトンの方向に向けて発射し、駆け出した。爆炎で見えないがお構い無しに突っ込み目の前のモンスターを斬っていく。

 赤いスケルトンの位置は先ほど確認しておいたのでそこまで突っ込む。

 爆煙が晴れてもう少しのところにヤツがいた、ここで決めると意気込み仙気を纏い2本の剣を上段に掲げクロスするように斬りかかる。

 赤いスケルトンも反応し、素早く2本とも受けたが威力が勝っていたのか軽く仰け反らせる事に成功。

 その隙を逃すまいと右手で薙ぎ払いと左手で逆袈裟斬りを仕掛け最後に右手で突きを放った。

 薙ぎ払いは受けられたが払いのける事に成功し逆袈裟斬りは命中し突きも通った。

 勘が騒いでまだ終わってないと思い右手を引くと同時に左手で切り上げ、右手で再度横薙ぎし上段から2刀合わせて切り落とした。


 赤いスケルトンが全ての剣戟を受け動けなくなったのを確認して、仙気の消費を押さえるため一度纏うのを止め次の戦闘に備えた。

 まだ終わりじゃない後ろもまだいる。殺らねば殺られる。再度剣を構えて集団に突っ込む。


 先ほどの攻撃で限界を迎えていたのか、1本ロングソードが斬ってる半ばで折れた。折れた方を素早く逆サイドのモンスターに投げ、腰に下げていた短剣を抜き攻撃を継続する。


 モンスターの数は減ってきている。ゴールが見えてきた。でも疲れのせいか掠り傷が増えてきた。まだだ、まだ終わっていない!集中しろ!っと気持ちを震い起たせ攻撃の手を緩めない。


 ········そして、最後の一体を倒し終えた。俺は疲れ果ててその場で仰向けで倒れた。


 死ぬかと思った、途中何度も死にそうになった。もうこんな経験はしたくない。······今後するかもしれないけど暫くはやりたくない。


 俺は少ない魔力で水を作り補給し、木の実も口に入れ気持ちを落ち着かせた。



 善行 2/108


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