101.開き直ったようです?
申し訳ありません
仕事の影響で中々執筆出来ませんでした
誤字脱字は許してください
結局ユーリの行動が分からないまま料理は完成し皆で美味しく頂いた。味もレヴィアとユーリのお陰か満足の出来る一品となり大変満足である。今度作る際は味付けや調理法も学べたのでそれを活かしていこう。
食事を終えた俺は風呂支度を整えていく。いやぁ、マジで浄化魔法便利。これを使うだけでキレイになるんだもん。ただ気持ち的にはたまに取り替えたいなとは思ってしまう。変わらないのは知っているんだけどさ、それでも思ってはしまうんだよ。
そんな事はさておき、後はお湯に変えていくだけだ。水に触れ温めるように魔力を使っていく。················この作業慣れると暇何だよな。どうしても水温を上げるには時間が掛かるし、かと言って急激に温めると火傷した挙げ句、水温下げるのも手間だし········まぁ、気長にボケっとしてるのがいいだろう。
暫くボ~っとしていると不意に視界が暗くなり背中越しに柔らかい感触が伝わってきた。
「だーれだ」
「········言ったのはレイナでやってるのはリンだろ」
「あちゃー、バレてたか」
「さっすがー。良くわかってるね!」
そう言うとリンは俺の目を覆っていた手を外しぎゅっと抱き締めてきた。いや、これくらい判るよ。声の位置が違ったしこの柔らかな感触だって········ではなく手の大きさとかも若干違うからな。
「そりゃ判るさ。まだ風呂が沸くまで時間はかかるがどうしたんだ?」
「ん、んーとね········レイナにはさっき話したんだけどルゴウにも話しておこうかなって」
リンの声に緊張と申し訳なさそうな感じに一旦作業を中断してリンへと向き直り膝の上に向かい合う様に座らせる。
「んで、どうしたんだ?」
「ん、んーとね········そのぉ········」
努めて優しく聞いてみるが言いにくそう目を泳がせている。俺はもう少し緊張を解してあげる為にそっと頭を撫でてあげると徐々に安心してきたのか気持ち良さそうに委ねてきた。そんなリンに嫉妬したのかレイナはムッとした表情で横から俺に抱き着き言った。
「代わりに言ってやるよ。何でも俺達が探索に行ってる間、もし帰る事になったらお前との時間を作って欲しいってお願いしたんだと。んで、その交換条件にローナ、マリア、ユーリにお前を一回だけ貸し出す事になったんだ」
「········はい?」
え、俺の意志は反映されないの?ってか何で俺なの?意味が分からん。俺はレイナの言葉を理解出来ないでいるとリンが申し訳なさそうに言った。
「勝手に決めてごめんなさい。でも僕はそれでもルゴウとの時間が欲しかったんだ。········だってレイナと比べたら付き合った時の時間が短いし········まだルゴウについていっぱい知りたかったんだ」
「········そっか。これから行動が別々になるかもしれないしな。不安に想ったんだな」
「うん········今のパーティーはユンも居るからまだ続けたいけどルゴウとは離れたくないし········でも、レイナのパーティーの人って魅力的な女性が多いから僕の事忘れられないかって不安に思ったんだ」
········魅力········的?うーん、確かに美人の集団だって思うのだが、内面を知ると割りかし人間味溢れる個性的な人だと思う。けど流石にリンの事を忘れるほど男ではない。俺は片手でそっとリンを抱き寄せた。
「大丈夫。安心してくれ。········まぁ節操が無いのは否定出来ないんだがそれでもリンを蔑ろにはしない。俺としてはこれからも一緒にいて欲しいが今居るパーティーを無理して抜ける事はしなくていい。応援するつもりだ。········ただ危険な事は避けて欲しい」
「うん、わかった。ありがとう」
「それにローナ達もその気はないだろうしさ。たぶん買い出しの荷物持ちとかちょっとしたお手伝い程度だろうしな」
「「えっ········」」
「え?」
いや、何その反応は。俺変なことは言ってないよな。俺もローナ達も互いに友人ってレベルの仲だろ?それに俺達の関係も知ってるはずだし変な頼み事はしないだろう。なのに何で2人の反応は何を言ってるんだと言わんばかりなんだ。
「えっ········あ、ああ、そうだな。うん」
「そ、そうだね。ごめん僕達が考えすぎだったかもしれないね」
「そうそう、変な頼み事は流石にこないだろう。さて、風呂沸かすからもうちょい待っててくれ」
俺は軽くレイナとリンにキスをし、作業を再開していく。まぁだからといって2人はここから離れはしない。話をしたり、時には軽いスキンシップ(?)を交えていたら昨日より時間が掛かってしまった。
「やっとですかぁ。もう遅いですよ」
「いやぁ、すまない」
「「「················」」」
やれやれと呆れるレヴィアとは対象的にローナ達は顔を赤らめたり不満気な表情を浮かべては黙っている。あー、うん。ごめんなさい。ちゃんとキレイしてるから許して。さてじゃあ俺は捌けようかなと思ったら腕を掴まれた。
「········何処に行くの?」
掴んでいる手の主へと顔を向けるとほんのり顔を上気させたユーリがいた。
「何処って········そりゃーーー」
「········どうせ昨日一緒に入ったんだから今更。········行くよ」
「へっ!?」
ユーリはそう言うとグイグイ引っ張ってくる。俺はユーリの行動に戸惑っているとレイナはユーリとは反対側から俺の肩に腕をまわしてきた。
「そうそう今更だ。仲良く一緒に入ろうぜ」
「ま、まぁ確かにそうだな。私達も気にしないから········い、一緒に········ゆ、湯も冷めてたら温め直すのも面倒だろう」
「さあさあ、あっちで一緒に脱ぎましょうねぇ」
「い、いやいや。せめて脱ぐ場所は別でいいだろ!?」
「今更ですから諦めて下さいね。3人で仲良くしてたのは私達の方に丸聞こえだったんですから」
「「「················」」」
レヴィアさん聞こえてても言わないで欲しかった。マジでゴメンって。昼のアレのお陰で誰も歯止めが効かなかったんだって。
「········取り敢えず観念して行く」
「········ハイ」
なんでだろうなぁ。なんでここには俺と同じく反対する人が居ないんだろうか。やっぱり魔物枠って男として見られて無いって事なんだろうか?いや、でも初日は別々に入っていたから········もう訳がわからないよ。ローナ達にとって友人とは何なのかと疑問に思いつつ俺は連行されていった。
·······················
··································
·······································
「やっぱり近くで見ると中々良い身体してるじゃない」
ーーぺたぺた
「········これが男の········意外とグロい形」
ーーじぃ~
「ちょ、マリア、ユーリ、ち、近いぞ········いや、でも········」
ーーちらっ
「あ、あのー、全員近いから。ってかいい加減俺の手拭い返してくれない?」
「そうだよ!ルゴウに近いから離れて!」
リンが俺とローナ達の間に割り込みこれ以上見させないよう立ち塞がった。········んだけどリンも離れて欲しいな。その柔らかいお尻が丁度当たってるんだよ。それとお前らもいい加減前を隠せ!なんでそこも吹っ切れているんだよ。あー、いかん。煩悩よ鎮まれー、意識するな俺········
「確かにリンの言う通りだ。ほら、さっさと身体洗って風呂に入れ」
さっさと散れと言わんばかりに手を振るレイナ。有り難い········でも腕に抱き着かなくても良いよね。お陰で一気に覚醒してしまったんだけど。ほらリンにも気付かれたし········
「········い、今は駄目だからね」
「流石にわかってるよ········取り敢えず俺達も身体を洗おう。それまでに何とか鎮めておく」
「あら、こっそりシてあげますよ」
「しなくていい。臭いでバレるだろ。つか、他人に見せるもんではないからな」
「今更だし見せつけちゃえば良いじゃない。」
「それでも駄目だからな」
「残念ですね」
本当に残念そうにしているけど諦めてくれ。取り敢えず俺達もさっさと身体を洗おう。リンを壁役として前を隠しつてもらい移動、そしてそそくさと身体を洗い終え湯船に浸かった。そういや身体を洗ってる最中にユーリが俺を二度見してた気がするが········バレたか?いや、バレて無いと思っておこう。気にしたら負けだ。
湯船に浸かっても納まるモノも納まらず········と言うか目のやり場に困る。身体を洗い終えた人から湯船に浸かっていくのだが何であまり隠そうとしないんですかね。いや、ローナは流石に浸かる際に背を向けていたんだけどそれはそれで妙に色っぽいし········非常にそそられ········じゃなくて、本当に昨日の恥じらいは何処にいったんだって思う。まぁ見られて減るもんでは無いんだろうけどさ、少しは俺も男だってことは気にかけて欲しい。
なんとも言い難い感情になっているとスススっとユーリが近づいてきた。
「どうしたんだ?」
「········ローナから聞いたけどアレって本当?」
「あれ········?」
俺はユーリが何を示しているのか分からず聞き返すと表情は変えず頷いて言った。
「········ルゴウの貸し出しの件」
「あー、うん。その話か。俺もさっき知ったばかりなんだが········本当の話だ」
「········そっか」
「ユーリとローナに関しては大丈夫だと思うが出来る範囲で言ってくれ」
「········了解。········“出来る範囲“ね」
········何でだろう。一瞬だがニヤリと笑った気がするんだけど気の所為だよな。一気に不安になってきたんだけどマズったかな。ま、まぁ無茶苦茶な事は言わないだろう。
「ル········ルゴウ。か、確認はしておくんだが········出来る範囲でなら何でもいいんだな?」
俺とユーリの会話を聞いたローナは何故だか緊張している様子で言ってきた。
「何でもって訳ではないが········変な事じゃなければ構わないぞ」
「ふ、ふむ········わかった」
ローナはそう言うと黙ってしまった。何なんだろう。今日帰ってきてからローナ達の様子がおかしいんだが彼女達に何があったんだろうか。妙に距離感が近いような········よそよそしい様な気がする。
「はいはい、通るぞ」
俺がそう疑問に思っているとレイナが少し拗ねた表情を浮べながら俺達に割って入りそのまま俺の足の間に座りこんだ。そしておもむろに俺の腕を掴んで軽く引っ張ってくる。抱き締めろって事ね。俺はレイナの可愛らしい要求にそっと腰回りに手を伸ばし優しく抱き締めると満足そうな顔をしてからのドヤ顔をキメてきた。
「········うざっ」
レイナの今の行動に険しい表情を浮かべ、ユーリが皆の気持ちを代弁するように溢した。
「へっ、言ってろ。元々お前らを気にする様な事でもなかったしな」
「········だからと言って目の前でイチャつくな。········イラッとくる」
「んなこたぁ俺達には関係ないな。要は節度さえ守りゃぁ良いんだろうが。これくらい軽いスキンシップだ。リンも遠慮しなくていいからな」
「え、あ、うん。········じゃあ僕も遠慮なくするよ!」
レイナの完全に開き直った発言にリンも困惑していたが、レイナに乗っかる事にしたようだ。リンも遠慮なく俺の横に近づきぴったりとくっついてきた。リンもレイナも身体が温まってきているせいかほんのり頬が赤く染め、幸せそうな笑みを零している。俺も嬉し恥ずかし幸せな気持ちなのだが········刺激がちょいとキツい。出来るだけ心は穏やかに彼女達の柔らかな肌の感触は意識の外に置いておこう。
「········なんか負けてる気がする」
「そ、そうだな········普通なら悔しいとは思わないんだが········」
「なんかアテられちゃうわよねぇ」
「そう言うんでしたら素敵な男を捕まえればいいじゃないですか」
「とは言ってもだなーーー」
「じゃ、私もあちらに加わりますね。流石に除け者なのは嫌ですので」
「「「········えっ」」」
レヴィアはそうローナ達に言い残しリンとは反対側の俺の隣に座り肩に頭を乗せ寄り掛かってきた。ローナ達は困惑の表情、やはりか········といった様々な表情を浮かべ俺達を見ている。
幸せな雰囲気と困惑と何かを思うような様々な空間を作りつつのんびりと風呂を楽しんでいた(?)時間を過ごしていった。
善行 9/108




