0.プロローグ
生温かい目で観ていて下さい
ここは何処だ?何も無いただ真っ白い空間が広がっている。誰もいない。
何で俺はここにいるんだ?確か····いつも通りに会社に向かってたような気がするんだが····思い出せない。
とりあえず夢かもしれないし起きないといけないな、うん、朝だったら遅刻しかねないし上司から文句は言われたくない。
「目が覚めたみたいだね、キミ」
ん?俺のことを呼んだのか?
「キミだよ、キミ。周りに誰もいないじゃないか」
俺だったみたいねぇ、どちら様でしょうか?出来れば姿を見して下さい、ぶっちゃけここにいると不安になるんだけど。
「姿を見せることは出来ないかなぁ、容姿なんて概念は持ってないし」
どうゆうこと?意味がわからない。
「まぁまぁ、その前にキミに説明しないといけないことがあるんだけどいいかなぁ?」
だが断る!!
「いや、拒否権無いから」
さいですか、説明お願いします。
「簡単に説明するとねぇ、キミ死んじゃったんだよね。人の時間で言う朝に車って言うのに突っ込まれて」
ふぁっ!?嘘でしょ!まだクリアしてないゲームとか買いたいものとか有ったのに、いやまず童貞卒業出来てないのに!?
「嘘ついてもしょうがないじゃん、起きてしまったんだから。ってか未練がしょうもないなぁ」
しょうもないとは何だ!こちとら、趣味を大事に生きてきたんだ、文句は言われたくない!
「はいはい、そうですか。んでこっから本題ね、まず人の世で流行ってるらしい転生をするんだけど····分かる?」
流されたし、まぁいいか。あぁアレね、よくアニメとか漫画になってる異世界ものね。
「そうそう、んでキミにはある世界に行ってもらことになったから宜しく」
宜しくって軽いなぁ、んじゃお決まりのチートスキルとかチートアイテムとか貰えるんか?むしろ欲しい!
「いや、無いよ」
無いのかぁ、残念だわぁ。
「いや、でもキミの今後の事を考えると最適なモノはあるよ」
マジで!?ありがとうございます!マジ神様!
「実際に神様だけどさ、喜んでるところ悪いんだけど次の転生先は人間じゃなくてゴブリンだから」
ゴブリンってあのゴブリン?緑の雑魚キャラ的な卑猥なヤツ?
「そうそう、それ」
フ◯ック!!嘘だと言ってよ、神様ぁ、俺なんかやって来たかなぁ。
「よく言うじゃない、来世は人である可能性はないよって、まだいいじゃない人型だし、他の生き物じゃなくて」
そうかもしれないけど、転生した直後に殺されそうなんだけど
「まぁ、だから可哀想だからチャンスをあげようかなぁってもしかしたら人族になれるかもしれないし」
本当ですか!?ありがとうございます!
「与えるスキルは仙術になるね、これを極めると人族に近い種族に進化出来るように掛け合っておいたから」
····戦術?千術?
「いやいや、仙人の術で仙術。闘気に近いものを身に纏って威力を増幅させたり、分身出来たり、幻覚とか色々出来るやつ。それを極めると晴れて人族に近い種族に仲間入り出来るのさ。」
いまいちピンとは来ないけど、頑張っていきます!
「後は何かある?叶えられるものなら一つ付け足せるけど····条件付きで」
じょ、条件付きなのが怖いけども魔法使えるなら使いたいです!出来れば全属性がいいです!
「強欲だなぁ、まぁ出来なくないけど。魔法は使える世界だから全属性の基礎魔法は出来るようにしてあげるよ、後は自分で極めていってね」
おぉ、大盤振る舞いだ。感謝します、ありがとう神様!
「但し、条件は[108の善行を行わないと例え仙術を極めても人族に近い種族になれない]からね」
······条件が厳しいような気がするんだけども、第一善行の基準ってなに?
「善行は善行、人族や他種族の助けになるような行いをすること、でもペナルティは無しでいいよ」
ゴブリンにとってそれって難しくないかなぁ、まず討伐対象になりやすいし、正直無理くさい。
「まぁ、条件が飲めないのであればそのまま送り出すけどいいかな」
ちょ、ちょっと待って、考えさせて·····ポジティブに考えるんだ人間になるのを諦めたら全属性有りの仙術って言うスキルでスタート出来るんだ良いことじゃないか、んで、余裕をみて条件を達成して行けば人族になれると·····よし、決めた。決めましたその条件で行きます!
「ならここにはもう用が無いね、んじゃ送り出すねぇ新しい生を楽しんできてねー、ゴブリンだけども」
え、ちょ、早くない?心の準備がまだ、ってかだんだん意識が遠退いてく。とりあえず頑張っていき·····ま···す·····か········




