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「あと少し、ほんの少しだったのに……」そんなこと思うのは贅沢ですか

作者:此道一歩
佐久間純也は、とある高校の二年生、中学二年で父親を亡くし、母親と懸命に生きてきたが、二人は、母親が一年前に知り合った小山優斗(ゆうと)というろくでもない男に苦しめられていた。彼はギャンブルに狂い、母親から金をむしり取り、金が無心できなければ母を殴り、止めに入った純也が殴られたことも一度や二度ではなかった。
そんな彼は、幼い頃よりトレーダーであった父よりすべてを教えられ育っていた。 ある日、彼は父親の資料を見て父の思いを知り、祖父母の力を借りて株を始める。父の教を思い出し、順調に利益を上げ始めた彼は、母親の男、小山にも証券口座を作らせ、少しずつではあるが儲けさせてやると、小山の暴力は減ったが、純也は、いつかこの小山に株で大損をさせ、破滅させてやろうと思っていた。
シナリオはできているのだが、キャストが一人足りない。
そんな時、病院でクラスメート中野彩奈に会い、彼は魅かれていくが、彼女は心臓が悪く移植するほかは道がないことを知る。彼女の父親が刑事であることを知った純也は、新興国での移植について調べ、一億円程度で移植ができることを知ると、株で手術代を捻出する代わりに小山を排除して欲しいと話す。最初は取り合ってくれなかった少女の父親、中野も最後には純也の思いに負けて、彼の話に乗ることを決意する。
二週間後に暴落しそうな株を見つけた彼は、小山には可能な限り、現物で買わせ、自分と中野は可能な限り空売りをすることを説明する。
金曜日引け間際にそれぞれが予定通りに売り買いを実行するが、土曜日の夜、彩奈は旅立ってしまった。
金の必要は無くなってしまったが、それでも株は月曜日ストップ安となり怒り狂った小山が純也の家に殴りこんでくる。が、純也と母親は、中野が協力を依頼していた島田と、遅れながらも、義理を果たそうと来た中野に救われる。
かすかな灯り
2021/04/06 17:01
隣席の少女
2021/04/07 07:04
残り少ない命
2021/04/10 03:51
生きていて欲しい
2021/04/11 18:55
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