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ぬぬ

何を呆れた顔をしておる、お約束というものだ

文句を言うな!


あー、ピストルを作ったところだったな。



さて、みな準備が整ったようで

作成したモノや、データを持ってドックエリアに集まった。


「みんな、迅速な作業をありがとう、 無事に装備がそろったようだね」


「治三様のお願いですもの、みな力が入りますわ」


リリーが熱っぽく見つめてくる


「特にありなから頂いた、銃器の威力の上方修正など、治三様が決して油断なさらないと感激のあまり失神してしまいそうでしたわ」


「お、、おう。」


これは、俺が引いてるだけで、他のアンドロイドたちはコモンデータが同じなので微笑んでみているだけだいい加減なれないとかんのだろうが、明石に配属になって約1年、まだ慣れない。


「そうだ、装備の確認だってな、皆の作ってくれた装備を見せてくれ」


「まずは私からですわ」


「リリー、データを頼む」


リリーには船を任せたのだが、もちろん現物を持ってくる訳にはいかないのでデータでの確認になる。


「現在地球では、大航海時代に入っており、ある程度の大きさの船があってもさほどおかしくはありません、しかしながら、大型のジェネレーターが入るような大きさには足りない様子ですので、小型の3級核融合ジェネレーター2基に3級キャパシタを4つ搭載することにしました、このエネルギー出力だと、慣性制御を常用できませんので、乗り心地の確保のためフィンスタビライザーを2対4枚、装備いたしました、また、太平洋の長期波長が120~150m程度なので、船の水線長を165mといたしました全幅は19mとし、マストは5本、40mに設定しました」


「うむ、兵装などはどうなったんだ?」


「はい、主兵装はドレッドノートと言う代表的な戦艦の兵装を参考とし、30.5センチ連装砲を3基搭載しました、時代背景として問題無いように思います、性能は射程約120キロで、GPSを利用した超水平線攻撃を可能としました、120キロ飛翔時に一般的な高張力鋼鈑1100ミリの貫徹能力を持たせました、もちろん榴弾も用意しましたわ」


「なるほど、防御面ははどうなんだ?」


「防御面は、基本的には慣性制御フィールドで防御します、エネルギー量が足りない場合は近距離レーザーを使いますわ、念のため明石標準の抗張力鋼鈑と高硬度鋼鈑の複合材で装甲を作ってみたのですが、90センチクラスの質量弾を使われると苦しいですわ」


「うむ、良く解らんが十分なのか?」


「もちろんですわ、この時代のしばらく後に出てくる最大の艦砲設計図が51センチでしたので、問題ありませんわ」


「それならよかった、次は、恵美とつかさか馬ロボットはどうだ?」


「連れてきたよ!」


恵美がニコニコしながら馬を引いてきた


「すごいでしょ」


つかさがニコニコしながら乗っている

なんか良く解らんが馬ってこんなでかいんだな、体高2mはある、鞍の高さは2.2m位か。


「恵美、説明を頼む、つかさは乗ってみてくれ」


「おっけーい」


「はい、じゃあ説明しますロボットの中身は、太陽光と軌道上の衛星からマイクロ波でエネルギーを受け取って内部のエネルギーパックに貯めるかたちを取ったよ、満タンだと3週間全力行動ができるわ」

「特に強力な兵装などはついてないけど、護身用のレーザービットを8つ搭載して非常時には自動で起動するようにしてあるよ」


「移動速度は、、、充分そうだな」


つかさが辺りを走り回っている、かなりの速度だ、俺が乗るならちょっと抑えてもらわんといかんな


「治三! この子すごいんだよ!かなり昔からいる種みたいでペルシュロンっていうの!」


この巨大馬を乗りこなす民族がいるのか、この時代の地球も侮りがたいものがあるな。


「えーっと、速度は大体200キロくらいまで出るよ、山とかもぐいぐい登れると思う、直径20センチくらいの木なら体当たりでへし折れるから森でも機動性はあるわよ体重は3トン位になっちゃったけど、トラクターフィールドを反転利用して実重500キロくらいに抑えたよ」


「うむ、十分だな、麻里、野戦用の武器はどうなった?」


「ええ、治三様、その前に一つ事後報告になってしまうのですが、 戦闘用ロボット30体を新たに生産し、人間と同等のスキンを装着させました地球に降りる際に護衛と、船員役が必要になりますので勝手ながら資材を使ってしまいました」


「うん、構わんよ、考えてみたら必要なものじゃないか、よくやってくれた」


「はい、ありがたいお言葉です」


いい表情だなー、今晩は楽しみだなぁ。。。


「戦闘用のロボットを連れてきております」


一体の戦闘用ロボが進み出た、身長190センチ弱だろうか

おれ163センチしかないからな、すごい大男に見えるが、見た目の護衛力も重要だな!


「司令、よろしくお願いします」


普通の戦闘用ロボットは発声機能はついていないのだが

用途を考えて追加したのだろう、渋いイイ感じの声だと思う。


「うん、このロボットは大昔の映画に出てくるのに似てるな!」


未来から殺人ロボットが送り込まれてくる奴だ、殺人ロボット役のムキムキの人が

この後大国の大統領になるなんて誰が想像しただろうか。


「ええ、参考にさせてもらいました、戦闘ロボットは10体ごとの3グループ作成し、スキンとサイズをグループごとに変えております、基本性能は変わりません、そして野戦用の武器は基本的に彼らに合わせて作りました、 ますは、3砲身の12.7ミリガトリング砲です2000発のアモパックをつけてました、このガトリング砲は時代を無視して作りました、それと、火縄銃に見える12.7ミリライフルとヒートブレードで

刀と槍を作りました」


「うむ、よくやってくれた」


「、、、皆さんに確認なのですが、時代検証はきちんとしましたか?この時代の船は大きくても500トン以下のはずです、全長で50mもないハズです、馬も最高速度で50キロも出ない筈ですし、治三様、そのピストルは1911年に作られたものがベースなのではないですか?」


「、、今は16世紀ですよ?」


「「「「・・・・・・・」」」」


皆コモンデータはおっちょこちょいなのだ。

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