はじまりはじまり
勢いです、勢いが大事
プロットってなんですか?
知ってます、食べ物ですよね、美味しかったです。
ちょびちょび書いていきます、ごちそうさまでした。
2057年 7月
海洋調査船 よこすか - 潜水調査船 しんかい12000
小笠原海溝 水深8200m
このセンス調査船のオペレーターになってもう4年になる、毎年恒例のドック明け試験もこれが最後のチェックだ、8255mの海溝を確認して帰ってくるだけだ特に難しいミッションではない、ただ浮上するのに3時間近くかかるのが苦痛だ。
「船長、周辺特変なし、スラスタで深度調整続けます。」
船長に現状の報告をすると、いつもの気の抜けた返事が返ってきた
「うむ、順調だなシステムも異常なし」
「、、、、ん? な、、なんだ?」
珍しく緊張した船長の声にディスプレイから外部窓へと目を移す。
「船長、、、、あれ、、あれ。。」
それなりに潜っているこの海域、庭とまでは言わないが、勝手知ったる場所だと思っていた、そんな場所に見たこともない巨大な物体が、、
完全な平面に鋭角の角、明らかに人工物だ、どれだけの間ここにあったのだろうか、海溝の壁に埋まっているところもあるが、露出している部分は汚れや付着物もなく妙にきれいだ。。
俺が思考に浸かっていると、船長がいち早く再起動し母船と連絡を取っていた
「・・・・よこすか! こちらしんかい12000!、、、巨大な構造物を発見した!!」
「こちらよこすか、はっきり聞こえない、もう一度ゆっくり頼む。」
「巨大な人工物を発見した! 沈船ではない!! 、、、なんだ!? 吸い寄せられる!!・・・・・」
報告を受けた「よこすか」の中で困惑が広がるなか、船務長が通信員のヘッドセットを奪い取って交信を試みる。
「しんかい! 聞こえるかしんかい!! ・・・ くそっ! 途切れた! 状況を確認!いそげ!」
くそっ!こんな場所に人工物なんかあるわけないだろ!
いったい何が起こってるんだ!
信号を確認していた通信員がひどく暗い声で告げた。
「艦長、、信号をロストしました。。。。」
「なんてこった。。」
指揮所の空気が重く鉛のようだった。
ザ、、ピッ あーあー、、、よし。
私は、地球連邦 宇宙軍 日本方面隊所属 工作艦『明石』艦長 白井治三 宇宙軍中佐である。
今がどの程度の時代か解りかねるが、ここに辿りつたという事は、れなりの科学技術が整ったものと考える、最初にここに到達するとなると軍人か研究者か、、どちらでもいいか、歳をとると話の内容が面倒になるな!
さて、それでは、本艦の航海記録を話そう。