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プロローグ
花は咲き乱れる
四季折々の色を添えて
時に美しく、時に激しく
そして散り、枯れゆき、また新たな花が咲き乱れる
生まれた場所から動けぬまま…
もし、その運命を変えられたなら
どんな景色が見えるのだろう。
花の都の王女、桜姫。
優しく美しい姫であるが、生まれた時から城を出たことがなく、ただただ言われた場所へ行き、言われたことをこなす日々。
だが退屈だと思ったことは一度もない。
彼女にとってはそれが当たり前だったから。
そんな彼女が目覚めぬ母を救うため、隣国石の都へ向かい、そして王女としての在り方を掴んでいくストーリー。
