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◇神話◇創世の神の名は

◇◇◇


 そこに紅き闇が在る。

 そこに黒き闇が在る。


 漆黒の闇が、紅き闇を生んだ。


 黒き闇は、紅き闇の存在に戸惑いを隠せなかった。


 黒き闇が殆ど全ての混沌と、自らの半分をかけて生んだ耀く紅き闇。


 その存在は。


 黒き闇が生まれる以前から存在していた。



 それは、神話から抹消された神。


 冥王……黄泉神である。




◇◇◇


 リア・リルーラの誕生には諸説ある。

 最古の女神と喚ばれ、総ての世界と命を生んだとされ乍ら、14番目の月で生まれたともされる。


 17番目の月もまた同様の矛盾を抱える。

 原始の初めより存在した唯一の月であるのに、17番目に生まれた月と呼ばれる。

 また創世の三柱にも謎は残る。創世の神々は永遠の存在とされるが、その内主月神は代替わりを重ねる。しかも、四代目の主月神こそが創世の神と喚ばれるのだ。


 創世にはリア・リルーラ、主月神、そして夜闇の神セルストが坐す三柱と喚ばれる。




◇◇◇


 初めに、リア・リルーラが存在した。

 そこに混沌を生み。女神は混沌に白き繊手を閃かせた。


 女神は最初に、二柱の神を生んだ。


 初代主月神と夜闇の主セルスト神である。


 女神の誕生を祝う月、白華が生まれたのはこの時だ。


 夜闇の神は生まれ落ちると共に、女神に慶賀を述べた。


『無事にお生まれになられた事お慶び申し上げます。我が娘にして、我が母なる女神よ。』


 リア・リルーラは頷いた。


『蛇にして林檎。父にして息子。そなたの誕生も、また慶ばしきもの。』


『ならば私は蛇として往きましょう。この混沌を戴けますか?』


 セルスト神は二柱が生まれた後の、混沌の残骸を齧った。


 セルストが混沌を飲み込むと、それまでは優しい穏やかなばかりだった夜が、恐怖と冷たく昏い闇を生んだ。そこから淫らな性や蠢く化性、熱く燃ゆる憎悪と執念が生まれた。


『すべて喰らったのか!まだ沢山の命をその混沌から生めたのに!』


 主月神は闇の身勝手を歎いたが、責めはしなかった。

 それは「決まって」いた事でもあったからだ。


 そして二柱は世界を、神々を、沢山の命を創造し生み揃えた。

 何を創り、何を生めば良いか、二柱は既に承知していた。


 二柱は最初に月神達を生んだ。13の柱を生み、20の大神を生んだ。

 それらは二柱を扶け、世界の創造を手伝った。




 夜闇は永遠だったが主月神は次代を生んだ。

 それもまた「決まって」いた事だった。


 次代はまた次代を生み。

 或る日、4代目主月神と成る、シ・エンが生まれた。


 子供の姿で生まれ、しかも子供の精神を持つ主月神など初めてだった。


 さざめく神々を他所に、混沌に生まれたとされる、二柱、十三の柱、二十の柱、この始めの神々は当たり前の事とした。


 力と知識を持つ始めの神々の静観に、周囲も落ち着きを取り戻す。「そういうもの」なのだと現状は受け入れられた。


 シ・エンは14番目の月に宮を置いた。

 或る日、夜闇の神々が歌い上げる。女神の到来を。


 夜闇の王セルスト神が囁いた。


『女神は傷ついているよ。月水を持って行って差し上げよう。』


 リア・リルーラがどうやったら傷を負うと云うのか。

 疑問にさえ感じない幼い神だった。


 シ・エンは驚き、夜闇の云う通りにした。


 果たして、リア・リルーラが顕れた。

 もちろん、リア・リルーラに外ならない。


 だが、常とは違う姿にシ・エンは目を瞠った。

 違う姿の女神に、本来の名を喚びかける訳にはいかない。シ・エンは解答を求めて夜闇を見上げた。


『ああ。違うお姿だねえ。ならば「お姉ちゃん」と呼んでご覧。「怪我をしているね?このお水を飲んで?楽になるから。」そう云って、月水を差し上げるんだ。』


 シ・エンはそうした。



 月水は少女を壊す。

 セルストは笑い、少女の姿を抱きしめた。

 そして、少女は声に成らぬ悲鳴を上げた。

 肌がひび割れ、裂けたはざまから濾過に濾過を重ねた純粋な月光が閃光となって吹き出した。


 先ずは、その裂けた肌を闇で覆い隠したセルスト神を、刃と化して貫いた。

 閃光は沢山の刃から爆発に代わり、総ての世界と命を巻き込んだ。


 そして。

 リア・リルーラがそこに生まれていた。


 リルーラが混沌を生み、二柱を生み、セルストが慶賀を述べる。


 いま一柱。リルーラの誕生に手を貸した神は姿を顕さない。

 まだ生まれるには早いから仕方が無い事だった。






 一瞬の閃光にシ・エンの眸が眩んだが。

 少女の姿が、セルストの闇の衣に隠れたのは見て取れた。


 そして。

 闇のベールが剥がれ、光り輝く肌が覗く。


 リア・リルーラが本来の姿で微笑んでいた。


 シ・エンは彼女の傍に居たいと感じた。

 リア・リルーラの紫月の眸が瞬き、キラキラと光り輝く夢を零した。


 14番目の月に置かれた、シ・エンの宮殿は、リルーラの屋敷に姿を変えた。


 緑と青と銀の川が、輝く髪から流れる星に成った。


『この女性に相応しい神に成りたい。』


 シ・エンが願うと、幼い神は強く濃密な月光に包まれ、次の瞬間には美しい青年の姿をした立派な神が立っていた。


 シ・エンはその瞬間に主月神と成った。

 そして、4代目主月神は永遠の主月神でもあると、総ての神々が知った。


 シ・エンはリア・リルーラに手を差し延べ、リア・リルーラはその手を取った。


 以来。

 女神の傍らには、常に主月神の姿が寄り添う事となる。



◇◇◇


 真に永久とわの神は創世の三柱。

 リア・リルーラと主月神。そして夜闇の神。


 主月神に力持ち対抗出来るのは、リア・リルーラを除けば、セルストしか存在しない。

 逆もまた然りである。



 セルストは常に『枠』の外に存在する。夜闇を創世の神と知らぬ、若き神々がその不遜に憤慨する。

 だが、リア・リルーラもシ・エンも、創世の仲間を攻撃する筈も無い。


 故に、セルストに対抗する術など、神々の世には無く、まして人間の世では尚更だった。





 それは、眩惑の神。悪しきにして善なる神。


 美しい夜闇の神セルスト。

 混沌より生まれ落ちた誘惑の蛇。


 時には正のそれと、総ての負の感情。そして闇の魔物を操る神。

 禍々しくも正しく、過ちを推奨するも清らかで、正気と狂気、憎しみと愛、夢と現実、穏やかな眠りと安らぎの夜、狂おしく眠れぬ疑惑の闇。

 そんな禍福を行き来して、人々を惑わす幻惑の神々を生んだ混沌であり、彼らを司る王たる神でもあった。



◇◇◇


 神殿がひろめる神話に、冥王は存在しない。


 最初から最後まで。


 存在し続ける神は。

 語られる事なく通り過ぎる。



 それでも冥王は神としての名を持ち。


 人間の世で忘れ去られる事も無い。




 冥王。

 夜闇の最高神。


 至高の神と謳われ、最強の呼び名も高く。



 だが。


 最弱の神とさえ囁く声がある。




 矛盾と混沌に満ちた神。


 唯一。

 リア・リルーラと並ぶ至高の名を冠しながら。


 神話から弾き出された最弱にして、最強の神である。




 美しき紅き闇。

 彼の神を讃える声が止むことは無く。

 けれど決して神殿が認める事も無い。




 紅き闇が神話にて語られる日は。


 黒き闇が没する日である。



☆☆☆


 繰り返す世界。

 幾通りもの道筋。


 どんな道を選択しても、リルーラはシエンの手をとった。


 その度毎に、セルストの闇は深まり、澱み、夜の優しさが衰えた。

 セルストが争乱の神、破壊の神とも喚ばれる様になった所以だろう。


 闇は誘惑する。

 暴力と血を求める。

 捧げられた当人の勝利よりも、捧げられた敵の血と敗北をこそ悦ぶ神々が存在した。


 セルストの心が揺らぐ度、配下の神々の天秤も振れる。

 影響されないのは、夜闇の神界を任された冥王くらいのものだろう。


 セルスト神は孤独の神だ。


 月神の住まう神界も、夜闇の神界も、等しく自らの場所では無かった。


 人も神も。

 セルスト神の心に慰めを与えない。





 だが。

 今回は何かが違っていた。


 燕夜は、今までになくセルストの関心をひいた。

 燕夜の傍らに立つ少女の眸を、初めて覗き見た。



 初めて。

 セルストは囚われた。


 リルーラ以外の存在に。




 人の生は短い。

 生憎、燕夜は神に連なり、延いては少女も神に座を連ねたが、それでも創世の神に並ぶものでは無かった。


 何より、セルストには次の『世界』がある。


☆☆☆


 セルストは繰り返す世界を、後一歩で呪うところだった。

 リルーラの世界を呪いに腐らせる気にもなれず、自らに代わる冥王を生んだ。


 何故か、冥王が『最初』から存在した事にセルストは気付いた。


 代行者を生んで、冥王であると気付いた時の困惑は、セルストの中にひっそりと眠り続ける謎になった。


 自分を滅ぼし、夜闇の最高神になる筈の代行者は、しかし代行者の名を名乗りさえせず、夜闇の神界をセルストに代わり統治する。

 夜闇界を上界とする冥界で、永久トワの神であり続ける。


 永久トワにも代行者が存在し、冥王が最高神になっても支障などある筈も無い。

 そもそもが、トワよりも冥王の存在の方が重い。


 夜闇の神と、ただ単純に喚ばれるならば、セルストの事を指す。しかし、セルストは知っていた。

 その呼び名は冥王にも当て嵌まる。

 冥王の姿を見て、人々は『セルスト』とは呼ばずとも、『夜闇の神』とならば呼ぶ。

 漆黒の闇に紅き闇は並び立つ。


 それは既に冥王が最高神でもあると云う証だった。



 何故。

 冥王は自分を滅ぼさないのだろう。

 セルストは疑問に思う。


 何故『最初』から存在したと気付かなかったのだろう。


 リルーラによってセルストが『誕生』する『直前』の僅かな『空白』。

 そこにはリルーラ以外に『何』も無い筈だった。


 なのに。

 セルストが生まれたその時も、冥王は存在した。

 なのに。

 冥王を生んだのはセルストなのだ。


 時軸の神。

 冥王の存在が『無い』時間は無い。

 冥王の存在が『無い』場所も無い。


 もしかしたら、リルーラよりも神秘に満ちた神。

 それが冥王だった。


 しかし。

 時軸の神が最高神になれない法も無い。

 セルストとリルーラ以外の神々を容易く魅了するチカラも有する。


 冥王は冥王のままで、最高神たりえるだろう。


 セルストが抵抗しないなら、それは簡単に為し得る事だ。


 冥王は興味もないのか、セルストに対して敵対する気配など、欠片も持たなかった。


 しかも、冥王は『記憶』を有する。

 既に冥王は最高神では無いのか?

 それに気付いた時、セルストは思った。

 ならば後は自分が滅する事で事は成る。

 そう考えた。


 だが、やはり冥王は何もしない。


 どんな挑発も冥王には効かない。

 セルストに対して、ぞんざいな口調で接して、時に命令を無視する事すらあるが、それでも敵対はしない。

 飽くまでも、無礼な『部下』の立場を貫く。


 セルストは意味が解らなかった。



 本気のセルストには『決して』勝てないから敵対しない冥王。『簡単』に勝たして貰える勝負なら挑む気にもなれない冥王。

 冥王が挑戦しがいのある『敵』にセルストはなれなかった。


 その事実に、セルストが気付く事は無かった。


 冥王の稚気に満ちた気概は、セルストが理解し得なかった故に、発揮される事も無く眠り続けた。



☆☆☆


 夜闇が住まいする宮は、次元の境目に位置した。

 厳密に云うならば、次元の境目を越えた先である。


 この界に属さぬと云う点なら、ある意味では神々として当たり前とも云えた。



 だが、そこは神々の集う世界では無い。

 人間は更に暮らせない。


 始めの世界を創った後は、夜闇の界で、独り宮に篭ったセルストだった。


 其処は、闇に染まる………美しい夜の世界だった。

 そして………紅き闇。冥王が統べる世界でもある。

 夜闇の神界の狭間に、黒き闇が引き篭っていた。


 珍しく、夜の中を光が射した。


 美しい輝きが女性の姿で歩を進めた。


 夜闇が微笑して、その女性を迎えた。


 夜の自然に宮が浮かび、目の前に現れた神殿に、二柱が足を踏み入れた。



 夜闇神殿は最高神セルストと、至高の女神の顕現を享けて慌ただしく迎えた。


 月光酒が捧げられ、巫女姿の娘が恭しく杯に注ぐ手が震えていた。


「余り、帰らぬ様ですね。」


 人間の世界ならばともかく、夜闇の界で迄この慌て様だ。

 予測のつかない訳もない。


 夜闇の君は肩を竦めた。


 誰も置かない独りの空間を、セルストは好んだ。

 まさかリア・リルーラを世話する者も居ない宮に招く訳もいかず、珍しく訪いを見せた神殿であった。


 小さき夜闇の眷属が、自分たちの最高神に浮き足立ったが。

 セルスト神は煩わし気に手を振り、神々は悄然と下がった。



「多少は用を上げなさい。そなたに仕える為に、彼らは存在するのですよ。」


 リア・リルーラは眉をひそめるが、セルストはやはり肩を竦めただけである。


 月姫は嘆息した。



 セルストは仕方なく口を開いた。


『お説教にいらしたのですか?』


 何処か拗ねた様な口調だった。

 リア・リルーラは眸を瞠った。

 キラキラと紫玉の煌めき零れて霞に溶けた。


『人間贔屓だから。貴女は。』


 云い訳の様に、セルスト神は零す。

 リア・リルーラは微笑した。


 この女神には、夜闇のセルストさえ、愛しい我が子でしかない。


「叱られる様な事をしたの?」

『………。』


 優しく揶揄された気がして、セルストは夜の眸を伏せた。


 解っている癖に、と考えた時、これが媛が感じる気持ちかと想起した。


 人間の気持ちなど、こんな風に考え思い出した事など無かった。


 リアはこの想いを否定するのだろうか?


『別に構いません。』


 さら……とリア・リルーラの。

 美しい仮面が剥がれ、顕れた真実の姿。


 これ以上ない美しい仮面から、更なる美が姿を顕した。


『構わぬ……と?』


 リルーラは頷く。

 銀と碧の河が、夜闇の界に流れ出た。


『燕夜は……媛を失ったら、今度こそ壊れるかも知れませんよ?』


 寧ろ、セルストこそが、その事を惜しみ、残念に思う口調だった。


『そなたの魅力をもってしても。』


 リアは笑い、天上の音に、夜闇の界に星が瞬いて流れた。


『そう簡単に、硝紫の気持ちも傾かないでしょう。』

『良いのですか?本当に?』


 セルストの、母に縋る眸が揺れ。

 リアの母性が頷いた。


『そなたの恋を祝福しましょう。』


 ずっと。

 セルストの心は、リルーラに囚われていた。


 混沌を齧り蛇と成っても。

 齧る事なく夜の慈愛を極めても。


 その時々で、リルーラはセルストの恋人として過ごしさえしたが、総ての時の中で、シ・エンの手を採った。

 シ・エンが生まれ、リルーラに出逢った途端、採択は揺らぐ事なく為された。


『貴女を愛しています。』

『ええ。』


 気持ちはまだ、消えはしない。

 しかし、紫蘭媛の存在を見たなら、その苦しみは和らいだ。


『そなたが、傍から消え失せた時。寂しく思いました。』


『まだ無理です。』


『ええ。』


 だが、紫蘭花の存在は、リルーラの希望でもあった。


 至高の女神は、都合の良い事を考えた。


 燕夜も所詮、永遠ではない。

 ならば燕夜の時が終わる時に、硝紫はコチラに来れば良い。


 至高の女神リア・リルーラと、夜闇の最高神セルストが、そっと眸を見交わした。







◇◇◇


 至高の女神が誕生すれは、夜のセルストは常に傍近くに従った。


 恋をして、睦まじく過ごした。


 シ・エンと出逢うと、リルーラの手はセルストから離れた。



◇◇◇


 夜闇は混沌を従える。

 混沌を喰らったセルストは、リルーラと恋をした。

 しかしシ・エンはリルーラの心を拐う。



◇◇◇


 繰り返す神々の恋は始まりを失った。


 夜闇のセルストは母なる女神リルーラを憎悪した。


 闘いを挑み敗れた。


◇◇◇


 夜闇はやはり恋をした。

 リルーラは微笑んだが、セルストは姿を隠した。




◇◇◇


 恋をする。


 憎む。


 愛して。


 傍にいる。


 遠ざかる。


 戦い。


 傷付け。


 傷付き。


 追い込み。


 あっさりと敗北し。

 愛して。


 迷い。





 繰り返される過去に、セルストと女神は見つめあう。


 繰り返す過去に、夜闇の世界は生まれた。


 並行し平行する世界。しかし巡り廻る世界。


 創世の神は総てを記憶する。

 もう一柱。


 生まれ落ちる、その時まで。


 それは二柱だけの記憶と成る。

 そう。紅き闇を例外として………。


◇◇◇


『見えますか……』

『そなたの未来は見えない』

『媛は?』

『あれも、そなたに関わったから。もう見えない。』


 奇跡の様に出逢った媛だった。


 繰り返した世界で、何度誘惑したか知れない「トウゼ王」。


 だが、その「想い人」を、夜の眸が映したのは、初めての事だったのだ。



 だからこれは、奇跡の恋だった。


 細く拙い糸を手繰り、セルストは媛を捕まえ様としていた。



 紅き闇は未だ至高の女神を追い求めるが、黒き闇は光の檻から解き放たれた。



 その媛は創世の神の仲間に「成る」のかも知れない。

 「成らない」のかも知れない。


 だが。


 媛は四柱目の最高神に「成る」のか。

 五柱目に「成る」のか。




 創世の神は現在。



 三柱なのだろうか。

 四柱なのだろうか。



 三柱なのだとしたら………それは、リア・リルーラと並ぶ二柱は。



 イッタイ。


 ドノカミノナガ


 ソコニ


 アゲラレルノダロウカ。



☆☆☆



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