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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

たった今から、天国から飛び降り、美しい地獄へ向かう――。

作者:
最新エピソード掲載日:2026/02/01
 同調圧力、偏見、歪んだ常識――。この世は生きづらさに満ちている。

 だが、そんなくだらない”あたりまえ”をぶっ飛ばす方法を、一つだけ知っている。


 それは、私たちがほんとうの意味で”生きる”に出逢うことだ。


 9歳の時、私は世界に問いかけた。

 なぜ学校へ通うのか――。
なぜ働くのか――。
なぜ結婚するのか――。

 簡潔な答えだけを言うなら、きっと幸福になるためだ。

 良い学校へ入れば、”就職先”を買える。
安定した収入を得れば、”安心”を買える。
家庭を築けば”喜び”を買える。

 そうふんわりと思っていた――。

 だが現実はどうだ。
 どんな優等生でも、容姿、立ち振る舞い、点数、評価。
他者からの視線に怯えながら生きる人はいる。

 どんなエリート企業に勤めても、通帳の桁数に、際限のない渇望を抱え、
常に上か下かを気にして、狭まった呼吸をして生きる人はいる。

 左手薬指に輝くリングをつける人も、生活を共にする相手に苛立ち、
喧嘩し、自由と余裕が無くなり、破局を繰り返す人もいる。

 いや、そんなのばかりだ。

 この世界は、不安、恐怖、苦痛、窮屈、そして悲劇に満ちている。
じゃあ一体、何が私たちを幸せにしてくれるのだろうか。


 私は一体、なんのために生きているのか――。

 

 それを問うためだ――。


 たとえ辛くても考え続けるのは、この世界と深く関わろうとするのは、

 クソったれた世論、思考、不幸から自由になるためだ。

 間違ってるのはきっと、世界も自分もお互い様だ。

 だったら、たまにはこっちが世界に迷惑をかけたって文句は無いはずだ。


 人生のサイコロは、君が握っている――。

 1か6か。幸か不幸か。生か死か。オール・オア・ナッシングか。

 この人生ってやつは、その出目を最初から知るものなど何人たりとも居るまい。
いや、居てたまるか。そんな人生に味など出やしない。


 賽は投げられた――。ならば刮目せよ――。そしてまた振り出せ――。


 こと人生において、ただ無意味な出来事など存在しない。

 私たちが生きることを諦めない限り。
命の価値――。1話
2026/02/01 20:34
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