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栄一氏(ターボー)とパーマー氏(亀田課長)

栄一氏ターボーとパーマー氏(亀田課長)


亀田課長の好きそうな話、また見つけたわ。

昆布とそろばんの次は、そろばんと噴水かしら?


「水道インフラと金融インフラが交わる本流、それが大通西三丁目にあった。」

「大通西3丁目、噴水あったね。春になったら、花壇もきれいよね。」

「噴水に仕掛けがあるの?」

「種を見せているのよ。それが、仕掛け。」

「もったいぶって…。」

「大通り、防火帯なんだって。」

「昔は今以上に火事が怖かったのよ。」

「地震、雷、火事、おやじ、だからね。」


「日本初の近代水道は横浜。それを構築したパーマー氏が、次に向かったのは?」

「札幌。」

「近代水道と噴水、つまり水場…これ以上の火事対策、ある?ターボ。」

「ターボ…拓銀、拓殖銀行。」

「一万円札の渋沢栄一も、大通りの拓殖銀行設立に尽力していたのよ。」

「パーマー氏と栄一、同じ時期に日本に来ていたのよ。」

「ジンギスカン、大通りで食べてたかな?」


「金融インフラと水道インフラ、大きな源流が大通りビッセの噴水あたりでぶつかり、広がり、日本中へ。」

「きっと、札幌で得たことが横浜にもフィードバックされたんだろうね。」

「亀田課長に話したら、目に浮かぶわね。」

「君たち、知ってるかい?」

「いつもの、あれね。」

「亀田放送で広まるわ、きっと。」


そういえば、火事になったら、すぐバケツリレーできるでしょ?

もしかしたら、栄一とパーマーが防災訓練をしていたのかもね。想像だけど。


ところで、札幌の噴水の仕掛けって、何か具体的なエピソードがあるのかしら?


パーマー氏の顔、見たことないけど、もじゃもじゃ頭を想像すると、だんだん亀田課長に見えてくるのよね。


小芝居してくれないかしら?

持ち上げれば、きっとやるわね。


近代水道による防火、職員の健康管理、大通西3丁目に築かれた日本貨幣の信用…

積み重ねてきたんだよ。君たち、知ってるかい?



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