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【完結】TS転生で悪役令嬢に!?~婚約破棄され辺境に嫁ぎ、ホットケーキで婚約金返済です。~【祝22万PV感謝】  作者: 近衛 愛
第7章 アカネとフルーテスとのお茶会編

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【男の娘092】ベジタル家での一年の成果2

 理由をメリーナに聞いてみたら、辺境への嫁ぎ先を貴族の方に紹介したら、フルーテス家の評判が悪くなるから無理なんだって。もうね、がーんって感じだよ。


 そりゃちょっとは、難しいだろうとは思ってだけど、メリーナが紹介してくれない程のものだとは思ってなかったんだよ。


 メリーナは来れないけど、アボート君はベジタル領に来ることが既に決まっている。パパーヤさんやベリーナさんとしては、一緒に事業をしていく上で、ロイヤルゼリーextraや砂糖の生産を大事にしていきたいから、そちらの仕事をキャロットちゃんとアボート君が将来的に手伝うことになってるんだ。


 アボート君は学校が終わってからこちらに来ることになっているので、まだまだ先のお話だけどね。男はベジタル領にこれるのに女性は来れないって、前から思ってたけど前途多難だよね。


 その前途多難な筈のマッシュ兄さんの結婚相手を探すのを私がしなくても良いというのはどういうことだろうね。みんなが領地経営だけに集中出来る様にしてくれたのかな?


 あっ、案外私がここのベジタル領を継いで、旦那さんを迎えるとかかな?そうなるとマッシュ兄さんは、都会で女性と結婚して、ベジタル領を離れることになるのよね。きっと。


 それはちょっと寂しくなるかな〜。

マッシュ兄さんには、火石に設備に養蜂箱にお世話になりっぱなしなので、是非とも役に立ちたいんだよね。素は良いから、辺境の土地ということを抜けば優良物件であるはずなんだけど。


 契約上する必要はなくなったけど、マッシュ兄さんには幸せになってもらいたいから、陰ながらお相手を探すことにしよう。貴族がもっぱらダメとなると、次は平民と貧民だよね。出稼ぎに来ている男性の方は平民が殆どなので、奥様方にいい人がいないか聞いてもらわないとね。


 契約上は無効になってるから、表だって探すことはせずこっそり裏で探して、見つけて驚かせることにしよう。


「うむ、アカネ。では下がってよいぞ。一年後は契約満了の年だ。達成できる様に期待しておるぞ。無論、我々も惜しみなく協力するので、手伝えることがあれば遠慮なく相談して欲しい。」


「ええ、私も達成出来る様に頑張りますわ。みんな協力お願いしますね。では、失礼します。」


私は軽く一礼して、書斎を出て行った。


「マッシュ、今の所全く候補として上がっておらん様だが、もっと頑張らんか。」


「そうよ。マッシュ。アカネちゃんは……。」


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 ひとまずは及第点といった所よね。この一年、去年と同じように作業していれば、何事もなく達成出来るラインまでは到達したんだよ。


 イレギュラーが起こらなければ、目標を達成することは容易いね。


 もうホットケーキミックス自体は、私がいなくてもお母様とキャロットちゃんの二人がいればなんとかなる。今は、バケツに定量を入れて、一つの大型のタンクに鳥人や獣人達に入れて、均一になる様に混ぜて攪拌してもらっている。


 要となる粉は、キャロットちゃんが一人で作っている。これがなければ、小麦粉と砂糖があってもホットケーキミックスは作れないんだよ。


 とは言っても、キャロットちゃんも学校があるので、不足する分は私とお母様とで手分けして生産している。この作業に関しては今の所うちの人以外がすることは考慮していない…ホットケーキミックスの肝中の肝だからね。


 砂糖は、まだまだ室内での火石を使っての栽培がメインとなっている。室内でやっているため、栽培量に限りがある。外のものは温度管理が厳しく、また、アクセラレイトの魔法がかけにくいのもあり、成長が遅いのが難点なんだよね。


 ティムがいなくなった日以来、手紙とサトウキビは相変わらずに送られてくる。ティムが送ってくるサトウキビは、そのまま加工する流れとなっている。


 うちの砂糖の生産の主な原料は、まるっきりティムの国のサトウキビだ。うちのサトウキビはほんのちょっとだけだよ。ティムが戻ってきた時が砂糖の生産の終わる時だね。


 このままではサトウキビの生産が非常にまずい。火石も無尽蔵に使用出来る訳ではないし、家の中とちょっとした外の面積での栽培だけで、余分に取ってきた火石は全て使ったからね。あれを年中するのは、労働力的にもコスト的にも非常にまずいんだよ。


 そこで考えて今マッシュ兄さんに作ってもらっているのは、サトウキビの取った後の茎や、米や麦の籾殻、雑草、切粉などの本来畑に捨てて、肥料にするものを用いた。床暖房計画である。無論、風があると温度管理が出来なくなるので、四方には、壁を設置して、採光を取り入れるため、屋根の8割は窓ガラスを取り入れてある。


 現代の温室には遠く及ばない。これが私がお父様やフルーテス卿に融資してもらった限界のものである。ガラスガラスガラス。怖い。割れると一遍に破産しちゃう。そうならない様に、窓ガラスは小分けにし、金網の様に木枠を張り巡らせて、窓ガラスを配置してある。


 邪魔な木枠が多い分、採光が少ないのはやむをえまい。


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