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【完結】TS転生で悪役令嬢に!?~婚約破棄され辺境に嫁ぎ、ホットケーキで婚約金返済です。~【祝23万PV感謝】  作者: 近衛 愛
第7章 アカネとフルーテスとのお茶会編

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【男の娘079】アカネとメリーナ5

翌朝


「アカネ様、昨日は誠に失礼な発言をしてしまい、申し訳ありませんでした。」


もう朝食前から、ベリーナ様、パパーヤ様が謝り倒してくる始末である。あれだけ酔っ払いながらも、記憶はあった様ですね。うちのマッシュ兄さんはそんなことがあったのか?と言ってましたので、記憶が飛んでいる様子でした。


 昨日の発言は冗談ではないが、酒の席で話すものでも、酔っ払いながらするものでもなかったと弁明されていた。私の考えもわかったので、婚約の申し込み自体は引っ込めて頂いたが、よかったらいつでもウェルカムです。とにかって笑ってました。メリーナと家族になるのは憧れはするけれど、キウィー様を好きになるかどうかのお話は別なんだよ。


 メリーナから私とティムの件での追及はなかった。というよりも、朝からまともに目を合わせてもらえなかったというのが正しい。私の顔を見る度に、メリーナの顔が紅く染まり、顔を即座に横に背け挨拶する形になってしまった。いやはや、メリーナと仲が良くなるどころか、逆に遠のく結果となってしまったよ。


 でも、そんなバタバタとした朝の喧騒の中、一つ良い報告があったんだよ。


「アカネ様、ご要望の砂糖の取引地が分かりました。」


「ほっ本当ですか?それはどちらになるのでしょうか?」


身を乗り出して、食い気味に質問をする。


「ジーヤ、砂糖についての報告を頼む」


「はい。御領主様。うちと取引のある何人かの商人に声をかけて調査した所、そのうちの一人が砂糖の貿易相手の国を知っておりました。」


うんうん、それでそれで。


「砂糖の輸出国は、海を渡った先にある南国のショトウナーワという国になります。こちらから、船で2週間程の所にある小さな島国です。」


いや、ショトウナーワって、センスのない国名ですね。砂糖と沖縄をかけただけではないですか。でも砂糖の産出国はやはり、南国の温かい地方でしたか。ますますサトウキビである可能性が高いですね。これは期待が持てます。


「ジーヤ様ありがとうございます、そこで原種の苗を手に入れることが出来れば、砂糖を作れますね。原種の苗は手に入れることは出来ませんか?」


「はい、そちらの方も確認しましたが、これまでその様な原種を入手したいという例がなく、無事持ってこれるかどうかが分からないそうです。」


「そうですか~。2~3日ならともかく、2週間となると栄養や水やりなどの世話もありますからね。専門家の人でないと難しいですね。」


「はい、そうおっしゃっておりました。貿易での原種の購入は現状では厳しいと言わざるをえませんな。」


「はぁー、そうですか。となると私自らそのショトウナーワ国に行って、入手してくる必要がある訳ですね。」


「ええ、それなりの植物の移植に必要な知識のある方が、現地に出向き採取して、持ち帰ってくる必要があります。」


「マッシュ兄さん。私これから行ってもいいでしょうか?」


「アカネ、それに関しては父上の許可が必要になるから、まずは一旦家に帰ってからだな。」


そっそんな~~~。せっかく待望の手がかりが見つかったのに。


「アカネさん。な、泣きそうな顔をするな。それに行くとしても。船を使って往復約1ヶ月の長旅だろう。それなりの準備もいるし、他国だからそれなりに警護もいる。このまま行くにしてもキャロットさんを置いていく訳にはいかないだろう。」


そういえばそうだった。マッシュ兄さんとティムと一緒に行くにしても、キャロットちゃんのことをどうするか考えていなかった。一人で馬に乗って帰らせるなんて、そんな危ない事をさせる訳にはいかないよね。


「それにだぞアカネ。今行ったからって、船がその日に出発する訳でもないだろう。船の出航に合わせて港に向かわないと。」


「そっそうでした。キャロットちゃんの件も船の件も失念してました。はぁーあ。」


「まーそう悲観なさるな。アカネ様。朗報が一つあって、砂糖を融通して、こちらに少量ではあるが回してもらえることになった。それをベジタル領に送るから、ホットケーキミックスを作ってくれたまえ。あとは、こちらで市場への準備は整えておこう。」


「ありがとうございます。パパーヤ様。」


「なに構わんことよ。ほっほっほっ。私たちは、将来の家族ですからな。」


「えっ?」


なに?どういうこと?さっき私の婚約の話は終わったんじゃ?えっ、さっきの話って無かったことになったの?


 マッシュ兄さんを見ると、うんうんと頷いている。この不義理ものめ。こっちをみるとにかっと笑っている。


「あー、アカネ様にはまだお話しておりませんでしたな。アカネ様、うちのアボートとベジタル家のキャロットさんが婚約したのですよ。」



「えっええーーーーっ!!!!」


あまりの驚きに大声を上げてしまった。えっ、えっ、どういうこと?なればいいとは考えていたけど、こんなにも早く決まるのは想定外なんだよ。


キャロットちゃんとアボート君が立ち上がる。


「皆さま、私アボートと」

「私キャロットは」


「今日の日をもって婚約します!」


『パチパチ』と拍手が巻き起こる。


 えっ、えっ、えっ、話の展開についていけない。


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