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【完結】TS転生で悪役令嬢に!?~婚約破棄され辺境に嫁ぎ、ホットケーキで婚約金返済です。~【祝22万PV感謝】  作者: 近衛 愛
第6章 アカネと森の狼さんと熊さん クラッシュ編

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【男の娘060】アカネと熊と調理

 それから夕食の時間になる頃まで浸けてみました。


『加速』の魔法の効果は、大体2倍のスピードになるようだった。なんで分かったかというと、熊のお肉の解体が終わったマッシュ兄さんに、家の周りを魔法を使った状態と使わない状態で1周走ってもらったからだ。


 それと効果時間はおそらく5分程となる。自分の腕の脈を測りながら数えてたので、もう、およそとしか言いようがないんだよ。もう、スマホがあったらこんなことをしなくても、ストップウォッチでポチポチだったのに。いかに現代の文明が私達にとって利便性の高いものかがよくわかる。


 ちなみに効果時間は、また、マッシュ兄さんに家の周りをぐるぐる回ってもらった。走るスピードが変わる時間まで計測する感じだね。


 効果時間は、ゲームみたいに緑や赤のオーラがないから、切れたかどうかの確認がしづらいことがよく分かった。戦闘中に自分の速度が急に速くなったり、遅くなったりすると危ないよね。便利な魔法ではあるけれども、ちょっと危険な魔法だった。


 念のため、『遅延』の魔法も『加速』の魔法と同様にマッシュ兄さんに手伝ってもらった。こっちは、速度半減の5分間。味方に『加速』をかけて、敵に『遅延』の魔法をかければ、両者の差は単純に4倍差となり、それが5分間続くわけだ。まー敵からしたら、その5分間が20分近い体感になるんだけど。


 で肝心の『加速』を使っての、漬け込みと熟成の方なんだけど、これは、あのね、ほら私ってティムによって魔法の容量に制限かかっているじゃない。それに、複数あるサンプルに一個ずつ魔法をかけていったらね。


 途中で魔力切れになっちゃったんだ。えへへっ。1周目はなんとかサンプル全部に魔法をかけれたんだけど、2周目半ばで、発動する感覚がなくなったんだよね。気絶はしなかったんだけど、これで打ち止めーってね。


 なので、魔法による熟成は今日のところは失敗に終わっちゃった。おかげで夕食の下準備を小人さんに手伝ってもらおうと思ってたんだけど、召喚出来なくなったから、私が倍速で、お芋やお野菜の皮剥きをすることに。


 マッシュ兄さんは蜂の巣箱を完成させて、これから採れる蜂蜜に期待を寄せてスキップしながら、森の中に入っていった。いや花の蜜があるなら、別に森でなくても畑でも良かったんだけど、森の中に美味しい蜜の花があるんだって。


 キャロットちゃんと小さい頃に甘いもの欲しい時は、花を丸々とって裏から吸って蜜を食べてたんだって。私も小学生の時は、通学路で帰り道に咲いているツバキの花をちょっともらって、吸ってたもんね。やっぱりここでもするんだ。


 でも、私もちょっと試食させてもらいたいから、お土産に少し持ってきてもらうようにお願いしちゃったよ。ティムはね。行きたそうにしてたんだけど、私と契約している手前、無闇に離れられないんだって。料理の下準備しようとしたら、力加減間違えて、まな板切れてたし、ティムのお手伝いは諦めたんだよ。


 で、熊のお肉なんだけど、魔法での効果は分からなかったけど、半日漬け込みしたら、蜂蜜とヨーグルト、あと柑橘系で試したものも、だいたいいい感じに柔らかくなってた。


 何もしない時は、針が刺さらなかったけど、漬け込みしたものは、力を入れたら刺さるようになったからね。ちなみにね、何もしなかったお肉は相変わらず固くて針が刺さらなかったんだよ。


 もうどんだけ固いのよ熊のお肉ーーってね。針が刺さるならきっと食べれると思うので、薄く切って、更に念入りに隠し包丁を入れる。煮込み料理にブロックのお肉入れる時はするけど、豚バラ肉みたいな薄いお肉には普通しないよね。


 で、それをそのままフライパンで火を通して焼いてみた。試食するのは、私と試食の第一人者のお母様、そして、食いしん坊ドラゴンのティム。熊肉はあれだけ筋があって固くて嫌だって言ってたけど、私が作ったものだと少し食べたくなったようだ。


 で焼いた結果は、一人一口しか食べれなかったんだけど。蜂蜜漬けは、私とお母様には合わなかった。あっ、隠し包丁もした結果、難なく噛み切ることは出来たんだ。ただちょっと甘かったから、ご飯のおかずだと思って食べると受け入れられない味だったんだよね。ティムは、美味しそうに食べてた。もっとないのかと周りをキョロキョロと見渡すぐらいに。


 柑橘類は少し酸味と甘みがあったけど、これはまだいける感じだった。サラダと一緒に食べれば、全然いける感じ。ヨーグルトはね。焼いたヨーグルトがフレッシュチーズのような感じになっていいアクセントになった。獣特有の臭みも無くなってるし、いい感じになったと思う。


 これならお父様やマッシュ兄さんも食べれるんじゃないかと思うよ。お母様も親指を立ててこっちをみてくる。ティムは、やっぱり物足りないみたいだね。食べ終わったら、もっとないのか?もっと熊を狩ってこようかと息巻いていたほどだ。


 熊肉は、熟成させないなら、ヨーグルトと柑橘類で食べれることが分かった。大きな収穫だったよ。ただ、問題はあの熊一頭分を漬け込むためのヨーグルトや柑橘類はないってことだね。解決策は見つかったんだけど、また別の問題が発生しちゃった。


 蜂蜜漬けもティムが食べれるけど、あれはそもそも嗜好品しこうひんで、パクパクと食べるようなもんじゃない。マッシュ兄さんが設置してきた養蜂箱だって、すぐに蜂蜜が採れるわけじゃないもん。

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