【男の娘005】ガーネットの旅立ち レディアント家との決別
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ごはんもお腹一杯食べたし、明日の準備もしたしバッチリだね。
◇ ◇ ◇ ◇ 翌日 ◇ ◇ ◇ ◇
『ガチャッ』
扉が開いて、昨日のメイド長が入ってきた。
「おはようございます。ガーネット様」
「おはようございます。」
私は優雅にスカートの裾を摘まんでお辞儀をした。これやってみたかったんだよね。地球だとスカートを履いて、外で挨拶するなんて考えられなかったし。
今日は、移動ということもあって、ドレスはやめて、感じのいいワンピースにしている。ガーネットって服の趣味はよかったみたいで、着てみたかったフリフリのドレスや、あれやこれも一杯あったんだよ~~~。すんごいテンション上がって、結局、夕食終わった後にどの服着ようか悩んで、寝るの遅くなっちゃったよ。てへっ。
「お嬢様準備はお済になられましたでしょうか?ベジタル家の皆様がもうお着きでいらっしゃいます。」
「えぇ、朝食も食べましたし、着替えも準備もバッチリですわ。荷物はあそこに置いてあるものです。後で運んで頂戴ね。」
「かしこまりました。」
と言って、メイドは指さされた方を見て愕然とする。
「お嬢様、あれを全部でございますか?そもそもあんな大きな荷物どうやってお一人で荷造りを」
「ふふっ、乙女の秘密ですわ。あちら全部でお願いしますわ。ベジタル家の方がどうしても難しいとおっしゃったら、荷物の内容を改める必用がありますが、見てみないとわからないでしょ。」
「うふっ」
っと言って、お茶目にウインクする。
一体全体、昨日は何があったのでしょうか?お嬢様の行動がおかしすぎます。一昨日の傍若無人の態度とはうってかわって、従順な様に見えますが。表情から感情が出やすかった当時に比べると、感情があまり表にでないようになっていて、意図が読みづらいです。
でも、今日あと少し、あと少しだけの辛抱よ。私。頑張れ。最後のお給金もらったら、実家に帰って素敵な殿方たちと沢山お見合いして、いい男捕まえて、玉の輿になるんだから。ファイト私。とメイドは気合いを込めていた。
「わかりましたわ。お嬢様すべて、玄関にお運びしておきます。」
「えぇ、いつもあなたには迷惑かけるわね。こんな私に18年間も付き合ってくれてありがとうね。」
と言って、私はメイド長に抱き着いた。メイド長は私よりも背が高く、私の頭が彼女のふくよかな胸にあたる位置だ。いいな~私もこれくらいのサイズあったらな~容姿と合わせてどんな男も一ころなのに。腰回りもほっそ~~~い。これって、今の私と同じくらいじゃないの。と密かに現地の女性の体形調査を行っている。
「おっ、お嬢様何をなさるんですか?今日はやはり昨日と同じでおかしいですよ」
「これであなたともお別れかと思ったら、少し寂しくなっちゃって。」
「お嬢様。出来れば、その態度でこれまで過ごして頂きたかったですわ。」
メイド長が感激したのか泣き崩れてしまった。
う~~ん、前のガーネットのお世話してたら、後始末が大変だったもんね。ごめんね。苦労させて。
よしよしとメイド長の頭を抱えて撫でて上げる。
そうだ、メイド長にプレゼント用意してたんだった。
「メイド長。これまで頑張ってくれたあなたにプレゼントですわ。これを機にあなたとはお友達になりたいの。それとも、レディアント家でなくなった私ではダメかしら。」
プレゼントをもらって再び感動するメイド長。そういえばこの人の名前記憶に入ってないんだよね。
「いえ、そんなことはありませんわ。ガーネットお嬢様。今のお嬢様であれば、私是非ともお友達になりとうございます。」
「では宜しくね。改めて私はガーネットよ。家から出たら、もう様付はいいわよ。ガーネットって呼んで頂戴ね。あなたのお名前はもう一度教えてもらえるかしら。」
と言って、私は右手を差し出した。メイド長はその右手を両手で握った。
「ガーネット様。私は、フルーテス・メリーナですわ。下級貴族の次女です。明日からは実家に戻りますので、もしお近くに寄ることがあれば、お越し下さいませ。」
と、その場で連絡先ももらった。
ふふっ、この世界での女友達初ゲットですわ。
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