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【完結】TS転生で悪役令嬢に!?~婚約破棄され辺境に嫁ぎ、ホットケーキで婚約金返済です。~【祝23万PV感謝】  作者: 近衛 愛
第5章 アカネと美味しい食卓

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【男の娘032】アカネと養蜂

それから数日、私は、お母様の料理のお手伝いと魔法の勉強と植生を調べていた。


 お菓子はね。作りたかったんだけど、お砂糖が中々高価過ぎて、手に入らないため、お父様よりSTOPがかかっていたんだ。あまりにも調味料が高価なものは考えものだよね。それでしばらくはず~~~~っと3時のおやつにホットケーキを焼いてたんだよ。でも、それもほどなくして。STOPがかかったんだ。蜂蜜も採れるは採れるんだけど、量に限りがあるから、こっちもSTOPだって。


 なんで、農業やってて、蜂蜜採れるのに限りがあるんだろう?養蜂をやっていないのかお父様に確認したら、『それは何だ?』って答えられちゃったよ。じゃ~どうやって採っているのか?って聞いたら、『蜂が巣を作っているだろう。それを採ってくるんだよ。』なるほど狩の延長で行ってましたか。それは色々と危険ですな~。アナフィラキシーショックってこの世界にもあるのだろうか?


 この世界の砂糖の作り方がいまいちよくわからない。植生の図鑑をみてもそれらしきものが出てこなかったんだ。元の世界なら、『サトウキビ』があれば、それを使って栽培ができるんだけど。この世界ってあるのかな?やっぱり砂糖を作っている現地に行って、採取してくるのが一番早いんだよね。


 今は、この世界の常識のお勉強中だから、私は基本的に外出禁止令が発令されている。主にお父様とお母様からだ。2年しかないのに、ずっと常識を勉強してたら、ぜ~~~ったいに間に合わないんだよね。結納金の返済に。なんとかして、領地を発展させる必要があるんだけど、元の世界の知識や農業の技術は知っているけど、この世界に当てはめることが中々出来なかったんだ。


 頼りの魔法チートにしても、家以外での発動は禁止されてしまっている。どうしようもない時か、お父様かお母様の監督の元でないと使えないことになっている。レアな属性の魔法も大変だよね。小説なんかの転移ものだと、技術チートや魔法チートでやっほーなんだけど、私もヤッホーできると思って大見え切って、2年とお父様たちと契約したんだけど、早まったかも知れないな。


 ま~契約書を書いて正式に契約してしまっている以上守らないといけないんだよね。なんとか技術と知識をこっちの世界とリンクさせて、なんらかの成果を上げないとね。お菓子の受けはよかったけど、あくまで砂糖と蜂蜜ありきだからな~。


 パンはパンで毎日作って『発酵』魔法でふっくらさせてます。みんなは喜んで食べてくれるので嬉しいんだけど、これでは、領地の発展は厳しいからね。うちでパン屋さんをするならいいんだけど、販売しようにも片道1日ほどかかる距離なんで、ちょっと難しいよ。都市部で開けば絶対繁盛するんだけどね。


 『発酵』魔法は私しか使えないから、やっぱりこれで大きく商売っていうのはないんだよ。日本では、どうやってパンを発酵させていたんだろう。私はイースト菌とベーキングパウダーしか知らないから、ちょっとどうやっていいかわからない。工業製品のない昔から、パンを作っているんだから、必ず自然で発酵させるものがあるはずなんだけどな。


 納豆を発酵させるには、大豆と稲わらが必要なのはわかっているし。豆腐はニガリがいるでしょ。一旦お母様に聞いた方がいいかもしれないわね。


「お母様、お母様、ちょっと聞きたいんですけど、パンの発酵ってどうやってやってました?」


「アカネちゃん。パンの発酵はね。昨日作ったパン生地を少しとって置いて、それをその日に作るパン生地に混ぜて、発酵させて使ってるんだよ。ほら、さっき作ったパン生地も少しだけどとってあるわよ。」

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