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ギルド スノープリンセス2 勇者編  Drインカ②

ヘイアンの世界で暴れる勇者『ミナモト』。名前通り鎧兜の勇者だ。

「関係ないぞ!絶対零度だぞ!」

アリスが瞬殺。

「次は何処だぞ?」

「次は『カマン』の世界だ。勇者チーズが暴れている」

あれから3日。俺たちは再びチームごとの戦いをしていた。

エクセレントと天界に行ったきり戻らないティナが外れ、俺とアリスで蘇った勇者を倒している。

「ティナはまだ連絡もないかだぞ?」

幾ら連絡してもティナは出ない。流石に少し心配になってきた。

「どうせ疲れて寝てるぞ。72時間寝っぱなしだぞ」

いやいや流石にそれは…。


「すみません!3日ほど寝過ごしました!」

そこにティナが来た。謝る前に、俺の心配を返せ。

「予想通りだぞ。ティナならあり得ると思っていたぞ」

俺以上に、心を通わせている1号嫁と2号嫁。

「ティナは閻魔の所へ行くぞ。パルム達が戻ってるぞ。こっちは何とかしておくぞ」

アリスがティナに言いながら、勇者チーズにブリザードをお見舞いした。

「はい。アイリスさんから聞いています。丁度良かったです。コンロンの世界で勇者ジョニーが暴れています。昔、パルムさん達と組んだことのある方なので、パルムさんにお願いできます」

「ならそっちはパルムに任せるぞ」

アリスが言うが、もっと大事なこと忘れてないか?

「大事なのは星猫だぞ。必ずティナ自身が天界に連れて行き、ヴィーナス家で保護するぞ。絶対に誰にも見せるなだぞ」

アリスが念を押しながら、勇者チーズに魔砲2式弾をくらわす。

「はい。責任は重大です。最後の星猫は私がしっかり確保してきます」

ティナは気合を入れ、自身の頬を手で叩く。

「後、トーレフさんからの伝言があります。『パソコンを調べたでござるよ。からくりが分かったでござる』だそうです」

天界に派遣していたトーレフが、パソコンの解析が終わったようだ。

「後は、ノスフェラトゥさんとシータが、マオ銀行でおかしなお金の動きを見つけました」

アリスが勇者チーズに絶対零度をくらわせ勝負をつけた。

「わかったぞ、ケイン戻って報告を受けるぞ」

話ながら楽勝の奥さんが言う。

「では、私は星猫を受け取りに行ってきます」

ティナがゲートで魔界へ行く。俺たちはいったん戻ることにした。



「ケイン殿、天界は相変わらずユルユルでござるよ」

「ウィルスですよ。天界の女神が使うパソコンは、ノーガードでしたよ。ノートン先生やバスターさんも入っていませんでしたよ」

俺たちが戻ると科学班が待機していた。


天界の『アイテム管理課』のパソコンからウィルスが検出された。

トーレフ曰く、このウィルスは『不幸の手紙』と呼ばれるタイプで、発見メールが来ると、笛の名前と世界をデータバンクから適当に選び出し、10通の発見メールを作る。それにウィルスを添えて他のパソコンへ送る。送られた側のパソコンは、ウィルスに感染して同じように動く。

だんだん増えていた理由は、分かった。

俺たちは、ウィルスに作られた『発見情報』に振り回されていたことになる。

リリスたちは、ソロモンの笛を使い、巧妙に偽情報を本当の情報に見せかけていたんだ。


だがなぜ?俺たちを忙しくさせた?何のために?

「単なる嫌がらせにしては、手が込んでいるぞ。目的があるぞ」

ああ、奴らは俺たちが忙しくなることで、何か得なことがあったんだ。

「もう1つ報告があるでござるよ」

トーレフが録音機を取り出す。

「ケイン殿が操られていた時の音を、レナ殿が録音していたでござる」

「それを、ルピとルカに解析してもらっていましたよ」

流石は科学班だ。抜け目がない。

「この音は、魔力だけでは作れないでござるよ」

「科学の痕跡が疑われますよ」

なんだって!?

「正確には錬金術と言うのが適切でござるか?」

じゃ、ソロモンの笛は作られたってことか?

「発見されたわけじゃないぞ。誰かが作ったかだぞ?」

それを売りに出したのが、闇サイトの書き込み?

なら、書き込んだ奴を探せば?


「それなら既に探してみたが、IPアドレスからは追えなかったよ」

「ケインさん達が、ルーズさんの所へ行っている間に調べました」

ノスとシーターも来た。

「それより興味深い金の動きが分かったよ」

ノスが話し出す。


ノスとシータはマオ銀行の口座からの金の動きを調べていた。

目を付けたのは、武器の闇取引をしていた『パラダイス』だった。

パラダイスは観光客を装った武器商人と、武器を欲しがる客に『出会いの場』を提供。紹介料や中間マージンを『ギャンブルの負け』と、偽装して利益にしていたことが分かる。

パラダイスの口座に、多額の金を振り込む輩は多数いたが、その中に『ルーズ卿』の名前があった。

「彼はギャンブルなどしない堅実派だよ。パラダイスへの多額の入金は明らかにおかしい」

同じコレクターとして、ルーズを知るノスだからわかることだ。

「送金は1年ほど前から、継続的に行われています。最新だと5日前にも、多額の送金がありました」

パラダイスはパルム達が潰したが、まだ口座は生きていたわけだ。

「そしてだよケイン君。ここが重要だ。5日前と言えば?だよ」

…それって、おかしいくないか?


「私たちがルーズ卿の元を訪れた後に、送金が行われてるぞ」

笛が偽モノだと知った後だ!


「遣られたぞ‥。ルーズ卿は本物の笛を持っているぞ!」

ああ、リリスに上を行かれた。

「どうするぞ?直ぐ乗り込むかだぞ?」

いや、多分だが・・・リリスたちは、ルーズ卿の記憶の一部を消していたはず。笛が偽物だと分かった時のルーズ卿の態度は演技ではない。記憶が消されていた可能性がある。

「ティナが戻り次第だ。神の加護でルーズ卿の記憶を元に戻して貰おう。そうすれば、リリスたちの居場所が分かる」


「皆さん!この子が星猫のシリウスさんです!」

丁度ティナが来た。

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