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ギルド スノープリンセス2星猫編最終章  時の止まった世界⑥  1部最終話

これで1部が終了です^^読んでくださりありがとうございました。

完結にはせずに、このまま2部まで放置となります。


2部は勇者ケインの物語です。再開時期は未定ですが、なるべく早くと考えています。


「術式を担当する女神200人、全員現地入りです」

ティナさんが、200人の女神団を引き連れ遣って来た。後光が眩しくて校庭が見えないほどだった。

「母のごり押しで私が団長となりました。これで妨害工作は思いのままです」

頼もしいが、これでも信用できないのが女神だって話だよね?

「雪姫殿、ゲート反応早期警戒システムの設置が終わったでござるよ」

「私は魔法妨害無効化システムの広域展開が終わりましたよ」

科学班は信用できる。仕事が理論的で適切な行動をしてくれる。

「では私は、200人の女神に気合を入れてきます」

団長のティナさんが言うが、目的を忘れないでね。


「女神の皆さん!団長のティナです!遠い所からのお越し、お疲れさまでした。予定まで18日ですが、タイムリミットまでは58日あります。まずは疲れを取り、ゆっくり休みましょう!作業開始は6日後からです!」

何処に気合を入れたのか?

「これで1回目の妨害は成功です。あと5回妨害すれば、地球は飲み込まれ、無事宇宙は終わりを迎えます」

ああ、なるほどだ。女神って全然わかってないんだ。

「空間固定処置が済んでいますので、人工物、自然物は共に動かすことはできません。が、言ってくだされば局地解除を行います。私たちはこれから、熱海と言う温泉地で局地解除を行い、温泉を楽しんでくる予定です。雪姫さんもご一緒しますか?」

パス。って言うか、この状況で温泉旅行かよ?

「私たちは残るけど、護衛は付けるね。ブルック、銀姫さん、アローン君、サマンサ、お願いできるかな?」

まぁ確実に時間稼ぎができるのは助かる。

「雪姫殿、お願いがあるでござる。空間が固定されたので、アブソリュートの使用は控えて欲しいでござる。後はハイパーブラックホールに直接の強攻撃は禁止でござる。衝撃で動き出す恐れがあるでござる」

「固定された空間は、柔軟性を失いましたよ。超低温で空間が破壊される恐れがありますよ」

空間の破壊?それは聞くだけでヤバそうだね。でもハイパーブラックホールはヨーロッパにあるんだよね?そこまで届く攻撃は、マリアの光子砲でも無理だ。届くのは私のアブソリュートしかないから大丈夫かな?

「自分の核攻撃もだめでありますか?」

おいおい、なんで自衛隊の装備に核がある?

「女神殿が防壁を張っているでござるから、通常の核ぐらいなら大丈夫でござるが、それでも万が一があるでござるよ」

「核を持っている世界なんて、そうそうありませんよ。核は危険な上、後が大変ですよ」

飛鳥さんは納得した。

「わかりました。私もアブソリュートは封印しておきます」

元々ここでは使えないと思っていたから、戦力ダウンにはならない。

が、ガイがボソッと呟いた。


  『空間を食らう化け物・・・空間を破壊する嫁・・・』



「雪姫、暇なので図書室とやらで本を読みたいのですが、空間が固定されていて、本が取り出せません。女神に限定解除を要請してください」

そこへミサキさんが来るんだが・・・

「女神たち、熱海に行っちゃって居ないね」

誰も残っていないところが凄い。

「俺がやってやる」

ガイが?できるの?

「雪姫、あなたの旦那は有能ですね。お願いしますよ」

旦那じゃねーし。

「ガイ殿、こっちもお願いするであります。コンビニの商品がビクともしないであります」

「ガイさん、ギムのお酒が買いに行けないの。酒屋さんもお願いします」

「ではガイ様、お酒が手に入ったら、日本の酒とやらを堪能いたしますか?」

「おう、任せとけ。すぐやってやるよ。酒は良いな、飲むかギャリソン?」

なんか微妙に馴染んでないか?普通に溶け込んでないか?

って、宴会を始めやがった。


何事も起こることなく8日が過ぎた。

女神たちは『湯あたりしたから湯治で治すので、熱海の旅は7日間延長』だとかぬかして戻らない。

こっちはこっちで宴会が続いていた。ガイとギャリソンは酔いつぶれて寝てる。ギムとマリアは相変わらず仲良さげに飲み続けていた。緊張感は何処にもない。でも私は違う。いつ敵が現れてもいいように、ミサキさんと読書中。私は学校に通っていた時、読みかけだった小説『失われた時を求めて』全7巻の6巻目に突入していた。

「よくそんな字ばかりの本が読めますね」

「うん。面白いよ。これ読みかけだったから、読めてよかったよ」

ミサキさんは生徒たちが持ち込んでいた、漫画やゲームの攻略本を読み漁る。

いつ敵が来ても大丈夫。できれば6巻と7巻を読み終わってから…

その時だった。


『ブーーーブーーーーブーーーー!!ゲート警報!ゲート警報!』

ゲート警報が鳴り響く。


「雪姫!」「うん!」

私とミサキさんは図書室の窓から飛び降りる。

「大隊長殿!あれを!」

空を指さす飛鳥さん。…あれって円盤?UFO?

大きな円盤が現れると、周囲にも小型の円盤が3機現れた。

「雪姫!ありゃなんだ?」

ギムもびっくりだ。

「お盆が空を飛んでいます。私のデーターにはありません」

私だって初めてだ!でも異世界人がいるんだ、宇宙人がいたって今更驚くか!

「ブリザードだぁ!!!」

先制攻撃!敵だとは思うが、間違っていても言い訳はできる。いきなり現れるやつが悪い!

「攻撃開始であります!落としてから考えるであります!」

飛鳥さんもロケットランチャーを出すと打ちまくる。

マリアも光子砲を起動し、ギムは跳びかかるタイミングを計っていた。


「わ・れ・わ・れ・は・う・ちゅ・う・じん・だ」


宇宙後で話しかけてきた!?

「め・が・み・ど・も・こう・ふく・せよ」

私達を女神だと思っているのか?

「マリア!構わない!撃ち落としちゃって!」

「はいマスター!光子砲発射します!」

マリアの光子砲が火を噴くが、はねっ返される。

「マスターあの未確認飛行体には、ベルゼゼブと同じ魔法防壁が展開しています。同一のものです!」

リアちゃんが叫んだ。ってことは、あいつらは魔族?魔界から来たのか?

「ギム!」

「おう!届かねぇ」

じゃ『おう!』じゃないだろ!


円盤は悠々と私の真上に来る。

そして筒状の光が…私に?

「雪姫!危ないです!」

ミサキさんが私を突き飛ばす。そしてミサキさんが筒状の光に包まれた。

「ミサキ殿!!!」

飛鳥さんがミサキさんに飛びつくが、ミサキさんと飛鳥さんは空中へと浮かび上がった。

「きょぇぇぇぇ!!!」

ギムが光速剣で光の筒を攻撃したが、剣は跳ねっ返される。

「ミサキさん!飛鳥さん!!」

光の筒の中で宙高く持ち上げられた2人。

これって『キャトルミューティレーション』だ!!!円盤の中に連れていかれる!


「大隊長殿!救助をお願いするであります!」

「雪姫!助けに来ないと化けて出ますよ!」

「にゃーーーーーー」

飛鳥さんとミサキさん、テトはUFOの中に消えた。

不味い!捕獲するつもりが、捕獲されちゃった!


「女神は頂いて行く」

普通にしゃべれるのかよ!!

UFOから声がすると、ミサキさん達を連れ去った大きな円盤は消え、代わりに葉巻型の巨大な宇宙船が現れる。

巨大な宇宙船からは小型の円盤が多数出現し、空を埋めつくした。

「アブソリュートは使えんでござる。これは不味くないでござるか?」

「不味そうですよ。きっとピンチですよ」

ピンチだよ!あの円盤の数はやばいよ!

「マスター、ブルック様たちを呼び戻した方が・・」

いや、ダメだ。魔法が通用しない以上、ブルックたちが来ても同じだ。

「雪姫・・・にげるか?」

ギムの案!採用だ!

「みんな!逃げるよ!」

円盤からの攻撃が始まった。

光線が私たちを襲う中、私たちは校庭から出ると、街の中を逃げ回る。

幸い空間固定された世界は、破壊されることは無い。

酔いつぶれていたガイとギャリソンは置いてきたが、たぶん死んではいないだろう。

私達はビルの中に逃げ込み、息を潜めた。

「さて、どうするか?だね」

此処で作戦を考え反撃。と考えた私だった。

だが、小型の円盤が大きな葉巻型の母船へ戻りだす。

「不味いでござる!あれを見るでござる」

トーレフさんが指さしたのは葉巻型の母船。先端がパックリ開き、中から巨大なミサイルが姿を現す。

「核反応ですよ。あのミサイルは、核の反応がありますよ」

超でかいミサイル。宇宙戦艦でも破壊できる大きさだ。

「不味いでござる!!あのでかさでハイパーブラックホールが攻撃されたら、終わりでござる!」

「強い衝撃は厳禁ですよ。時間停止魔法が解けちゃいますよ!」

もう、禁止とか言ってられない!アブソリュートだ!!

私は構えた。体からは冷気が噴き出す・・が。

「ダメでござる!アブソリュートを打てば、100%、10秒で終わりでござる」

「核なら2分ぐらいは時間がありますよ。お別れとお祈りができますよ」

どのみちOUTかよ!!

そして母船はミサイルを発射。円盤たちは次々と消えて行く。

「ミサイル到達まで2分です。マスタ―避難を」

リアちゃんが言うが、どこに逃げろって言うんだ?宇宙が終わっちゃうよ。この宇宙が・・ラムタ世界もだ!


不味い、完全にどじった。宇宙の終わりまであと2分だ!

私は飛んでゆくミサイルの光を目で追いながら、絶望の中に居た。



1部 完。








だいぶ苦労しましたが、ラスト3話は、思った通りに書くことができました。

お助けキャラの『『ガイ』は、本当に便利なキャラで、今後の雪姫との関係も視野に入れながらのキャラ作りでしたが、意外とうまくいった?

3部でも大活躍の予定です^^


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