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ギルド スノープリンセス2 星猫編  来る者、去る者①

「滅びなさい!」

ベルゼブブ男爵の言葉で、ハエ人間は一斉に襲いかかってきた。

ロプロスも旋回しながら、こちらに向かってくる。



「臆するな!!!今、ここには神も居ます!女神も居ます!氷の魔女も居ます!」

ミサキさんが叫ぶ。・・でもそこは氷の女神でいいだろ?

「世界を守る神がいる限り、私たちは負けません!ラムタの戦士たちよ!戦いなさい!!!!」

「にゃーーー」

お前は懐から出るな!

「冒険者たちよ!サーヤに続きなさい!個別にハエ人間をせん滅!飛鳥はスノーの指揮を!スノーとルナでベルゼブブ男爵を攻撃!チームちびっこスノープリンセスはロプロスを叩き落とします!」

ミサキさんが指示を出す。

今此処に居る全員が、あっさりとこの指示に従った。


「女神サーヤが、神の加護でお守りします!ハエ人間は攻めは強力ですが、守りは微妙です!強攻撃で迎え撃ってください!」

サーヤ率いるラムタの冒険者たちに、国軍、魔人族が加わり競技場は乱戦の場と化した。


「行くであります!マリア殿は光子砲で威嚇!ギム殿とルナ殿は直接攻撃!テレサ殿は魔改造メガホン使用であります!」

「がおがおがお」

「ダイル様は出番がないので、トーマ様と隠れていると申しております」

飛鳥さん達も戦闘開始だ。


3体のロプロスは咆哮を放つ体制に入る。狙いは私たちだ。っていうか、あれを食らったら大陸が削られる。

「雪姫、私を信用しますか?」

ミサキさんが耳元で言う。

「うん!信用するよ!」

「ノータイムですか?やる気が出ますね。ミサ!サキ!来なさい!アリサも私の前へ!」

絶対防御を持つ4人で防ぐのか?

「咆哮を放った直後は動きが止まるはずです。そこを狙うのです!」

わかった!

「最大魔力で3つとも受け止めます!」

「オリジナルに負けられませんね」

「ええ、私たちで防ぎます」

ミサさん、サキさんが並んで構えた。

「アリサ、頼みましたよ」

「はい!任せてください!」

アリサちゃんとミサキさんも並ぶ。

私はアブソリュートスノーの発動態勢に入った。



「神の加護!この者たちに幸運を!!」

サーヤの加護で、ラムタの戦士たちの幸運度が少し上がった。

事実上のお飾り指揮者。

ラムタの戦士たちは鬼族との戦いで使った作戦、数人でチームを組み、そこに魔人族が2~3人付き防御を担当する即席チーム戦スタイルをとる。

ハエ人間の攻撃を完璧に防ぎ、戦士たちは攻撃に専念。

人類と魔人族の関係が構築されて以来、共に戦う訓練や実践を繰り返していたことで、呼吸はぴったし。

未知の敵と対等以上の戦いを展開する。


飛行能力を有するハエ人間たちだが、飛んでいても魔法の攻撃が来る。

地面に降りれば、数人が取り囲み、コンビネーションで攻められる。

大量にいたハエ人間も次第に数が減ってゆく。



「光子砲!」

「20mm多銃身機関砲であります!」

「魔改造メガメガホン!」

マリアと飛鳥、テレサの同時攻撃が直撃する。

「こそばゆいですね。こんな攻撃、ハエに集られたぐらいの痒みしかありません」

余裕のベルゼブブ男爵。

「なら俺が搔いてやる!ちょぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

同時攻撃の爆炎の中からギムが連撃光速剣。

「痒みには熱つーーーい一撃が利きます!6000度火炎弾!」

ルナも同時攻撃。

「ぐはぁ!」

地面に叩きつけれ、初めてダメージを与えた。

「光子砲!連射!」

「40mm機関砲であります!」

「魔改造メガメガホン!!!!」

すかさず追撃をかます。



「来ますよ!!!絶対防御!!絶対防御!!絶対防御!!」

「絶対防御です!!絶対防御!!絶対防御!!」

「絶対防御!」「絶対防御!」

私に向かい放たれた3体のロプロスの咆哮。4人の絶対防御持ちが懸命な防御をする。


「行くよアブソリュート!この世界を守るんだ!!」

私の体から。冷気が噴き出す。

3体のロプロスを同時に凍らせるには、竹を使うしかない。

体を駆け巡る魔力を凝縮することなく、手のひらに集め・・・


 『アブソリューーート!スノーーーー!!竹だぁぁぁ!!!』

私の氷をも凍らせるアブソリュートが、3体のロプロス目掛け広域に発動する。

真ん中の1体は凍らせた。だが、左右のロプロスは急旋回し回避。

連続攻撃性を持つアブソリュートが、空間を凍らせながら追うが、ロプロスは急上昇しながら、氷の追撃を避ける。

「下手くそですね!せめて2体は凍らせるでしょう!」

「にゃーーーん!!」

並んでいた3体。ど真ん中を狙い過ぎたか?

「やべぇぞ!もう一度くるぜ!」

「ソーマ、!借りるね!頭さえ狙えれば行けると思います!」

ヘレンが前に出る。そして隔離爆裂を仕掛けるが、空を飛ぶロプロスの頭を捉えきれず不発。警戒をした2体は再び上昇し旋回を始め様子を見ていた。


「不味いです。サキ達はもう打てません」

ミサキさんのクローン。悪い言い方では劣化版。オリジナルほどの力はない。2人は全魔力を1撃に集中してしまった。

「私もあと1回しか・・・」

アリサちゃんも魔力不足だ。

「わたしですら、同じ絶対防御が張れるか?」

ミサキさん・・・なんか透けて来ていた。

「幾ら雪姫の打掛から霊力を貰っていても、私は只の幽霊ですからね」

くそぉ!ここでは世界が凍り付く松や特上が使えない、竹の連射も危険だ。


2体のロプロスは、旋回しながら少しずつ距離を取る。

アブソリュートを警戒し、遠距離からの攻撃に切り替えた。

「不味い・・離れたところからだと、アブソリュートを避けられちゃう」

いくらアブソリュートが広範囲攻撃でも、竹では限度があるし、ここでは竹以上は危険なので打てない。離れたところから攻撃されるのは不味い。

ロプロスは上空、小さく見える所まで上がると、咆哮を放つ体制に入った。


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