気持ち
3月までは、1週間に2本更新を目指します!また、1週間以内に次話ができた場合には、随時更新します。
まだまだ新人なので、どうか暖かく見守ってください!
「ただいまぁ~」
誰もいることのない部屋に、暗い声が響きわたる。俺はコンビニで買ってきたカップラーメンを手に取りお湯を入れる。
カップラーメンを食べ終わると、ソファーへと横になる。こんなだらしない生活が続いてもう13年。そろそろ人生に飽きてきた。
俺は高校卒業後、大学進学し、普通のサラリーマンとなり、会社で働いている。しかし、35歳になった今でも、彼女いない歴=年齢となってしまっているのだ。高校時代は人と関わるのが怖くて、接することを避けてきた。よって、一人ぼっちの高校生活。大学でも同じ結末になったのは、言うまでもないだろう。男友達で少し仲良くなったやつらも、みんな結婚してしまってるし、会う機会もほとんどない。
俺はどこで道を踏み間違えんたんだろう。
ちゃんとしていれば、今ごろは幸せになっていたのだろうか…
昔の俺は何をしてたんだよ。
高1の頃の俺よ……
そんなバカバカしいことを考えながら、ダラダラと過ごす。そう。過去は変えられない。そして、ここから先の未来だって、変わることはないだろう。
現在一人暮らしをしているため、特にやることもなく、ケータイをいじりながら、眠たくなるのを待つ。時間が足りない人からしたら、羨ましい限りだろう。
夜の11時頃、本気でやることのなくなった俺は、仕方なく寝ることにした。
あーぁ。なんかキセキとか起きないかなぁ。
とか思いながら。
久しぶりの休日ということで、特にやることもないが、ゲームセンターあたりをぶらついてみる事にした。
まぁ、35歳でゲーセンってのもおかしいんだけどさ。
とはいえ、今どきのゲーセンは、若者だらけ。正直、ここには居づらい。結局1時間もしないうちにゲーセンを出た。
最近は街の周辺どこにいても、カップルや若者だらけ。見てて辛くなる…
あぁ神様、なんで俺だけこんな目に会うんですか……?
口には出さないものの、すごい暗い雰囲気で市街地を歩いていた。
結局何もせずに自宅へと帰ってきた。これじゃガチで自宅警備員寸前じゃねぇか…!…仕事を除けば。
落ち込んでいた俺のところに、1件のメールが届いた。
ん……なんかの広告か?
俺はメールを開く。その途端、目を疑った。
「村田 想士様。あなたは、人生をやり直したいと思ったことはありませんか?」
…………何だこのメール。広告詐欺かなにかか?
どう見ても怪しすぎる俺は、メールは開いたものの、すぐに閉じ、そのまま放置することにした。
過去なんてもういらない。俺は今を生きてるんだ!!
……1人で……
悲しい気持ちはもちろんあるが、どうにもならないから気にしない。
(なんか今日は疲れたな……)
そのままソファーで寝てしまった。
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