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混沌な恋愛4

「てか、今俺と宇宙で勝負してたんだけど...」

「え!?そうなんですか!なんかすいません」

「まぁ仕方ないから引き分けってことでいいよな?真斗」

「は?俺の勝ちだろどうみても!雛が止めなきゃ絶対入ってたし!」

「へぇープロからスカウトが来てる有名選手がシュートが入る前から入ったと言いきるんだぁー」

「あれは入っただろ!」

「わからないぞ。もしかしたら奇跡的に強風が吹いてボールが逸れたかもしれないぞ?」

「そんなわけあるか!!」

「へぇーじゃあ入ったっていうことでいいですよー。うちのエースはこんな勝敗が不確定な状況でも勝ちって言うんですねぇー」

イラッ!

「は!?そこまで言うなら引き分けでいいぜ!どうせまだ俺の方が勝ってるしね!」

頭にきたので宇宙の条件を飲む。

「先輩ってチョロいですね...」

「俺はチョロくねぇし!優しいんだし!てか、元はといえばお前が俺のシュート止めなきゃいい話だったんだよ!」

「えぇ僕のせいですか?今優しいとか言ったばっかなのに?」

「いや!お前のせいじゃないな俺が止められるようなシュートを撃つのが悪い!」

「やっぱチョロいですね」

雛が小声でそう言ったが反応するとまた面倒な事になるからやめておこう。

「お!皆来たぜ!」

校門の方を見るとサッカー部の生徒達がぞくぞくと登校してきた。

「よし!集合!」

「はい!」

宇宙の掛け声のあとに部員達も返事をする。

「それじゃあ朝練始めるぞ!」




「じゃあ朝練終了各自着替えてクラスに向かえくれぐれもHRに遅れないように!」

「はい!」

返事をすると俺は急いで部室に戻り着替えをすませた。

「じゃあお先に」

「早いな真斗今日なんかあるのか?」

「俺今週週番なんだよ」

「それがどうし...あぁなるほどもう1人はあいつか...」

「そうなんだよ」

「まぁなんだ...頑張れよ」

「ありがとう」

そう言って俺は教室に向かった。教室に向かうまでに沢山の女子達に話しかけられたが「今は時間が無いから今度ね」と言って流していた。

「おはよう!」

教室に入って挨拶をしたが教室にはまだ誰もいなかった。

「よし!まだあいつは来てないな。今の内に週番の仕事を終わらせてこう」

週番の仕事を終わらせて俺は席につく。数分すると激しい足音が聞こえてきた。

「これは来たかな...?」

「おはようごじゃいます!」

「.......」

噛んだ!しかも、髪も乱れて呼吸も荒い。そして、噛んだ本人の顔は真っ赤だ。

「お、おはよう凛緒」

山崎凛緒俺と同じクラスの女の子。身長は160cm茶髪のポニーテールが特徴。また、とてもあわてんぼうでドジだ。いわゆるドジっ娘というやつだ。容姿が整っているためクラスの男子たちからは

「ドジっ娘美少女最高!」

「尊い!尊すぎる!」

「ヤバい!彼女がコケて手をつく床になりたい!」

と言った具合に人気だ。


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