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混沌な恋愛2

そう言って俺は台所に移動して朝ごはんを食べる。

「ごちそうさまでした。じゃあ俺は学校行くから」

「ちょっと待ってよ一緒に行こうよ」

「ごめんな真昼。俺は朝練あるから少しはやく行かないと行けないんだよ」

「えぇー」

あからさまに落ち込む真昼。可愛い!

「ほんとにごめんな。じゃまた学校でな」

そう言って家を出る。

「行ってきます」

隣の家からそんな声が聞こえてくる。

「おはよう凪咲(なぎさ)

「おはよう真斗!」

渡辺凪咲。黒髪ショート。俺の幼馴染みにしてバレー部のエース。また、美少女で真昼ほどではないがモテるらしいがこれがまた「他に好きな人がいる」という理由で断り続けているという。

「真斗はサッカー部の朝練?」

「あぁそういうお前は?バレー部は確か朝練なかったよな?」

「あぁ試合が近いから自主的に朝練しようと思って先生にも許可は貰ってるし」

「そうか、試合あと2週間ないんだっけ?」

バレー部は再来週から地区大会らしい。うちの学校の部活は基本的に全部活がそれなりの強豪で有名だ。

「うん!今回こそは地区で優勝して県大会に行くんだ!」

バレー部は前回ライバル校に決勝で惜しくも負けて準優勝で県大会に出場したらしい。県大会には行けたものの準優勝だったことに納得がいってないらしく今回こそはと気合が入っているらしい。

「頑張れよ!当日は見に行けないけど応援してるぞ!」

「うん!ありがとう。真斗もサッカー部試合近いんでしょ?期待してるよ!サッカー部のエース!」

「エースってそんなことないって」

「プロチームからスカウト来てる人が言っても説得力ないよー」

俺は中学の時から注目されていて高校に入ってからはプロからのスカウトが絶えない。

「まぁでも、俺はサッカー続ける気ないんだけどなぁ」

「え!?そうなの?」

「あぁ俺は他にやりたいことあるし」

「やりたいこと?なにそれ?」

「それは秘密だ」

「えぇー教えてくれてもいいじゃん!」

「嫌だねーそんなことよりもうすぐ学校着くぞ」

「話逸らしたね!もう!いいけど今度聞かせてね!」

「はいはい」

そう言って凪咲は体育館に駆け出して行った。俺はグラウンドに向かう。



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