混沌な恋愛
「好きです!私と付き合って!」
「ずっと前から好きでした。僕と付き合ってください!」
「ずっとあなたの横にいたい...私と付き合ってくれませんか?」
「す、好きでしゅ!あ、噛んじゃった。と、とにかく好きです!私と付き合ってください!」
「好きじゃ!妾と付き合え!これは命令じゃ!」
「お兄ちゃ〜ん!私をお嫁さんにして!」
俺竜崎真斗は今6人の女の子から同時に告白されてます。うん...今の状況を一言で表すと混沌です...
「起きて!お兄ちゃん!」
俺の1日は毎日決まって始まる。まず、義妹の竜崎真昼が俺を起こしに来る。竜崎真昼身長153cm金髪ロングの俺と同じ高校に通う1年生。お人形さんみたいな白い肌をしている誰がどう見ても美少女だ!学校でもかなり人気らしく高校に入学してまだ一週間もたっていないのにもう軽く80回くらいは告白されているらしい。しかし、その全部を他に「好きな人がいるので」という理由で振っているらしい。
「ん?あと5分...」
「5分?5分だけだよ!仕方ないなぁーお兄ちゃんは。仕方ないから真昼も一緒に寝てあげる!」
真昼は俺の父とは血が繋がっていない。4年前父が再婚した相手の連れ子だ。何故か父に懐くより先に俺に懐いてしまった。まぁ、可愛いからいいんだけど。
「真昼は可愛いなぁー」
「ほんと?真昼可愛い?」
「うん!可愛い可愛い」
「世界一?」
「いいや!宇宙一さ!」
「やったー!」
「こら!毎日そんな馬鹿なことやってないで降りてきなさいご飯はもう出来てるわよ!」
真昼と戯れていると義母の京子さんが上がってきた。
「えぇー真昼もうちょっとこうしてたーい!」
「そんなこと言ってないで早く準備しないと学校遅刻するわよ!」
「えぇぇぇわかったよー」
「ほら、真斗も早く準備して」
「わかったよ。京子さん」