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黒猫のお話  作者: りょお@夜の全裸中年男性


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8/12

黒猫の物語・そのはち

この家に来てもう随分経ったのねぇ。

あたしと同じ真っ黒な奴も、随分と大きくなっちゃって。

首輪が赤いから、どっかのアニメに出てくる黒猫によく似てきたわ。


あらあら、何ででしょうねぇ。

こんなしんみりした事考えるようになったのって。


ああ、どっかで誰かが呼んでる。

人間のかーちゃんも呼んでるけど、ちょっと違うわね。

誰でしょうねぇ?


はあ、疲れちゃったわ。

かーちゃん、ちょっと股ぐらで寝かせてちょうだいな。

よいしょっと・・・。

ああ、こうやって股ぐらで丸くなって、撫でられてると気持ちいいわぁ。

ゆっくりゆっくりと私の身体を撫でてくれる。


さっきから私を呼んでるのは、かーちゃんじゃなくって神様みたいね。私もそろそろとは思ってたわ。

最後にかーちゃんに挨拶してから、旅立つとしましょうかね?


さよなら、かーちゃん。


「ニャぁ・・・」


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