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ワープ!×ワープ!  作者: 七賀ごふん


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5/7

#5



挑戦的に言い放つと、彼は目を丸くした後に笑った。


「あはは! そんな時がきたら楽しみだな?」


じゃれるように、互いの胸や首元に愛撫する。全然嫌じゃないし、怖くない。

ただただ温かくて、楽しい、と思えた。

彼の手が腰に回る。


「アケミ様。もっと……」


不安や羞恥が高まる。けどそれ以上に、この熱を発散したかった。

自ら腰を擦り寄せて強請ると、優しくキスをされた。

「したいけど、そろそろ朝の見回りが来るから無理かな。ごめんね」

もうそんな時間か。随分熟睡してしまったようだ。ていうか、


「朝!?」

「朝だね。暗いけど」


確かに、時計は朝の時刻をさしている。

やばい。人間捜しはおろか、朝食の準備もしてない。

「い、急いで戻ります!」

ベッドから這い出て、大慌てでシャツを着る。アケミは上半身が裸のまま、大きく腕を伸ばした。


「まだ寝てたらいいのに。暑いから二人とも裸で寝てました、って言えばいいよ」

「駄目に決まってるでしょう! 俺が処刑されます!」


能天気な彼につっこみ、「朝食を持ってきます」と言い残して部屋を出た。

かつてない事件に心臓がバクバクしてるけど、これはただ浮かれてるだけかもしれない。


あんな姿を見せたのも、甘えたのも初めてだ。


「うわ……」


恥ずかしい。その日は鏡が見れない上、ため息が止まらなかった。


とりあえず昨夜のことは忘れて、今は仕事に集中しよう。



でもアケミ様って、本当に不思議な人だ。

あんな風に誰かに触れたいと思ったのも、触れられたいと思ったのも生まれて初めて。


あの一夜から芽生えた、甘酸っぱい想い。


続きができるのなら、またあの宴の後だろう。





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