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海を閉じ込めて

作者: 白之 絲

広い海をちいさなガラス玉に閉じ込めて

ただ眺めてみたいと思う


まるい透明の球体の中で

波を揺らし

静かに流れ

ただそこにあるだけの海


夕焼けにかざせば暮れの海

夜空にかざせば闇の海

そんな海を持ち歩いて


もしかしたら神さまも

こんな気持ちなのかもしれない


宇宙にぽっかり浮かぶ玉

海を抱きしめた星


そんな球体を眺めては

広い広い空間にいる神さまが

微笑んでいるのかもしれない


もしそうなのだとしたら

ぜひ一度話してみたい


その目には どんな色が見えているのか


海は ずっと昔から青かったか


そんな他愛のない話を


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― 新着の感想 ―
広い海を、小さなガラス玉に閉じ込めて。タイトルにもつながる冒頭から、惹きこまれました。 神さまのように、海を持ち歩いて。海を抱きしめた星、素敵な表現ですね。その瞳に映る色を想い浮かべるとき、神さまが…
おお、これぞ神の視点。 あと海は、海底までの深さで色と変えますね。
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