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温泉たまごと和菓子を食べながら文化祭を巡るというクエストをこなしていたら帽子をかぶった金魚にパスワードを解除してくれと雪山にある別荘に誘われたので三日月の出る夜に暖炉に当たりつつコスモスを愛でた5年半

ここは、朝の夕陽家。

「夕子、行ってくるね」

「至もお仕事頑張ってよ」

と母が父を見送っている。父を送り出した後「あんたもさっさと行きなさい」と母にせっつかれる。


そんな訳で、商業ギルドの依頼掲示板の前にやってきた。何かないかと探していると一枚の紙に目が留まる。

「なにこれ?」


依頼:温泉たまごと和菓子を食べながら文化祭を巡る

報酬:コスモスの花


まずは近くの学園で開催中の文化祭に行ってみると、温泉たまごと団子を売る屋台があるではないか。

近づいてみると母方の従妹の陽子が居た。

「あっ、兄ちゃん来てくれた!これ旨いよ~」と勧めてくる。

「結構旨いなこれ」

「でしょ~」

なんて駄弁ってたら「朝陽さんちょっと来て~」と声がした。

陽子は「あっ、呼ばれたみたい」と言って行ってしまった。

団子を食べながら歩いていると金魚の被り物を被りその上から帽子をさらに被った男子生徒が「おはぎは如何ですか~」と呼び込んでいたので行ってみる。

「おぉ~早速温泉たまごとお団子ゲットしてますね。ちょいと一つ相談なんですがね。家にある金庫のパスワードがど~してもわかんなくてね。解除して欲しいんですよ。家、来ません?」

なんて言われたので「なんでまた俺に?」と返すと、「いやね。家に伝わるパスワード解除人の条件が揃ってたから思わず声かけちゃいましたよ」と言われた。

そんな訳で彼の家に行くのだが、そこは雪山にある別荘だった。

「これが例の金庫なんですがね」

そこにあったのはパスワードを最大百文字まで設定できる金庫だった。

とりあえず思い付きで入れてみようと思い、我が家伝統のパスワード「haragahettaYO!029tabetai」を入れてみたら一発で開いてしまった。

「おぉさすが言い伝え通り一発で開けてくれた」と喜んでくれた。

金庫の中は一輪のコスモスの花だった。

「この家はね。年中、三日月が見えるんですよ。ほらあそこに三日月形の窓があるでしょ」と彼は言う。そして長い間、コスモスの花を愛でながら暖炉に当たりつつ語り合った。


三百年後

雪山の麓にある高原には街が出来、賑わっていた。秋にはコスモスが一面に咲き誇る。あとは帽子の生産も盛んで御洒落な人が集まって来る。

言い伝えではこの地に帽子の生産を伝えたのは夕陽至さんで、コスモスを持ち込んだのは朝陽夕子さんとの事。そして彼らの息子が街を開拓したのだがその前の5年半ほど空白の期間が有り大きな謎とされている。

まぁ、タイトルありきです。はい。

まぁ、ただの駄文です。はい。

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